Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

ミラ 納車整備続きです。

2015-09-29 21:19:38 | 日記
納車整備の続きです。

以前も書きましたが、当方で車を買っていただく際、すぐに修理が無いようには気をつけて整備させて頂きます。

それはアメ車でなくても同じことです。

今回は10万キロ乗っているミラですので整備範囲は少し広いですね。


まずはリアブレーキです。



ホイルシリンダーキットも交換、全部バラシです。


ブレーキシューも残りが少ないですので新品交換します。



新しいカップキットとシューで組み立てます。



ブレーキ調整をしてリアは終わりです。


フロントブレーキも三分の一くらいでしょうか、、、



もちろん交換です。

納車整備の際の目安としましては、次の車検まで消耗品がもつようにというのがあります。

車買ってすぐにブレーキがなくなるなんてことはあってはいけませんからね。


エンジンのほうはタイミングベルトを交換します。



10万キロで交換というのがメーカーの推奨です。

タイミングベルト交換の際はウォーターポンプも同時交換します。



薄ピンクに見えるのは水漏れです。

タイミングベルトは10万キロで交換するように推奨されていますが、ウォーターポンプのほうが長持ちしませんね。


タイロッドエンドのブーツも破れています。



もちろん交換です。




ロアアームのブーツも破れています。



こちらももちろん交換です。


一通りの整備を終え、掃除して納車です。

かわいがってもらってくださいね!!


当方代車のミニキャブトラックですがオイル交換の時期が過ぎましたので交換です。

工場内は一杯で入れれませんので表で作業、、、、、



エンジンの音が軽くなりました!!!

まだまだがんばってね


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C1500 レギュラー続きです。

2015-09-28 11:59:04 | 日記
サフェーサーまで入れましたデフカバーですが乾燥しましたので上塗りです。



今度は上塗りが乾くのを待つ間、ブレーキをやっていきます。


まずはリアブレーキです。



ホイールシリンダのフルード漏れもなく、シューの残量も十分ですので掃除して調整です。


フロントブレーキも十分あります。

一応分解して掃除します。



ハブにもガタや、グリス漏れがありませんので今回はこのままです。

キャリパーはウレタン塗装してありますのでウエスで拭くだけできれいになります。




ブレーキホースは亀裂が入ってましたので前後共にステンメッシュに交換、タイロッドエンドブーツはウレタンの赤に交換です。




スパークプラグも抜いて燃焼状態を確認します。



6番が少し黒いですね。

プラグワイヤーを確認しましたが8番も問題ありませんし、調子もいいのでこのまま様子をみてもらいます。


デフカバーも取り付けます。



後ろからチラッと見えていい感じです。

オイル交換して、スキャナーにてトラブルがないか確認して終了です。



当方の足にもなっていましたミラですが、商談成立しましたので納車整備します。



整備するスペースが工場内にないので表でシートを外して掃除していきます。



ちょうど10万キロ乗ってますのでこの後タイミングベルトを交換します。

さて、やりますかね

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93年 C1500 車検です。

2015-09-26 17:42:29 | 日記
H氏所有の93年C1500 レギュラーキャブ、車検です。



事前に打ち合わせに来て頂き、今回は各部確認とデフオイルの交換をしましょうということになっています。

足回りのガタを確認してタイヤを外します。

デフオイルを抜いて内部洗浄をしますので先に抜いておきます。




ブレーキは前後とも十分ありますので今回は掃除で済ませます。




いつもトラブルの多いデスビの中は意外にも状態がいいです。



イグニッションモジュールのアースビス、デスビベースは多少汚れていますが、まだオーバーホールまでは必要ないでしょう。


予定外の整備になってしまう所も見つけました。

こちらもよくありますがタイロッドエンドのブーツが左右共に破れています。




それと、フロントブレーキのホースに亀裂が入っています。



どちらも危険ですのでオーナー様に連絡して交換の許可をいただきました。

タイロッドエンドのブーツは在庫あるのですが、ブレーキホースは在庫がありませんのでとりあえず部品待ちになりました。


ということで、どうせ部品待ちなら外したデフカバーを塗装することにしました。

厚い純正の黒塗装を剥離剤ではがします。



塗装をはがすと下からサビが出てきます。



塗装の乗りがいいようにサンドブラストで足つけます。



ボディーが赤の車ですのでデフカバーも赤で塗ります。



発色がいいよう白のサフェーサーを塗ります。

今日はここまでで乾燥待ちです。



ここでRPOコードについて

知っている方も多いと思いますがアメ車はRPOコードというラベルが貼ってあります。



このラベルはグローブボックス、ドアの開けたところなどに貼ってありその車の詳細が分かるようになっています。

今回の93年C1500を例にするとデフカバーを開けた中にあるリングギアに13 40と打刻があります。



これはピニオンギアが13枚、リングギアが40枚のファイナルが3.08であることをあらわしてます。

C1500は3.08 3.42 3.73 4.10 4.56 4.63 5.13 という7種類のギア比が存在します。(国産車では考えられませんね)

自分の車のファイナルを調べようと思うとデフカバーを開けて中の歯数を数えるか、打刻を見なくてはいけません。

それでは大変ですので、デフカバーを開けないでもRPOコードラベルを見れば分かるようになっています。



上の段の真ん中に「GU4」の記載があります。

これはリアアクスルが3.04レシオであることを表しています。

GU6なら3.42  G80ならLSD付きなど色々分かります。

自分の車の色々な仕様が分かるので興味のある方は調べてみると面白いですよ!!

