裏コレ02 ―urakore zero-two―

長い間、ご愛読ありがとうございました!!誠に勝手ながら、裏コレは3月20日(火)で終了とさせていただきます。

[第7回] 三根信宏さんのこと

2006-02-09 18:14:36 | Gプロオリジナル楽曲

伝説のエレキの貴公子の再来です。

 本日、音コレの対談企画『GORO VS』にて、ギタリスト三根信宏さんとの対談PART2がUPされました。ギターの話になるととことん熱くなる二人のトークが楽しめますので、是非みなさん見てください!(ちなみに、PART1および過去の対談は『GORO VS』のコーナー内「Back Number」のそれぞれの写真をクリックしていただけると見ることができます)

 正直な話を申し上げますと、三根さんには大変失礼ながら音コレで特集を組むまで詳しいことを存じあげておりませんでした。縁あって、音コレを通じて初めて三根さんの音を聴き、話を聴いて、こんな人がいたんだなあと新鮮な驚きを感じたのを憶えています。何といっても、御年60歳!父親、下手したらおじいちゃんと呼ばれてもおかしくない年齢でありながら、未だに音楽に対する情熱が衰えておらず、ホームページを拝見するだけでも何て精力的な人なんだろう驚かされることばかりです。こんな60歳は見たことがありません。

 音楽、車、ゴルフ、そして愛犬・・・。
 きっと若いころに大変な苦労を重ねられたからこその、現在の趣味三昧の生活なのでしょう。すべてを楽しく。そんな前向きなライフスタイルから、あの三根さんの自由な音楽と発想と表現力とが飛び出すのでしょうか。三根さんの笑顔から、その優しい人柄が今にも溢れそうだなあと思いました。

  三根さんは対談にも出てきましたが、ディック・ミネさん(1908~1991。徳島市出身。ジャズ・ブルース歌手。日本ジャズの草分け的存在。) の三男なのだそうです。そんな偉大な父親の遺伝を引く音楽一家に生まれ育ち、幼い頃よりウクレレやギターなどの弦楽器に触れ、15歳の若さでプロデビュー(GOROさんと一緒!)を果たしました。当時結成していた「ブルーファイヤー」というバンドのリーダーとして活躍していましたが、「井上宗孝とシャープファイブ」のギタリストとして抜擢されました。世はベンチャーズの影響でエレキブームの真っ只中。多くの若者がギターを握り、そのテクニックを競っていた中で、彼のギタープレイはやはり他の人とは一線を画していたそうです。

  今回の対談は、音楽に興味のある方ならきっと興味をそそられるのではないかと思います。また同時に、GOROさんの、何気ないのだけれども随所に出てくる音楽に対する知識の深さが満載で、さりげない会話ながらレベルが高いです。これが、音楽史に残る二人の、音楽人同士の会話というものなのでしょう。

三根信宏・・・1945年1月25年生まれ。「シャープファイブ」のリードギタリストとして活躍。1964年に発表されたアルバム「春の海」では堂々のチャート第一位を記録。「シャープファイブ」脱退後は渡米を果たし、本場のギターテクニックを修行。帰国後「ディックス」を結成、ソロ活動にも力を入れはじめ、数枚のアルバムを発表。また、1998年にはグッチ祐三をプロデュース。幅広い活動を精力的に行い、現在に至る。

★三根信宏の曲は音コレでダウンロードできます。
⇒アルバム 「三根色」 「THAT'S MINE」