東京のS様よりスポーツウエアーの支援物資が到着しました。
これから冬を迎える福島県ですが、被災地の子供たちにとっては
大変助かるウエアーかと？？？
S様はアルビンが２次避難所として被災者の方々をお受けしていた時から
支援して頂いた方で今回で何回目？？でしょうか。
被災者の皆さんがおいでになったころには、皆さん震災＆原発＆避難所での生活で
心身ともにお疲れになっておりました。
なんと声をかけていいのかわからないくらい疲弊されていて
以前も書きましたが、あたたかいみそ汁に大変感激されておりました。
寒さと飢え、しかも先が見えない不安と闘いながらの生活でしたでしょうから
少しの間でも腰を据えて生活できる場所に到着できたことは
うれしかったに違いないと思います。
皆さんすぐお近くに住んでいて、本来ならばご近所さんでしたが
お互い言葉を交わすこともしばらくの間はありませんでした。
食事の後はすぐにお部屋に戻って、他人と交流することを
拒んでいたようにも見えました。
そんな際、S様からお茶をお送り頂きました。
それも大変貴重なものでした。
「このお茶飲んだことありますよ、大変おいしいのですよね！」
この言葉から皆さんの雰囲気が一気に良くなり
たまに食後のお茶会？？を開いておりました。
その後はお互いの被災経験話、故郷の話で盛り上がり
元気を取り戻されました。
身体的にも精神的にも快復されるには時間がかかるだろうと思っておりましたが
いがいや、このお茶１っぱいであっという間に精神的に快復されるきっかけが
できました。
大変混乱した時期で、われわれも何をしたら喜んでいただけるか
分からず、随分と気を使い接したものでしたが
お話をうかがうにつれて、被災された直後の生活が分かるにつれ
お茶１っぱいのありがたみが分かった次第です。
現地にいると灯台もと暗しを地で行ってしまいますが
今回のS様はじめ外から福島をご覧の皆様方には
優しいお気遣いをいただき、いつも、いつも感謝しております。
今回お預かりしましたウエアーも近いうちに、すでに必要とされていらっしゃる方々へ
お届けさせて頂きます。
大変ありがとうございました！！！
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