0297_神々の合議(022)裕也の冒険-警備担当者-
--警備担当者--
死神四郎さんは、直ぐに駆(か)けつけた。
西の地球のもめごとを事前に解決している。
当然、仏様や神様を守っている。
しかし、殺生はしない。
これは、裕也と誓ったからである。
死神は、小さくなったり透明になったり出来る。
足が凄く早い。
最近は、時空を超えれることが出来るようになった。
この説明は、日本の死神と限定しときます。
「死神さん。諸天善神に加えようと思うのですが、
異存は無いですか?
役目は、今更言うのもなんですが、
西と東の警備担当です」
裕也は、言った。裕也は、なぜか議長になっている。
会社も辞めて神様の仕事に専念できている。
裕也自身も決定したのである。
「それは、光栄です」
死神四郎は、言った。
「名前は『死の神仏』とします。
ご本尊に記してある名前です。
それで、良いですね」
裕也は、出席者全員に確認した。
「異議ありません。
ところで、私たちも守られてるのですか?」
「パーソナルエリアだけです。
安心して下さい。
プライベートエリアには、立ち入りません」
死神四郎は、追加して答えた。
「後、妖精さんですが、
どうしましょうか?」
裕也は、自分の妖精を代表にするわけにもいかず、途方に暮れた。
(私がゼウスさんとこの石の妖精に聞いて来ます)
裕也をさっして、裕也の気持ちの妖精は言った。
(それは、助かります。
お願い出来ますか)
裕也は、丁寧(ていねい)に依頼した。
暫くして、小さくポンと光り、石の妖精が現れた。
(妖精の王と言えば『マーク』です。
裕也。早急に会いに行きましょう)
「死神さんは、これで諸天善神に決定で良いですね。
水子さん。まとめといて、
署名も忘れずに貰(もら)っといてください。
私は、マークの妖精に会いに行ってきます。
今日は、これで解散します。
では、皆さん。ご苦労様でした」
裕也は、丁重(てちょう)に挨拶した。
つづく。次回(妖精の国)
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