++ それでも夢をみていたい。++

平成18年8月28日
ママは安らかに息を引き取りました。
癌で余命3ヶ月宣告。
  その闘病記録と、終わり。

*** 永眠いたしました。 ***

2006年09月01日 | *   介護   *


18年8月28日午前3時20分にママがこの世を去りました。
享年61歳。お誕生日まであと少しでした。
穏やかな最後だったと思います。
それが、
ほんの、4日前のことです。

現在あたしは、怒涛のように忙しかった通夜、告別式を済ませ、
終わった今も雑務に追われています。
49日の法要まで日もあまり無く、
9月の一ヶ月間はめまぐるしいのではないかと思われます。

十八年八月二八日と末広がりな日に、とても穏やかな顔での最後でした。

苦しまずに逝きましたと、穏やかな最後でしたと、
ひとに言うときはそう簡単に済ませてはいますが、
もちろん見ている私たちは、意識のないママが苦しくは無いと知っていても
呼吸の荒くなるのには辛くないわけもなく、
最後は早く楽になるようにとただ願い続けていました。
深夜12時近く、指先がしんと冷たくなりはじ
めさすっても温めてもどんどんと冷たくなって行くのでパパが起こしに来ました。
いつ来るかいつ来るかと思っていた瞬間です。
指先からひじ辺りまでが冷たく、
触った感じは解けていく保冷剤のように水っぽいのです。
既に手首では脈は取れず、心音と呼吸のみで生を確認するしかない状態でした。
心音だけは割りとはっきりと正常で、
はじめはあと1日程度このままではと思ったんだけど・・・・
ケアマネさんでもある訪問看護士さんを呼んで状態を確認したところ
あと7時間から半日程度ではとの事だったので一旦帰ってもらいました。
けれどその後直ぐに不安定な呼吸が繰り返され始め
荒く、時に緩やかに、顔は穏やかだけれど激しい呼吸音が口から漏れます。
最後にはゼエゼエと胸を激しく上下させるようになりました。
ゼエゼエと漏れる息で心音が確認しづらくなります。
激しく跳ねる胸をパパと両側から擦り、何度となく心音を確認。
手も足もどんどん冷たくなる。
心音が小さくなる。
呼吸が変わってそのあいだ2時間位だろうか・・・
呼吸の間のインターバルが開き
数回小さく息をして、ぱたりと息をしなくなった。
時計が止まるように。

ママの魂は苦しいだけの肉体を抜け解放された。

あたしもパパも泣かなかった。
ただママが楽になった事に安堵しただけ。
ただそれだけだった。
頑張ったママを沢山褒めて、撫でて、それだけ。

多分コレを書いている今も何かが欠落していて
それが何かは分かりませんが
あたしはママの死に対して一度も泣けていません。

まだ実感が無いからなのかもしれないけど

とにかく心配していてくださった方々
今までどうもありがとうございました

あと少しだけ、家で見取った為に失敗した事件とかあったので
後日お話しておきたいのでお付き合いくださいね。
葬儀のことなんかも初めて体験てんこ盛りだったので、知識としてどうぞ。
いろいろご報告予定です。
はい、予定です