デスクワーク R04-06-12 (日) 曇

2022-06-12 21:14:35 | アート・文化

    短歌研修

 内容 地域の短歌会詠草発表へ激励の写真入りハガキを発送。

    ・詠草者13名。・地方紙の文芸欄。・R04-06-11(金)発表。

 詠草作品

  ➀AS氏 鍬もつ手ひとときとめて黄帽子に祖母が付き添う登校見送る

  ➁HH氏 ストックの花束ふたつたづさへて夫の実家の墓参にゆきぬ

  ➂KT氏 白鳥のこれが絆か中空をくの字大きく一棹保つ

  ➃KS氏 ほっぺたがぴかぴか光り老母さんは今日もすやすや眠らんとする

  ⑤TR氏 一人居に淋しくないかとの電話優しさ嬉し気配り沁みる

  ⑥SN氏 朽ちてゆく廃屋屋敷佇めば住み人の声聞こえ来るがに

  ⑦TM氏 ま白なる駒ケ岳から春を待つやはきおもひのつたはりてきつ

  ⑧HT氏 紅のもみじを植えし雪解けて芽吹き初めたる春雨のふる

  ⑨TT氏 地震にて東北新幹線が脱線す 娘と孫が乗車していた

  ➉HH氏 画布またぎ花の匂いを描くという孤高の女流作家は九十一歳とぞ

  ⑪ON氏 若きらを見送り二人の朝餉には飯碗の緑茶に息のととのう

  ⑫ST氏   残雪を除けて確かむ畑には春を知らせるヒロッコの芽吹き

  ⑬ST氏  コロナ禍に夫の見舞いもかなわずに出稼ぎ以来の手紙したたむ

 短歌 短歌ならぬ言葉並べ

       老いてなお渡る世間は鬼ばかり老骨削り令和をわたる