長くなったので分けてみました。
☆1月28日☆
それでも朝からパパと話し合う。
答えは出ないと分かりながら。
先にママ抜きで主治医と面談。
先生は告知した方がいいと言った。
前向きに生きるためには
病気を知った上での本人が前向きな頑張る気持ちを持つこと。
治療に対する信頼と協力。
病は気からというけれど、本当にそうだとおっしゃった。
協力する気がない人は治らないし
頑張って治ろうとする人にはそれが顕著に表れるらしい。
本当のことを言わないのは
不安にさせるし、信頼関係も築けない。
そして一番の理由は『気がついている』
そのうえで探りを入れてくること。
うちはおばあちゃんも癌で亡くなっていて
肺に水がたまってなんども抜くという最後だった。
その話を看護師さんみんなにしているらしい。
『本当のことが知りたい』
誰だってそうだよね。良いにしろ悪いにしろ答えが渡されないのは辛い。
それだったら告知した方がいい。
と、言うことになった。
パパも納得せざる得ない理由。
○ 告知 ○
ママは悔しいってなんども言った。ずっとずっと。
押し殺して泣きながら、なんども呟いた。
壊れもせず、ヒステリックにもならず受け入れていた。
そうでなければ良いいのにって思いながら
入院してきたんだと言っていた。
覚悟しての検査入院。癌であるかそうでないか
ふたつにひとつの答えを待っていた。
そのあとはパパと弟(下)の心配をして、あたしによろしくって。
『強いな』
本当にお母さんって自分より家族が先に来ちゃうんだね。
分かるけど、やっぱりすごい。
あたしたちの中でガン告知されたママよりも
パパの方が明らかに壊れそうだったから。
気持ちを立て直しちゃったのかも知れない。
女の人ってみんなこうなのかも。
その優しさと懐の深さに杞憂は杞憂で終わり
あたしたちは少しほっとしたけどね。
これからが始まりなのだけど
区切りがついた。
区切りがつくとやっと息が出来る気がした。
ガン告知して良かったと思う。
とても重い現実だけど、
戦うのであれば相手が見えていないと戦えない。
それが治る病気でも治らない病気でも
見えていないと、分からないと、もっと怖くてもっと不安だから。
☆1月28日☆
それでも朝からパパと話し合う。
答えは出ないと分かりながら。
先にママ抜きで主治医と面談。
先生は告知した方がいいと言った。
前向きに生きるためには
病気を知った上での本人が前向きな頑張る気持ちを持つこと。
治療に対する信頼と協力。
病は気からというけれど、本当にそうだとおっしゃった。
協力する気がない人は治らないし
頑張って治ろうとする人にはそれが顕著に表れるらしい。
本当のことを言わないのは
不安にさせるし、信頼関係も築けない。
そして一番の理由は『気がついている』
そのうえで探りを入れてくること。
うちはおばあちゃんも癌で亡くなっていて
肺に水がたまってなんども抜くという最後だった。
その話を看護師さんみんなにしているらしい。
『本当のことが知りたい』
誰だってそうだよね。良いにしろ悪いにしろ答えが渡されないのは辛い。
それだったら告知した方がいい。
と、言うことになった。
パパも納得せざる得ない理由。
○ 告知 ○
ママは悔しいってなんども言った。ずっとずっと。
押し殺して泣きながら、なんども呟いた。
壊れもせず、ヒステリックにもならず受け入れていた。
そうでなければ良いいのにって思いながら
入院してきたんだと言っていた。
覚悟しての検査入院。癌であるかそうでないか
ふたつにひとつの答えを待っていた。
そのあとはパパと弟(下)の心配をして、あたしによろしくって。
『強いな』
本当にお母さんって自分より家族が先に来ちゃうんだね。
分かるけど、やっぱりすごい。
あたしたちの中でガン告知されたママよりも
パパの方が明らかに壊れそうだったから。
気持ちを立て直しちゃったのかも知れない。
女の人ってみんなこうなのかも。
その優しさと懐の深さに杞憂は杞憂で終わり
あたしたちは少しほっとしたけどね。
これからが始まりなのだけど
区切りがついた。
区切りがつくとやっと息が出来る気がした。
ガン告知して良かったと思う。
とても重い現実だけど、
戦うのであれば相手が見えていないと戦えない。
それが治る病気でも治らない病気でも
見えていないと、分からないと、もっと怖くてもっと不安だから。