短歌ならぬことば並べ
短歌 湯上がりの一首
➀わが庭の草花アートの出来高を鳥瞰するに屋根に上りぬ
➁電飾は夜空の庭を照らしおり庭木の花はことさら紅く
➂郷中に子らを育む園舎ありサルビア咲いて秋空高し
➃ふるさとの復興願う若人は眼差し清く力みなぎる
➄広がりし花壇の朱の鮮やかさ主人の思い花に伝わる
➅春の日に畑の隅に鍬を入れ春野菜の出来を待ち居る
➆仲良しの孫らの駆ける昼下がりヒマワリの顔南西を向く
➇秋空を雁は分かれて邑を行く稲穂は垂れて刈りどき来たる
➈苗植えて秋まで待つと言う人の五ヶ月間は胸躍る日々
➉庭の花花瓶に挿して台飾る夕餉の空を月は昇りぬ
⑪登校で交差路越える孫の列安全帽が春の香放つ
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