工業高校の民

撮影地巡りやレポート等を投稿していこうと思います。
時系列はグチャグチャです。ご了承くださいm(_ _)m

第二種電気工事士レポート 技能試験編

2022-02-19 10:56:30 | 日記
これは前回の第二種電気工事士筆記試験の続きの話となっています。

Chapter1 怠けていた僕
私は筆記試験を無事通過することができたため、ニヶ月後の技能試験に向けて準備を始めようと...しましたが怠けてしまいました...筆記試験だけで満足していたのかもしれません。今でもとてもアホだなと思います。後で自分の首を絞める事になることを予想できなかったのでしょうか。 結局学校の補習が始まる一ヶ月ほど前まで勉強をサボってしまいました。それと前回筆記試験の時にもちらっと書きましたが私は複線図の書き方が分からないまま今に至っていたのです。

複線図というのは上の写真の左の一本線で書かれている「単線」という記述方式を

このように実際に施工するために非接地側と接地側の配線だったりを細かく書き直したものを言います。これを書かないで施工する猛者も居ますが、殆どの方は複線図を書いてから施工に望む方が多いと思います。

Chapter2 技能試験とはなんぞや
第二種電気工事士技能試験というのは筆記試験を無事突破できた人だけが受験できる試験です。大体筆記試験のニヶ月後にあります。技能試験は事前に13の公表問題が年始めに公表されます。


こういう問題が13個連なっています。単線図で公表され、少し施工条件も公表されます。全てではありませんのご注意下さい。そして本番は施工条件に合うように与えれた材料で40分以内に完成させるようにするのです。時間との闘いです。また欠陥という代表的なのは

このような心線(銅線)の露出や

このような絶縁被覆の露出など数多くの基準に満たしていない物が一つでも見つかった場合不合格となります。時間の余裕と丁寧な施工が求められれるわけです。また欠陥の基準というのは正式に公表されておらず採点者の裁量であることも多いため、心配なところがあったら運に任すということしかできないというのも恐ろしいです。是非興味のある方は欠陥について調べてみて下さい。

Chapter3 先生から見放された僕
学校での補習が始まりました。私の隣のクラスの電気担当である先生は隣のクラスの子を積極的に合格させるよう、よく視察(圧力)をかけに来ていました。隣のクラスの受験者(3人)に対しては大変だなと思いましたが私のクラスの担当の先生は自分自身でやる自発性を高めようとしているのか、口出しや見に来るというのは一度もありませんでした。。まだ私のクラスでは私一人しか受験しないというのも関係しているのかもしれませんが。まあその分マイペースに出来たから良かったですけどね。でも隣のクラスの先生も筆記試験のときはよく話しかけたりしてくれたんですよ...見放されましたかね。何も変なことはしていなかったと思うのですが。そして隣のクラスの受験者(生徒)はそのクラス担当の先生自作の複線図の書き方という紙を筆記試験の随分前に貰っていたそうです。(私は貰っていない)流石にカチンときたため、その先生の手は意地でも借りないようにしようと決めました。

Chapter4 受験に向けて
試験対策はあまりオススメしませんが

この参考書の複線図を13個覚えることをしました。施工条件もこの参考書を作っている会社の予想問題であるので変わる可能性があるのにも関わらずその参考書に書かれているとおりにずっと練習してきました。補習を一週間ほどやっていくと無事40分以内に完成することが出来るようになってきました。最初期は右も左もわからずリングスリーブ中を使うところに小を使うと勘違いして15分くらい葛藤したりと馬鹿アホ間抜けの三拍子をやり遂げたりしていましたね。。試験本番が近づくに連れ、同じ補習を受けている主に二年生や仲間の一年生の発達スピードの速さに驚かされるようになりプレッシャーを感じるようになってきました。二年生は前期に技能試験で落ちて次がない人が殆どのため焦る気持ちも分かりますし自分はこうなりたくないなという思いも段々と湧いてくるようになり、家でも複線図とにらめっこをするようになりました。でも「字」じゃなく「線」なので本当に覚え辛いんですよね。結局試験前日はオールすることになりました。最後の最後の補習まで電気工事担当の先生から欠陥を注意されていてあ〜無理だと悟りも開いていました。公表問題はNo2や8が好きでしたね。非常にまずい状態が続いていました。
前日の夜、いや当日の早朝も含みますが、複線図とにらめっこ5時間耐久という二度とやりたくない苦行をし、試験当日を迎えました。

Chapter5 本番
ほぼ放心状態で試験会場に向かいました。最後まで完璧でない複線図、今回落ちたら自分のことだし次回も落ちるだろう。筆記試験からやり直しになるかも。色々と瞑想していました。
席に付きました。もう周りの目は気にしないように自分に集中しようと決めました。複線図、しっかり書けるだろうか。これ書けないと何もできないよなぁ。と、最後までネガティブシンキングでした。材料が入った箱が配られ材料の確認をしました。少しでも施工しやすいように電線の曲がり癖を正したり道具の配置を施工をしやすい様にシュミレーションしながら行っていました。スケールをマスキングテープで机に固定しましたが私は結局手持ち定規で長さを測っていましたね。そっちのほうが慣れていましたから。

試験用紙が配られました。

この紙、このように薄っすらと問題が見えるんですよ。No9であることがわかりました。複線図は思い出せませんでした。絶望でした。全集中で、もう全集中で思い起こすよう努力しました。頭の中ではハンガリー狂詩曲第2番が流れていました。

試験開始!
ヤケクソでシャープペンシルでランプレセプタクルの丸を書いているとき、

複線図を思い出しました!

何とか書けました。凄く汚いですがそれには触れないでください(笑)
何とか形には出来ましたが心線が露出しているのを発見。一つはケーブルをグイグイと動かし隠しました。もう一つはランプレセプタクルのネジをを外しケーブルを切断することで解決。
ですがランプレセプタクルのネジに絶縁被覆が噛んでしまうためマイナスドライバーで細工をしたりしました。ケーブルストリッパによる傷もありましたが心線が見えないため放置して終了。見直し不足の箇所が一箇所。作品に触れると怒られるためもう諦めました。退出までの間、自分の作品を眺めているとリングスリーブのメッキが剥がれている箇所があるのを発見。\(^o^)/

Chapter6 合格発表
そこから合否発表までの一ヶ月は心配な箇所を知恵袋を漁ったりとても落ち着きませんでした。でもそれで色々と調べているとリングスリーブのメッキが剥がれるのは欠陥ではない模様。(知恵袋の情報なので鵜呑みにしないでください。当時の僕は藁にもすがる思いで欠陥ではないという根拠を自己満足で探していました。)良かったと一安心するのもつかの間、見直し出来なかったところが気になり、一日一日の時間がとてと長く感じました。

ついに当日
受験番号を入力します。

「合格者一覧にあります」

合格しました!
多分採点する方が優しかったのだと思います。電気工事の仕事に精髄している厳しい方だったらきっと不合格だったでしょう。。何はともあれ良かったです。初の国家資格合格でした。でも私の勉強方法はあまり真似しないほうが良いと思います。が、一つの例として参考になれば幸いです。最後まで読んで下さりありがとうございました。




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