「阿久悠物語」改め「日テレがケンカに勝った日」（リターンズ）

いい加減、
暑いと言うのもいやになりますが
あついですね。。。。



さて、以前
日テレとオフィス・トゥー・ワンが放った回顧ドラマ
「ヒットメーカー阿久悠物語」を取上げたので
8月26日に放送していた今回も、取上げないと不公平でしょう。

狙い撃ちで盛り上がるJK。。。。そんなの実在するかい？おい？日テレ！オフィストゥーワン！！ #阿久悠物語 #24時間テレビ

— シバッキー♡サークルKを守り隊 (@umiusi45) 2017年8月26日

今回もちゃんとＬＩＶＥで実況しながら拝見いたしましたよ！


・24時間テレビ ドラマスペシャル「時代をつくった男 阿久悠物語」：日本テレビ




24時間テレビの、土曜日9時台のドラマというのは、
去年まではずっと、
・なにかしら障害を持った方が障害を持ちながらたくましく生きていく！ドラマだったり、
・重い病気にかかった方（本人・家族）とその方を支える人（家族・本人）を描いた作品だったり
したのに、
今回はなぜか、ふつうのオッサンの生涯になりましたね
なぜか


去年、バリバラがあそこまでやったもんで、
ついに「チャリティー番組」の看板を下ろすつもりになったかしら？
・『バリバラ』が示した障害者の「笑い」の力 - 木村涼子：WEBRONZA
・24時間テレビの裏で、NHKが障害者による感動演出「感動ポルノ」に疑問を投げかけるという攻めた番組「バリバラ」を放送していた！ ： Togetterまとめ



さてはて

ＣＭの段階では、なぜかジュリー（沢田研二）の「勝手にしやがれ」が意図的に流されていたので、
「おやおや、ナベプロと全面戦争で終わった前回と違い、今回はナベプロ懐柔に走ったのかしら？？」
と思っていたのですが
そうでも無かったですね



全体の話をすれば

• 阿久悠役が、前回の田辺誠一から、今回の24時間テレビのパーソナリティーの一人であった亀梨君になった。若い時分の役どころは結構よかったと思うんだけど、さすがに老年期の役は無理があったなぁ～
  
• 前回の構成は阿久悠の生涯というよりも、日テレの「おれ、すげえだろう！！」が強かったんだけど、今回は友人である画家の上村一夫の生涯や、阿久悠の妻子も描かれ、より人間性に力点を置いた作品に仕上がっていた
  
• 細かい話になるけど、マネキンの持ち方が違うんだよ！！
  
• ヘビースモーカーとしても有名な阿久、演じる亀梨君も劇中何度もタバコを手に取るんだけど、吸っているシーンが無い口にくわえることもない
  まあ、これはしょうがないよね。。。。
  
• しょうがないんだろうけど、時代考証が結構おかしかった。
  ・亀梨君の阿久悠の衣装はまあまああの時代かな？って感じだったんだけど、松下奈緒さんの衣装は当時のものより垢ぬけていたし、髪形もメイクもバリバリ現代風だった。
  ・最後に近い方で、上村一夫との別れのシーン、いわゆる「電車のガード下」を演出したかったんだろうけど、写って（しまった）電車が、最新のＥ２３３系だった。。。。うまく処理できなかったのか、どうせ分からないだろうと面倒くさくなって処理し無かったのか。。。。
  
• 音楽業界が松本隆や秋元康の時代になり、阿久が時代遅れの作家になった（新しい作詞家がどんどん出てくるようになった）時に、河島英五の『時代遅れ』を作詞した、との表現。
  まあある意味間違いでは無いんだけど、その当時も例えば『瀬戸内少年野球団』を書いて、それが映画化されるなど忙しく生活していたわけで、隠居生活をしていたわけでは決して無い

