
夫が雨で休みになったので家族で、銀座へ。
5年ぶりに友人の個展に、どしゃぶりの中でかけた。
彼ははじめて会った15年前から磁器専門でやっていた。
わたしが泥遊びのように手であれこれこねくりまわしていたのとは
対照的に、彼の周りの空気は静謐で、手術室のようだった。
何かの骨のような、風化寸前の化石のような作品にわたしはしびれた。
孤独感、繊細さ、なにか病的なものへのあこがれがそこから強く放たれていた。
久しぶりに見る彼の作品は、以前の雰囲気はうしなわず、
そこに血がかよった温かさがあった。
酒屋のギャラリーだから器しか置いてないせいもあるだろうが、
安心して地に置かれている存在感があった。
家族での遠方からの訪問に
彼はびっくりし、大きな声で笑い、子どもたちに話しかけ、
お酒とケーキをおみやげにもたせてくれた。
わたしたちは華やかな傘の波のすきまからいつまでも手を振った。
そして今うちのちゃぶ台にある彼の器。
子どもの色鉛筆や飴玉と一緒に置かれて、まだ居心地が悪そうである。
5年ぶりに友人の個展に、どしゃぶりの中でかけた。
彼ははじめて会った15年前から磁器専門でやっていた。
わたしが泥遊びのように手であれこれこねくりまわしていたのとは
対照的に、彼の周りの空気は静謐で、手術室のようだった。
何かの骨のような、風化寸前の化石のような作品にわたしはしびれた。
孤独感、繊細さ、なにか病的なものへのあこがれがそこから強く放たれていた。
久しぶりに見る彼の作品は、以前の雰囲気はうしなわず、
そこに血がかよった温かさがあった。
酒屋のギャラリーだから器しか置いてないせいもあるだろうが、
安心して地に置かれている存在感があった。
家族での遠方からの訪問に
彼はびっくりし、大きな声で笑い、子どもたちに話しかけ、
お酒とケーキをおみやげにもたせてくれた。
わたしたちは華やかな傘の波のすきまからいつまでも手を振った。
そして今うちのちゃぶ台にある彼の器。
子どもの色鉛筆や飴玉と一緒に置かれて、まだ居心地が悪そうである。
大変だとも言っていた。
小田原にいきたいよと言ってたから、
そのときは一緒に飲みましょう!
みたかったなあ。
今も続けていることに、
電脳世界では手を振れないので、心を振ります。
銀座5丁目の西5番街にある「福光屋」です。
金沢のお酒屋さんです。赤いこづちが目印。
残念ながら友人の個展は今日でおわりだけど、
近くにいったらのぞいてみて。
ちなみに昨日頂いたお酒は
山廃純米吟醸「加賀鳶」冷やおろし・原酒でした。
なんだかスゴイでしょ。
↓知り合いのサイト。
http://geiriki.com/
ここから検索できる?