お好み夜話-Ver2

あと3年お待ちください

自家製の梅酒が、残り少ない。


3年前に南高梅を仕入れて、黒糖と黒糖焼酎に漬け込んだ。

それまではかあちゃんの実家の無農薬・ほったらかしの梅だったが、毎年送ってくれたばあちゃんの足腰が悪くなって梅をもぐことが困難になり、おまけに梅泥棒に根こそぎ持って行かれたので、仕方なく南高梅を仕入れたのだ。

しかし去年ぐらいまでけっこう梅酒ブームで、たくさん漬けた3年ものはみるみる減って、翌年の分と足さないと足りなくなってきた。

しかしそれでも追いつかず、もう残りはカメにいれた分だけとなってしまった。


自宅に保存してある瓶を確かめたら、2009年に漬けたイクリが2瓶出てきた。

イクリというのは、九州地方・とくに熊本で、イクリモモとか言ったりもするスモモ(プラム)の仲間のこと。

何十年も前から九州には行っているが、お店でイクリを売っているのは見たことがない。

東京生活のほうが長いかあちゃんに聞いてもよくわからないし、ばあちゃんのネイティブな天草弁の説明は尚更わからないので自分で調べたら、イクリはアシが早いらしく、食べてもすっぱくて(完熟しないと酸味が強い)あまり食用に適さないのでそれでお店では売ってないようだ。

でも果実酒に向いており、2009年の7月に天草から送られてきたのを梅酒と同じように漬けたのだった。

いよいよなくなってきたら、このイクリをブレンドして果実酒として出そうかと考えていた。


そうしたら先日天草から荷物が届き、5㎏ほど梅が入っていた。

今年も心ない者に梅が大部分盗られて、残っている分だけを送ってくれたのだ。

数少ない貴重な、不ぞろいで無農薬のほったらかし梅を、さっそく洗い、


日に干して乾かし、

焼酎と黒糖を買ってきて漬け込んだ。


ヤレヤレと思ったら、久しぶりに「ヒトリモン先生」が来て、梅を要らないかという。

ワケを聞いてみると、東京農大の教授とある梅農家に研修に行っているそうで、梅干し用の梅以外の梅を格安で譲ってくれるのだそうな。

まあそれなら、無理のないところで頂こうかということになった。

そんなこんなで、思いがけずたくさん梅酒を漬けられることになった。


でもしかし、1年で飲めるとは言っても、2年3年と漬け込んだほうが美味しいので、今店にある分が終わってしまったら、残念ながら3年お待ちいだだくことになる。

3年経つと、いろいろ変わっているだろうなぁ。

だれかさんとだれかさんが結婚したり、子どもが生まれたり・・・。

オヤジとかあちゃんの歳は、考えたくないなぁ。

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