約50日ぶりのマイホーム

昨日の午前中に、病院に行くと
父は外科の外来にいた。
採血と耳鼻科の診察を済ませて
ここで、30分くらい待っているそうだ。
受付に聞いてくると、言うと
もうすぐだから…と。

私が来てから20分たったので
父には何も言わずに、
外科の受付に聞いてみた。
外科処置室でお呼びします。
と、言われたので待っていると
病棟の看護師が飛んできて
〇〇さん、外科の診察はないのよ。
と、平謝りしていた。
受付の人がカルテがないと
病棟に確認して、わかったらしい。

会計を済ませて、病院を出たのは
1時過ぎだった。
久しぶりに病院から出て、いきなり
外食は不安だったので、家に帰ろうとすると
大丈夫と言われたので、近くの駅のそばの
お寿司屋さんに入った。
でも、食事した後に、ほとんど
戻してしまったらしい

火曜日の先生の話のときにも、
聞いたが、喉と食道を全部摘出して
しまったので、口からすぐに胃になっている。
そのために、1回の食事の量は、極端に
減ってしまうので、回数で勝負しなさいと
1日に5回食事をするようにと、言っていた。
そして、この先胃が大きくなることが
ないので、食事の量は増えないそうだ。

がっかりしている私とは違い
父は、全然気にしている様子はない。
家に着くと、お腹がすいたと
パンを食べていた。

先生の話のときに、お酒を飲んで
いいですかと、質問した。
先生は、ほどほどなら飲んでいけないことは
ないと、でも炭酸のお酒は止めたほうが
いいですよと。

そして、昨日の夜、父は
焼酎の水割りで
祝杯をあげたらしい

退院！

昨日、組織検査の結果が
O医師より説明された。

リンパ節のがん細胞は

０個

1個もなかったそうだ。
したがって、追加の抗がん剤や
放射線の治療は、なしとなった
先生は、手術前の抗がん剤治療が
我々の思惑通り、成功した。
と、言っていた。
手術前の抗がん剤治療は、
最近、発案されて、かなりの良い成績を
納めているらしい。
ちょっと前までは、誰もやらなかったそうだが

早く退院したくて、先生と
話をする前に、いつ退院か聞いてと
父に言われてたので。
先生に、「具体的に退院の日は
何日でしょう？」
先生は
「明日でも、明後日でも、週末でも
いつでも良いですよ。」と、
私は「そう言われると、明日って
いうと、思いますよ。」
というと、出席していた5人の先生が
大笑いして、「はい。明日にしましょう」と
夜遅いのに、退院の手続きをしてくれた。

父は、病室に戻ると、大喜びしていた。
握手をして、
明日、迎えに来るねと病院をあとにした。

組織検査

手術をしたときに、
切除した、食道、喉頭を
検査して、リンパ節に7個以上の
がん細胞がみつかったら、
手術後に放射線か抗がん剤治療
もしくは、両方をやりましょう。
と、言われていた。
その検査は、すごく時間がかかるらしい。
手術から1ヶ月以上たっても
まだ、結果が来ていなかった。

7個とは？どんな数字なんだろう。
医学的な数字なんだろうか
6個では、治療しなくて7個で
治療する。不思議な話だ。
素人考えでは、数がいくつでも
それは、切除したんだから
いいような気がするが…

O医師から、今日話があると
連絡がきたので、おそらく
その話と、おまちかねの退院の
話だと思う。
7個以下だと良いんだけど

着々と

食事は、23日の重湯から
翌日には、3分粥
金曜には、5分粥になり
今日は、もう普通食になっている。

普通食になったと同時に
お腹の経管栄養のチューブも
抜いてもらった。
着々と、退院に近づいている。

そういえば、首のところに
手術したときの縫合した
糸が残っている。
外科の医師　曰く
耳鼻科が忘れているんだ。
らしい…

食事が来た！

朝、重湯と味噌汁（具なし）
牛乳とゼリーが来た。
全部、水分であっという間に
食べてしまったそうだ。

昼も牛乳がジュースに変わっただけで
同じだったらしい。
経管栄養は、まだ続いている。

それより、昨日の造影検査の時に
飲んだ、バリウムに下剤が
入っていたので、今日は下痢が
酷くて、リハビリに行けなかったそうだ。

繋がった！！

連休中に、いろんな先生が
病室にいらして、いろんな事を
言っていたので、それを聞いて
訳がわからなくなっていた。
火曜日だね。と言う先生と
2日位たったらと、言う先生。
それを、火曜から、2日と勘違いして、
一人で怒ったりしていた。

22日火曜になっても、午前中は
リハビリで、午後、私が病院に着いても
検査は、していなかった。

しばらくして、看護士に
検査に呼ばれているので
行って来て下さいと、言われた。
放射線科の受付に声をかけてね。と
声なんてかけられない…と
私は、つぶやきながらも、
検査についていった。

しばらくして、呼ばれて
中に入っていった。
廊下で、一人で待っている
私には、長く感じたが
10分かかってはいないと思う。
検査室から、父が出てきた。
一緒に、外科の副部長のA医師も
いらして、説明してくれた。
父のうれしそうな表情を見れば
説明を聞かなくても、すぐわかったが…

A医師は、
「接合部は完全に繋がりました。
　今日の夕食から、食べられます…」
と、レントゲン技師さんが横で
「夕食は間に合いません。」
「病院のシステムで、夕食は間に合いませんが
　もどったら、お茶や水はもちろん、
　ゼリーやプリンなら、食べて良いですよ。」
と、言われた。

1回部屋に戻って、経管栄養の管を繋げてもらった。
父いわく、経管栄養を長い時間やめてると
1日分の終わりが、夜中になってしまうそうだ。

すぐ、売店に買いに行った。
最近のゼリーは、フルーツが入っていて
何も入ってないのは、なかった。
ウィダーインゼリーみたいなのと
プリンを買って戻った。

父は酒飲みだから、プリンなんて
食べたことないけど、プリンを
おいしそうに食べた。
出ない声で、おいしいと言ったのが
わかった。

本当に良かった。
退院の日も近いだろう

具体的な予定

昨日の夕方、外科の先生が来て
来週に、水をもう1度飲んで
テストをしてから、食事を
しましょう。と言われたらしい。

さっそくの具体的な予定だ

今朝も、耳鼻科の先生が来て
まったく、同じことを言ってったそうだ。

本当に、もう少しだ。

もう少し？

病院に行くと、
父は少し拗ねていた。

14日の月曜に、少し水を
飲んだ後、肩のチューブを
外したものの、3日たっても
口からの食事がぜんぜん
始まらない

毎日のように耳鼻科や外科の先生が
病室に来てくれるが
もう少し、もう少し、と
言うだけで、具体的な予定を
言ってはくれない

本当は、まだまだ(食事）なんだ
まったく、先が見えない…と

私は先は見えてるよ。
来週には、ご飯食べてるよ。
と励ますしかない

ずーと病院にいる父には
長く感じるだろうが
私たちにしてみれば、
もう先は見えている

2、3日で

父のの腕前が
相変わらず、なので
詳しいことは、わからないが
チューブを外して、
2日程様子を見てから
いよいよ、口からの食事に
なるそうだ。

本人もすごく喜んでいる

良い知らせ

検査後、肩のチューブを
抜いてもらった。
と、父からがきた。

いよいよ、接合部が繋がったか

詳しいことは、まだわからない。