そして前回同様、この点がまた改まってなかったのよ

やっぱり(￣▽￣;)またか、「ナベプロが日テレとケンカしたので、日テレが独自にスカウト番組作らなくちゃいけなくなった」っていうウソの展開か日テレとオフィス・トゥー・ワンは、またそうやって歴史を捏造するのか前回懲りたんじゃないのかよ？？ #阿久悠物語 #24時間テレビ

— シバッキー♡サークルKを守り隊 (@umiusi45) 2017年8月26日

ナベプロ外しが好意的に描かれている。もっと、どろどろしていただろうに。　#２４時間テレビ　#阿久悠物語

— maru@mixi (@marumixi) 2017年8月26日

前回と違い、「ナベプロ」という言葉は使わなかったものの、
どう見ても「強大な敵ナベプロに挑む、俺たちはアベンジャーズ！」としかとらえることの出来ない演出方法。
井原（当時の日テレのプロデューサー）が日テレの中では「絶対的な、神聖にして犯すべからざる聖域」なのかもしれないけど、
それでも歴史改変するほど、
ナベプロ憎いのかしら？



・【1973】渡辺プロ事件を語るスレ【1981】

58 ：名無しだョ！全員集合：2009/03/04(水) 19:07:48 ID:???
>>39 アンチナベの井原さんノータッチ番組だったからじゃまいか？

>>40そこなんだ。スタ誕開始は抗争２年前なんだな。なんとなく喧嘩
し始めたきっかけでスタ誕作った様に錯覚しちゃう（笑）ナベプロ排
除はスタ誕開始時からすでに構想されてたのかな？なんかホリプロ側
はすでに井原氏と組んでナベパージを目論んでいたような感じだね。
そこへあの晋の発言で爆発　ってことかな？
阿久悠物語みてないから分からないんだが、スタ誕は阿久が作ったと
も言われてるから、彼はどういうスタンスを持ってたんだろう？

>>42 そのドリフの日テレ版は７９年？　そうだとそたらそれが本当の
抗争終焉といわれる気きっかけの番組じゃ？



59 ：名無しだョ！全員集合：2009/03/10(火) 08:14:28 ID:???
井原さんが晋と仲が悪くなったのは、井原さんにとって晋の美佐婦人
が恋仇だったからじゃないかと思うのは俺だけか？どうもそう読める
んだがな～


65 ：名無しだョ！全員集合：2009/03/11(水) 22:20:19 ID:???
７１年スタ誕生始めるに当って、井原氏と堀さんが意気投合したのは、そもそ
も５５年頃に井原さんが堀さんに日本テレビ入社を斡旋してくれた経緯があっ
て、でも堀さんは新バンド組んじゃったばっかしで丁重に断って（井原さんは
堀さんの２年位先輩で上下関係がきっちりしてた様子）っていう経緯があって
また一緒に色々出来るのが嬉しかったのだろうね。

加えて、堀さんとしても５８年ウエスタンカーニバルを企画したのは自分らな
のに、美佐さんが立役者的にメディアに報道されて、それも悔しかった。

それは堀さんに「追い越せナベプロ」精神を奮い立たせた切っ掛けとなった
ようだし、

７１年にスタ誕生始めるにあたり、堀さんが井原さんから要請を受けた際にも
両者の意見が一致するのに時間は全く必要なかった様子だね。

それと堀さんとしても、優勝者をナベプロを除いて斡旋してくれることに、当
時堀プロも大きくなりたかった時期から、シビアに考えてもそれは物理的に非
常に嬉しい作戦だったに違いない。

井原さんはともかくとしても、堀さんは少なくとも渡辺晋を尊敬している面が
あったと見れる。堀さんはどちらかというと当初美佐さん側に対して腹を立て
ていた感じがするけど、
それも最終的にはナベプロを負いまかしてやろうという気概に変貌してしまっ
た感じかね。なんかそんな感じに捉えられる。

