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バルバドス、きょう共和制移行

今日、バルバドスはイギリスの女王を元首とする君主制を廃止し、自国の大統領を持つ共和制に移行する。

ちなみに、バルバドスの日本との時差はマイナス13時間で、現在(このブログ記事の投稿時刻)バルバドス時間ではまだ29日。形式上は30日の午前0時を境に共和制に移行するという形になるのかな?だとしたら日本時間で今日この後午後1時ね。

初代大統領にサンドラ・メイソン氏が就任する。大統領は10月に議会で選挙を実施して選出された。
来年、共和制移行に伴う憲法改正が行われる予定。一部は共和制移行を控えて今年改正が行われ、大統領選挙に関する条文が盛り込まれた。初代大統領も憲法に則った選挙で選出された。

これを皮切りに、イギリスの旧植民地でイギリス国王を元首としている他の英連邦王国で共和制移行が相次ぐだろうという見方もある。これは植民地支配の名残からの脱却を意味する象徴的な動きと言える。しかし、それだけでなく、イギリス本国を含む自国に王室がある国こそ君主制を廃止し共和制に移行すべきだと思う。君主は世襲制で王室に生まれたことによって国の象徴としての重責を負わされ、人権や自己決定権に乏しいストレスフルな環境で人生を送ることが強いられるという点で、君主制は時代遅れで封建的な制度だからだ。
ヘンリー・メーガン夫妻のイギリス王室離脱や眞子さんの結婚をめぐる問題など、王族・皇族の人権問題が浮き彫りになっている今こそ、王室・皇室の廃止に向けた議論も進めるべきだ。

現在、君主制廃止世論が最も強い国はスペインだ。ここ数年に行われた世論調査では共和制派が君主制派を上回ることが多く、共和制派が50%を超えたこともある。(参照:Republicanism in Spain - Wikipedia)
君主制廃止世論が強い国から先に廃止して、それが世界に波及し、イギリス、日本など他の君主制の国々が共和制に移行しようというような流れができてほしい。

イギリスの英語での国名で最も多く使われるのは「United Kingdom」だが、共和制に移行すればKingdom(王国)がRepublic(共和国)に変わって「United Republic」になると推定できる。そうなれば豪英米で結成した安全保障枠組みの「AUKUS(オーカス)」も「AURUS(オーラス)」と名前を変えるだろう。そうなる時が来ることを祈る。

生前退位-天皇制廃止-共和制日本へ

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