ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(94)新たな時

2021年02月05日 15時15分48秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)

闇と光の慈愛のコントラスト(94)新たな時
==第二章、闇と光の決着==


--新たな時(007)惑わし光の民①--

エンビは、偵察(ていさつ)した様子を話した。
「光の民は、悪びれた様子もなく闇の種族の畑を我が物顔で耕しています。
 今日は、
 光の種族の村まで偵察に行きました。
 私の父、ロイアナを見張っていたのですが、
 村の外れに船の石碑があります。
 その前で何やらぶつぶつ話していました。
 ひょっとして、光の神と通信しているのではないでしょうか。
 その他は、別に変ったところはありません」
「そうですか」
アクティスは、悔しそうである。
「では交代して、今度は、私が偵察に行きます」
そう言ってアクティスは、偵察に出かけた。
サンディアは、アクティスを一人で行かしてはと思ったが、
魔の民が匂いに誘われて襲いに来てはいけないから、
洞窟にとどまった。

アクティスは、元闇の種族の畑に着く。
風がアクテイスの香りを運ぶ。
ひょっとして魔寄せの香りか?
「何か、今日は良い気分だ。
 もう。農作業を切り上げるか?
 そうしよう。
 家族サービスでもするかな」
光の民は、農作業を切り上げ家に帰っていく。
誘惑の香りが漂っているのだ。

どうなるのだ。光の民は。
アクテイスの誘惑の香りは、光の民に何を齎(もたら)すのか?
それは、アクテイスが意図したものなのか?
誰にもそれは分からない。


つづく。次回(惑わし光の民②)

#闇と光の慈愛のコントラスト #闇と光 #自作小説 #サンディア #アクティス #新たな時 #惑わし光の民

 


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