ゆん 学びの旅

毎日、いろんな出来事が起きる。日々の出来事を素直な心で受け止め学びにしようと心がけてるカキコです。

商魂

2007年10月08日 | うんちゃんのつぶやき

ネットにはオークションという文化がある。PCを触らない人には異次元の世界だ。

私もオークションを始めた最初の頃は、どぎまぎしたなぁ~。
入札、落札してから来るメールとか送金、商品の配送・・・。ほんとに来るんだ~という不思議な商いの世界に驚いた。

オークションって、顔も見ていない人とメールでやり取りするんだが、メールって短い文章でもその人となりが見える。喜んだり、落ち込んだり、怒ったり、感動したり、そういうことも楽しかった。

思わず安く買えたり、高く買ってしまったり、不良品が届いたりで、それはそれなりにいろいろある。
で、私は結構ハマった。^^;

丁度引越しもあり、新しい家の家具や電化製品やベッドカバーなどなどを安く、それに通常では手に入れられないものなど買い漁って楽しかったもんだ。ひどいときには、毎日毎日ネットで購入した品物がドカドカ届くのを見て、家族には散々呆れられてた。笑。

過労で入院しても、病室に毎日商品は届く。
突然歩けなくなったので、入院準備も何も出来なかったので、パジャマとかシャンプーとか必要なものを準備できたわけだから、かなり助かった。

買うだけでなくて、それでも飽き足らず、色んなものも売った。

ネットでまとめ買いしたものを小売したり!知り合いの会社の在庫を売ったり!
買い手ではなくて、売り手としてのオークションも面白い。
買ってみたいと思ってもらえるにはどうしたらいいのか?などと考えて、あの手この手でやってみる。
そのお陰なのか、商品の力なのかは定かではないが、仕入れた商品はすべて完売した。

商いって、考えれば結構出来るもんだと思う。
それは、そういう商い魂を母から学んだ。

実家の商売は、私が生まれた頃は乾物の問屋をしていたが、時代と共に商いの内容はどんどん可変していった。その中で一度不当りを出し、貧窮に追いやられた。倒産は防げたがお金はない。そこで母の強さが爆発した。お金はないけど、いろんな商品が在庫である。これを売ればお金になる。じゃぁ~どうしたら売れるのか?

約20年前。母が考えたついたのは、通販だった。

その頃は、まだ通信販売などという商いが確立する前だったから、それは画期的だった。
ごっそり買い集めた各都道府県ごとの電話帳を買い集め、毎日毎日寝る暇を惜しんでダイレクトメールを送った。それは朝から夜まで母は書き続けた。必死さが伝わってきた。

ダイレクトメールといっても、母の手書きの文章をコピーしたもので、今の通販みたいなカラー印刷なんてしろものじゃない!見ていてかなり素朴なダイレクトメールだった。

送り先は、電話帳から索引した会社や団体などなど。

そのうち反応が全国から来た。
商品を何点かまとめて、その中でお好きなものを買ってくださいという方法だった。
売れた。すごく売れた。
驚いた。

通販というシェアがない時代だと、こんなレベルの商いでも通用するんだと別の意味で今改めて感動する。
それで、お金が出来た母は別の商品を仕入れてまた売った!
ある商品を売りまくって、仕入れで県1番になったぐらいだ。

それに仲良くなったいろんなお客様(企業)の在庫を安く現金で買取り、またそれが売れる。
こうなると通販ではなくて、元々商いをしている店舗で色んな商品を売った。下着から洋服、ストッキング、靴下などなどを近所の買い物帰りの人なんかがよく買いに来た。凄いときには、お店をオープンする前に行列が並んでいて、小さな街の商店街で今までなかったことだと商店街の会長にお礼を言われた。レジに行列が出来て文句を言われたこともある。

それで、しばらくの期間で、1億の借金を返済して、1億の資産を作った。
お見事だった。
今、母は約70歳になるが、今は無借金経営の子楽な生活を送ってる。
残したってどうしようもないからと言っては、一番ドデカイTVを買ったり、毛皮を買ったりしてる。

お金に苦労した母は、借金は絶対にしないと心に誓い、すべて現金商いで通している。それはそれで凄いと思う。

ま、そういう実家の経験があったので、ヒントって転がってるものだと思ってる。

ネットオークションで取引をしていてすごく思うのは、やさしさとか親切とか、安い送料とか、迅速な対応など、ちょっとしたアイデアとかで売れ行きは変わるみたいだ。

まだまだビジネスチャンスはたくさんあるんだろうね。
「チャンスは自分で切り開く」ってとこかな。



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