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Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

まだまだアストロ続きです。

2015-11-09 22:26:08 | 日記
T氏所有のアストロ、続きです。

エアコンのほうは終わりましたが、オーナー様のご要望で燃料ポンプを交換させて頂きます。

今現在ポンプの音が大きめなくらいで不具合をおこしているわけではありませんが予防整備です。

燃料ポンプが不具合をおこした時は、エンジンがかからなくなるのでそれを回避するためにはいいことだと思います。


アストロもC1500同様燃料タンクを降ろさないとポンプの交換が出来ません。

ですからタンクを降ろす準備です。

まずは邪魔なプロペラシャフトを取り外します。



燃料ライン、配線などを外してタンクを降ろします。



オーナー様がおっしゃるとおりしばらく交換していませんね。



このタイプは燃料ポンプとフューエルセンダー(燃料ゲージを動かしているところ)が一体になっているタイプです。

今回もACデルコのものを使います。

配線のカプラー形状が違いますので付属のカプラーに付け替えます。



ポンプ交換のさいは必ずやりますフィルターも交換です。



すべて元戻しでエンジンをかけますとポンプの音はかなり小さくなりました。

これでしばらく安心ですね!


もう一つの依頼事項のフロントエンドのグリスアップも済ませて納車準備です。





話は変わりまして先日ドライブシャフトのブーツを交換しました当方ニュー代車のムーブですが思ったより重症でドライブシャフトのベアリングから音がします。

街でもたまに見かけますがハンドル切ってアクセル踏むと「カタカタカタカタ」ってやつですね。

音消しの添加剤もあるのですがシャフトASSYで左右共に交換します。

車持ち上げて先日どおりばらしていきます。



音がしてるのは左だけですが、右も交換します。



シャフトを抜くとATFが出てしまいますのでついでに交換しておきます。



現在12万キロですが、何キロまで走れますかね!!

ちなみに代車のオープンデッキはすでに23万キロです

アストロ 続きです。

2015-11-09 06:03:17 | 日記
エアコン修理の折り返しです。

まずはコンプレッサー交換します。



今回はコンプレッサー内部の焼付きですのでエアコンライン内にコンプレッサーの金属粉が回ってしまっている可能性があります。

ですからパイプの中の掃除もしておかないと新しいコンプレッサーに交換してもラインの中に残っていた金属粉がコンプレッサー内に入ってきてすぐに新しいコンプレッサーを壊してしまう可能性があります。



コンデンサーの中などは完全にきれいにすることは出来ませんが、できる限りの掃除はしておきます。


もちろんオリフィスも交換です。

シボレーは国産車やヨーロッパ車のようなエキスパンションバルブは使わず、オリフィスでその代わりをしています。

エアコンラインのパイプにへこんでいるところがありますが、そこにオリフィスが入っています。



絞り弁と網のフィルターが一つになっているものですが、やはりフィルター部には金属粉はついていますね。




ここで「やはりか、、、、」に遭遇です。

エアコンラインのジョイント部はアルミのネジ部と鉄のネジ部でつながっている所が多いのですがここが緩まないことが多々あります。

この車の場合はエバポレーターとレシーバーのつなぎ目のネジが緩みません。

ねじ山が壊れているのではなくパイプに付いているネジがサビで回りません。



ネジを回すのではなく、レシーバーを回してとりあえずレシーバーは外れました。

が、取り付けの際はここが回らないと本締めできませんのでネジが回るようにしなくてはいけません。

手荒くしてねじ山を壊したりパイプに穴を開けてしまうとエバポレーター交換になってしまいますのでコツコツとやっていきます。

1時間半かけて無事とれました、、、、



ガッツリ錆びていました。

C1500などでもよくあることですがねじ山がかじっていたらもう交換しかありません。(修理できないことも無いのですが高額です)

日本車ではめったにありませんが、アメ車では結構ありますね、、、、何とかして欲しいモンです。


問題もクリアしましたので組んでいきます。

エアコンラインを掃除しましたのでメーカー指定のコンプレッサーオイルを部分部分追加で入れていきます。



チャージバルブもガス漏れの原因になりますので新品交換です。



すべて組み終わり、ファンベルトも新品交換して真空引きしていきます。



真空引きを30分行い、その後20分放置して漏れがないのを確認してガスチャージです。



チャージするガスの量はラベルで確認します。



メーカー指定のガス量をエアコン吹き出し口に突っ込んだ温度計を見ながらチャージしていきます。



吹き出し口温度は6度、十分ですね。

異音もなく、ジョイント部からの漏れがないのも再確認して終了です。

次はオーナー様の依頼事項、燃料ポンプ交換とフロントエンドグリスアップです。