身近な風景を見つめて

Nikon Z30の感想

大変遅くなりました、Z30の感想をまとめました。
追記で購入したアクセサリーは別の記事として書きます。

■筐体
最初の見た目はコンパクトな印象です。いつも使っているFujiのX-M1と比べるとちょっと大きい感じで、極端に小さい印象はありません。
しかしながら、ほとんど出っ張りがない形状で、キットレンズをつけた状態でもほぼ立方体の形状になっているため、バックの隙間に納めることができます。その上、引っかかることなく出し入れができ大変重宝しています。

筐体が小さい割には、グリップの出っ張りがあるため持った感じは安定感があります。でも、長さが短めのため小指があまります。私は気にならないのですが、気になる方はsmallrigからベースプレートがありますので、それを装着した方がよいと思います。

■操作感
シャッターボタンは、最近のNikonにしては珍しく半押し状態くっきりした感触のものが採用されています。私は大変気に入っています。

電源ボタンの感触は安っぽい感触で、耐久性が無さそうです。
その他前後のダイヤルやボタン類の感触はZ5と変わらない印象です。耐久性も問題なさそうな印象です。

背面液晶は価格に見合ったものという印象です。当然ながら、炎天下では全く見えませんので、液晶の輝度を+4〜+5に変更する必要があります。輝度を変更するのにメニューをたどる動作をしなければならないので、ボタン一発で高輝度モードになる機能があればと思いました。
なお、バリアングル機能は全く使っていません。理由は不明ですが、何故かしっくりこないのです。

水準器についてですが、デザインが変更になりました。(Z6II/Z7IIからこのデザインのようです。)
以前に比べると邪魔にならなくなりました。動きも以前のものよりテキパキと動くようで、どうも加速度センサの平均時間を変更したようですね。(推測)
ただし、Z30についている加速度センサはコスト削減なのか、Z5に比べて分解能劣っていました。

操作上気になる点として、ドライブモードの選択が、押してから選択する方法から、押しながら選択に変わっていました。私にとって、位置の変更を含めて、この仕様の変更は気に入りませんでした。Z5との併用では間違えやすいです。

■キットレンズ
Z DX16-50のレンズは沈胴式で恐ろしく薄型になっています。
デジタル補正前提でありますが、写りは文句ありません。デジタル補正前提といっても、補正前は歪曲収差は殆ど無いです。これはすごい。

でも、このレンズを付けると何故か、メカニカルシャッターが選択できません。Z5につけても同様です。
他のZレンズと比べると、このレンズの後玉が1ミリ程度出っ張っています。この出っ張りが先幕シャッターに干渉するですね。
光学特性優先のマウントですが、この出っ張りはやりすぎなのではと思いました。>ニコンさん

■動画機能
背面のレバーにより動画モードと静止画モードを切り替える仕様です。
最初はこの切替が煩わしく思っていたのですが、実際使ってみると以外にしっくりくる感じです。
ですが、動画ボタンが押しにくいに位置にある(人差し指が釣りそうな位置)ので、結局AFボタンに割り付けました。

Log記録はできませんが、吐き出される動画の画質は満足できるものと思います。それ以外の動画機能はまだテストできていません。

ミラーレスカメラは動画撮影で本体が発熱するのですが、Z30はグリップ、背面などが熱くなる事はありませんでした。Z30の場合、底面が発熱します。筐体全体がプラスティックなので底に熱を逃しているでしょう。

■画質
20M程度のセンサーですが、何も不自由がなく写る印象です。ダイナミックレンジがそれほど広い印象をうけません。また、ニコン特有の暗部の懐が深いといった感じではありません。むしろハイライト基準で露出を決定したほうがきれいに仕上がる印象です。

高感度特性についてはそれほど高くありません。ISO1600あたりから暗部にうっすらとノイズが発生し始めます。撮影するものにもよりますが、暗いところが多くなければISO10000あたりまで使えそうな感じです。

■気になる点
不具合と思われる動作等を含めて気に何なる点を記載します。

①露出補正表示がおかしい
露出補正はかなり広い範囲で指定できますが、+ー3を越えると表示が中央になってしまいます。たぶん不具合ですね。

②セルフタイマーからの復帰が固定
セルフタイマーモードが電源のOFF/ONで解除されのはz5と同じですが、解除後のモードがシングル撮影に固定されています。z5はセルフタイマーモードにする直前の状態に戻るので、改善してほしいです。

③ゴミが写り込みやすい
ミラーレスなのでレンズ交換でゴミの付着が発生しやすいですが、Z30ではいままで使った中では絞り込んで撮影したときに、一番ゴミの写りが発生しやすいです。
センサーについているのかと確認したのですが、センサーにゴミはありませんでした。ではどこに?とレンズを見たら後玉にゴミが付着していました。キットレンズの場合、後玉がかなり出ているためゴミの付着が発生しやすいようです。

■まとめ
色々書きましたが、小さくハンドリングしやすく、扱いやすい画質のため頻繁に使用しています。今はメインのお散歩カメラになっています。
私的にはおすすめのカメラです。


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