うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

おほりばたまつり

2006-10-28 | Weblog
子どもがお世話になっている幼稚園のおまつりでした。
わたしは400えんで似顔絵を描く係になって今年で4年目です。

バザーやゲームのにぎやかさからちょっと離れて、
子どもたちが
「かいてください」とちょこんと椅子に座ります。

いつも駆け回っていたり、ヘンな顔をしてふざけたりしている子が
このときは神妙な面持ちでじっとわたしの目をみつめます。

「笑って!」とリクエストすると
一瞬、照れ笑いをうかべて、でもまたマジメな顔!

子どもの目は、目じりの切りこみがふかくて、
上のまつげの影にやわらかくふちどられていて、
描くときいちばん緊張し、またいちばんうれしくなるところです。


「はい、かきおわりました。」
子どももわたしもほうっと息をつき、ほほえむのでした!

草とり

2006-10-26 | Weblog
茶畑の草取りをしました。
お茶の木と木の間にもぐりこむようにして
はいつくばるようにして進んでいきます。

軍手が湿っていく。
髪に蜘蛛の巣やら虫の残骸やら枯れ葉やらが絡む。
地面から引きずりだされたつるのねっこから土のにおいがする。

こういうのが好きなんだなあとおもう。
でもたまにだから好きなのかなあとか
仕事にしたらいやになっちゃうかなあとか
一人でやったらさみしいかなあとかおもう。

不燃物の日

2006-10-23 | Weblog
うちの地域は月末の月曜日です。
朝早くから自転車や軽トラにのったおじさんたちが
まだつかえるモノ集めに走り回ります。

フライパン、なべ、トースター・・・。
さすが、手際がいいです。

わたしも小さな木箱をみつけて、思いきってもらってきました。

元中帰連の久保寺さん(86)

2006-10-16 | Weblog
7月、

秦野のお宅にはじめて伺ったときに、
ぼた餅を奥さんがつくって待っていてくださったのでした。

「私の体験でよければぜひ聴いてください」と約束してくださいました。


そして昨日、お寺で元中帰連会員として、はじめてお話しをしてくださったのです。

大戦中、中国で、子どもを撃ったこと。
民家に押し入り「麺を作ってくれれば小麦は奪わない」と言うと、その家の女の人が
あわてて麺を打ち、それを日本兵たちが食べたこと。
その場に中隊長がやってきて叱咤され、やはり小麦を収奪してでていったこと。

「戦争で私たちは中国の人に非道の限りを尽くしたのです。たくさんの人を殺し、
小麦も、綿も、にわとりも、豚も、残らずうばっていきました。」


絶対二度と戦争への道はすすませない、と細い背筋を伸ばし、穏やかな目で
訴えます。
帰り際、娘さんというひとに声をかけられました。

「今まで父からこんな話は聞いたことがありませんでした。
泣きながら聞きました。父と会ってくださってありがとう。
これからも父をよろしくお願いします。」と頭をさげられました。

つい私ももらい泣き。


ボランティア清掃

2006-10-11 | Weblog
親も参加して、小学校の周辺をキレイにするのだそうです。


8時45分校庭集合!親の参加者10人くらい?
娘の学年(2年生)は、中庭の草むしりでした。

手に軍手をはめて、ビニール袋に草をいれていくのです。1時間半。
男の子は
「みてみて~、俺もう7杯も草むしった」
「俺石入れたからビニールやぶれた」
ぜんぜんひとところに留まっていられないみたいです。
ほうきを振り回して先生に叱られたり、ミミズをちぎってみたり。

女の子は
「ねえねえ、あっち一緒にやろう」とわたしを誘ってくれます。
娘は一心不乱に枯れ葉を集めていて、わたしが移動しても気づきません。
頭をつきあわせてちまちま、ぷちぷちむしっていきます。
「このクラスで先生が一番元気だよね」
「ほんとほんと」
けだるくていいぞいいぞ。

「ほらー!みんながんばれ!えいえいおー!」
新任の担任(女)の先生の声。

「体育会系だね」
「一番元気でしょ」


男の子がへびを見つけたと騒いでいます。
先生は
「はい触らない。ほっといて仕事してください」
気にならないわけがない。私だって見たいです。

古い倉庫の隙間から出てきたはいいけれど、
大勢の子どもたちにかこまれて必死で逃げ道をさがしています。

「俺飼いてえ。手でとれるもん」
「泣いてるみたい、かわいそうだからだめ」

すったもんだのすえ、わたしと男の子で頭と尾をつかんで
建物のさびた破れ目が穴のようになっているところに
逃してやりました。


「こらー、遊んでるひと誰だあ!」

あ、どなられた。