堀プロ１５周年パーティを行った際にはナベシンを貴賓として呼んでいる。
まあ音自協の幹部同士だからあたり前か。

こうまでされると「『スター誕生』という番組を作ったのは、強大な敵ナベプロを潰すために必要な大量のタレントを産出する必要が生じたため！」という捏造歴史は、
ナベプロの「山下敬二郎事件」同様、日テレではもう史実になっているのでは？と疑うレベル。


だとしたら、
スタ誕初期の、ナベプロとの蜜月期間はどう捉えたらいいのかしら。。。。。


それに加え、
ＣＭの段階で意図的に流されていたジュリーの「勝手にしやがれ」。。。。

これはニッテレンによる「わが軍は勝利した！貴公の栄誉もたたえよう！！」という
上からの「ありがたいお言葉」なのかしら。。。




今回のドラマで大きく気になった点が実はもう一つ

とりま我が軍貼っとく#阿久悠物語 pic.twitter.com/mkaO8K5W9r

— ぴーちゃん＠ちゃんさん大復活祭！ (@phityan) 2017年8月26日

前回は、ピンクレディーなど、過去の本人映像と、本人役としての演出とがあったのですが、
欽ちゃん（萩本欽一）も含めて舞台側の画像は全て「当時の画像」を使ったこと。
前回のような「ピンクレディー役」「萩本欽一役」とかが一切無かった。

森昌子も当時の映像だ、そーゆーシステムと納得☆ #阿久悠物語

— にしやすゆき (@meli_kets) 2017年8月26日

和田アキオの映像だけ、当時じゃない！最近だわ！！！ #阿久悠物語 #24時間テレビ

— シバッキー♡サークルKを守り隊 (@umiusi45) 2017年8月26日

まあ、編集技術が上がったということもあるのかもしれないし、過去映像を使った方が早いというのもあるのかもしれない。
しかし、過去映像を、それも加工して放送するということは、
出演者本人の許諾が必要なはずで。。。。

あんれ？前回あった「ピンクレディーvs山口百恵の、レコ大対決」は、どうした？？百恵ちゃんの許諾が降りなかったの？？？ #阿久悠物語 #24時間テレビ

— シバッキー♡サークルKを守り隊 (@umiusi45) 2017年8月26日

前回の「阿久悠物語」では、「スタ誕の誕生」とともに「ピンクレディーvs山口百恵の、レコ大対決」が過去映像も使って盛り上げポイントとして挙げられていたのに、
今回は、同じ「中三トリオ」の森昌子はオーディションから「せんせい」まで取り上げていたのに、
阿木燿子プロデュースの山口百恵は、過去映像も何もかも一切取り上げられませんでした。。。。

結構な「お宝映像」な、スポニチ映画ニュースの画像も放映されていた前回と比べてのこの始末、
いったい何があったのやら。。。

・「阿久悠」は何故「山口百恵」に歌を提供しなかったのか？ ： よっちゃんのマニアックなお部屋

う～ん、阿久と百恵ちゃんには、
本当は確執があったのかしら。。。。。？


・三浦祐太朗が感謝の熱唱「愛してます」秘蔵映像も公開 : スポーツ報知
おなじ24時間テレビの中では、「山口百恵コーナー」もあった模様だけど、
それって櫻井くんが「勝手にしやがれ」を歌ったのと同じで、
ドラマとの関連はあまり無いかもだし。。。。



まあ、結論としては

1. 亀梨君は結構頑張った！
   
2. でも、「24時間テレビ」で放送する必要はないよね。いつもの「金曜ロードｓｈｏｗ」の枠で十分だと思う
   
3. 松下さんも好演だった。ミッチーが出なかったのは寂しかった
   
4. 前回ほどお宝映像なかった
   
5. 前回のような「ピンクレディー役」も無かった
   
6. 山口百恵も無かった
   
7. 予告であれだけ「勝手にしやがれ」を流していたのに、ジュリーはレコードジャケットの絵だけだった
   
8. その代わり、上村一夫さんのことが良くわかった

というドラマでしたね。


ってことは、
前回よりダウングレードしていないか？？