楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

挑戦する人たち

2023年08月28日 | 2023年日記
今までずっと部活部活の日々だった善が、
はじめてのバイトに挑んでいる。
おしゃれなレストランバー。
スポーツ以外を習おうとしている善を見るのは新鮮だ。
研修中は様々な仕事を一通り覚えるので、
この間はキッチンにも入ったらしい。
遊びにでかけていった日は、
帰ると
「うぃ~」としか言わないくせに、
バイトの日は
「ただいま~!かえったよ~」と言う。
ちょっと張り切り気味の声で。
その声がほほえましい。

おとんは釣りに夢中だ。
はじめは友達と声をかけあって行っていたけど、
最近は一人でひょいひょいと、足取りも軽く出かけていく。
自作の仕掛けを作ることにも凝っている様子。
本を何冊か買い込んできた。
釣りの前日になると、
本を覗き込みながら、もくもくと仕掛けを作る。
今日は大漁だったらしい。
ただ、おとんの仕掛けを使った時は、
仕掛けごと全部抜けて、魚たちは一匹残らず海へ。
そんな失敗をほほえみをたたえつつ語っていた。

私はなんと、小説を書いてみようかと無謀な挑戦をしている。
おとんの本棚に
「プロだけが知っている小説の書き方」森沢明夫著
を見つけて、寝ころんで読んでいたら、面白くなってしまった。
書ききったときの達成感とはどんなだろう。
ひとつの世界を創り上げるわけだから、
どんな気持ちになるのだろう。
それを知りたくなってしまった。
日々、暇な時間を見つけては、
キャラクターを考えたり、
プロットを考えたりしている。
人に言うのは、ちょっと恥ずかしいけれど。
家族はそんな私を、ほほえまし気に見ては、
「やっちょるかい?」
と聞く。

挑戦する人たちは
ほほえましい。

8月28日      おかん





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