 

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連休も終わりましたね。

2015-09-24 08:34:04 | 日記
シルバーウイークも終わりましたね。

皆さんは充実したお休みが取れましたでしょうか?

当方は早上がりはありましたが休みは無しでやりました。


さて作業の方ですが業者様より納車整備のステップワゴンです。



納車整備ですがやることは基本的に車検整備です。

ブレーキ、ファンベルト、油脂類、エンジン周り等を確認、掃除、調整です。


この車両は状態もよく消耗品の交換で済みますね。

通常の車検整備とは別にWAKO'S レックスを施工します。



これはスロットルバルブより奥から液体をエンジンに吸わせて燃焼室等を掃除するものです。

燃焼室に溜まったカーボンが火種になって異常燃焼を起こすことがあるのですがそれを未然に防ぐことが出来ます。

距離を乗っている方は一度試されることをお勧めします。


そのほかエンジンルームのプラスチックカバーにコーティングをかけます。



黒いところはしっかりと黒い方がいいですからね。

一通りの作業を終えて、登録→納車となりました。


続きまして法人様のハイエース、出先でエンジンがかからなくなったとご連絡いただきました。

とりあえず状況を確認のため現場に向かいます。

バッテリー電圧は正常、メーンスイッチも生きています。

セルモーター本体か、スターターリレーが疑わしいです。

スターターリレーを外すと焦げています。



直結でまわすとセルも回り、エンジンがかかりました。

リレーが駄目なのは確定ですが、通常リレーがこのようになってしまうのはあまりあることではありません。

セルモーターも確認したいのですがとりあえず今日かかるようにしなくてはいけないのでリレーだけ交換で何日かやり過ごして頂くことにし、後日入庫、再確認いただくようにお願いします。

リレー交換と言っても本日はシルバーウイーク最終日。

取引先の部品商もお休みで万事休す、、、、、なはずですが、神様はいるもんです。

たまたま同型の車が工場に入庫中ですのでオーナー様の了解をいただき、部品をお借りすることになりました。

とりあえず一度工場に戻り部品をはずし、再び現場に向かい部品を付け替えます。



普通はこの状態です。

付け替えるとエンジンは正常に始動するようになりました。

後日入庫いただき再確認です。

バタバタな連休最終日でした、、、、、、

こんな時はキャリアカーの必要性を感じますね、、、、、、、、

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4L60E オーバーホールです。

2015-09-20 12:01:05 | 日記
業者様より94年アストロ4WDのオートマ修理依頼をいただきました。

リビルトコアの在庫がない場合は現物修理させていただくのですが、94年の4WDはコアの在庫がありますのでこちらをオーバーホールしてお送りします。

トランスミッションをスタンドにかけてひっくり返し、オイルパンを外します。



このミッションは綺麗ですね。

下取りで入ってきているミッションは大体真っ黒なオイルが入っていたり、割れた金属片が入っていたりするのですがこれはきれいな方です。

オートマの頭脳、バルブボディーASSYを外し



トランスミッションの中身をユニットごとに取り出します。




専用の工具で中のピストンやクラッチ類を取り出しすべてばらばらにし、異常がないか確認していきます。




金属部品はすべて洗浄し、不具合がなければ再使用します。(ロー&リバースピストンなどに一部再使用不可な部品番号がありますのでそれが使われている場合はそこも交換します。)


すべて洗浄が終われば組み立てです。



トランスミッションの中には複数のクラッチが入っています。

それぞれのクラッチにクリアランスの指定がありますのでシム等を使い、メーカー指定値になるよう調整します。


オイルポンプも分解して消耗品を交換します。



青いグリスはトランスミッション専用の組み付けグリスです。

初期潤滑不足での焼きつき防止のため多めに塗っておきます。

オイルポンプ組みつけ後はトルクコンバーターの先端を切った工具でポンプがスムーズに回るか確認します。(師匠からいただきました)




各ユニットを組んだらトランスミッションに入れる前に仮組みして作動確認します。




その後トランスミッションに組み込みスラスト方向の遊びを測定しメーカー指定値に合わせます。




ケース内に隠れているオイルスクリーン等も交換し



終了です。(はしょりましたが、、、)




TH350の依頼も来てますので早めにやらなきゃ、、、、、です。

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