医師からの説明

説明会には、Ｏ医師の他
Ａ医師（抗がん剤担当）と
もうひとりの、Ａ医師、
Ｓ医師が参加してくれた。

2回の抗がん剤治療後、
内視鏡で検査したが、
食道の癌は、大きくならないが
小さくもなっていない。
喉の癌は、内視鏡では見ることは、
できないが、痛み止めを使わずに
食事が喉を通っているので、
抗がん剤は、効いているようだ。

副作用については、血液の
白血球数の減少と聞いていたが
少ないことは、確かだが
3,000以下には、なっていなくて
それよりも、血小板がピーク時に、
10以下になっていたそうだ。
早ければ、5月28日に手術をしようと
していたが、血小板の減少により、
6月11日にした。と仰っていた。

2回目の抗がん剤の4日目位から
食べ物を見ると、吐き気がして
食事がとれなかったようで、
先週の金曜日の外泊の時には
すごく、痩せていた。
家に帰宅して、月曜に病院に
戻ったときは、3Kgほど、
体重が戻ったそうだ。

手術の説明は、前と同じで
喉と食道は、全摘出で
胃を喉元まで、引き上げて繋ぐ。
足らなければ、小腸から
パーツを持ってきて、接続に使う。
手術後は、鼻は機能をもたなくなり
胸に穴を開けて、そこから呼吸を
することになる。
喉がなくなることで、言語機能が
なくなり、しゃべることが出来なくなるが
いろんな手段や機械があるので
それは、手術後に考えましょう。
とのことだった。
手術は、朝9時から始めて、
10時間から12時間に及ぶらしい。
術後は、ICU（集中治療室）に
6日間（11～16日）ほどいて
その後、一般病棟に戻る。
順調に行けば、7月の上旬に
退院ということになる。

この説明会の時間を決めるのに
最初、午後なら何時でもいいと
言われたのだが、先生に4時からに
して欲しいと、言われて
4時から説明を始めて、会計窓口が
閉まってしまったら、会計できないから
退院して、私たちと一緒に帰れなくなって
しまうと、父は考えて、
時間を何とか、早めてもらったらしい
手術説明が終わって、父がお待ちかねの
質問をしてあげた。

先生、今日帰ってもいいですか？

先生は、もちろんと答えてくれた。
再入院も、手術2日前の6月9日だそうだ。
部屋に戻ると、うれしそうに退院の
支度をしていた。