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能楽師の人間国宝・梅若実桜雪さん名誉市民に 「うれしい」梅若家ゆかりの京都府南丹市で表彰式(2024/1/20 京都新聞)
京都府南丹市の文化の進展や社会福祉に貢献した名誉市民や功績者らを表彰する式典が18日、同市の市国際交流会館であった。観世流能楽師で人間国宝の梅若実桜雪さん(75)が、同市で5人目の名誉市民となり、表彰を受けた。
梅若家は能楽の源流の一つ「丹波猿楽」を大成した家で、江戸時代初期には同市に屋敷を構えた。現当主の桜雪さんは、昨年9月、同市で一門総出の公演を開き、数百年ぶりの「里帰り」を果たしていた。
式典には入院中の桜雪さんに代わり、孫の景英さん(20)が出席した。表彰状を受けると「祖父は地元で受け入れていただいて、本当にうれしいと喜んでいました」と感謝し、「一門として、今後も発祥の地で能を見ていただく機会をつくっていきたい」と述べた。
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