'ROUND MIDNIGHT

ソウルにジャズ、ボサノバ、シティポップ、そしてビールが大好き(^^)お気に入りの曲やアルバムを紹介しています... ♪

Renato Motha & Patricia Lobato / Dois Em Pessoa

2010-12-01 12:47:51 | Bossa Nova/Brazil

鎌倉の有名カフェ『café vivement dimanche』の「堀内隆志」氏曰く...

『自主制作だから出来た、贅沢な2枚組の二人のデュエット集。シンプルで、静かで、濃密な名作』

というコチラは、ブラジルはミナス出身のシンガー/ギタリスト/作曲家である「Renato Motha(ヘナート・モタ)」とその妻「Patricia Lobato(パトリシア・ロバート)」の夫婦デュオによる

ポルトガルを代表する詩人「Fernando Pessoa(フェルナンド・ペソア)」(1888-1935)の詩に曲をつけて制作された作品とのことで(^^)、

ブラジル国内では自主制作盤として2004年夏に発売され、「Maria Rita(マリア・ヒタ)」が彼らの楽曲「Menina da Lua」(マリアの『Maria Rita』の8曲目収録)を起用したことから注目を集め、国内リリースとなったとこと...(^^)

1枚目は「Sambas」と題されたサンバ~ボサノヴァ集、2枚目は「Cancoes」(直訳すると「曲」という意味)と題されたバラード集...♪

Renato Motha & Patricia Lobato / Dois Em Pessoa (Nrt, Japan, DDCZ1099, 2004)

【CD1/Sambas】
01. Depois de Amanha
02. Devagar
03. O SONO
04. Eu Nao Fiz Nada
05. Hoje Estou Triste
06. Perdido na Estrada
07. Estou Tonto
08. Cansaco
09. As Cartas de Amor
10. Esta Velha Angustia
11. Sim, Sei Bem
12. Sobriamente Louca

【CD2/Cancoes】
01. Assim Seja
02. A Terra E Verde
03. Leve
04. Von Onde o Vento me Leva
05. Aproveitar o Tempo
06. Impossivel Jardim
07. Um Carro de Bois
08. O Guardador de Rebanhos
09. As Bolas de Sabao
10. As Ilhas Afortunadas
11. Ah, So Eu Sei
12 Somos Dois



内容的には冒頭の「堀内隆志」氏のコメントがすべてを物語っていると前置きしときつつ...(^^)

まずは「ヘナート」が書く楽曲(ここではメロディだけだけど)の数々が実に繊細で美しく、コンポーザー/プロデューサーとして実績を残しつつあるのも頷けるところ...(^^)

そして余分なものを極力削ぎ落とした「シンプルさ」を極めたアコースティック・サウンドをバックに、

クリアでよく通る「パトリシア」の歌声(誰かに似てるなあと考えてみたところ、歌う心臓内科医「Ann Sally(アン・サリー)」さん?)と、少々こもり気味な「ヘナート」の歌声(コチラは御大「Carlos Lyra(カルロス・リラ)」?)とのコントラストが素晴らしく、

それぞれの独唱と夫婦ならではの息の合ったデュエットを織り交ぜながら繰り広げられる歌の数々は絶品...(^^)

曲単位でどうこう言う余地のない良曲揃いのなか(^^)、

個人的にはメリハリがあって爽やかな「CD1/Sambas」のほうが好みだけど、「CD2/Cancoes」を夜のお酒タイムにしっとり聴くのもイイかも...♪

確かに「商業主義」の中では生まれ得ない、「自主制作」だからこそ生まれ得た名作なのかもしれない...(^^)



Dois Em Pessoa



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