ストラビンスキーの有名なバレエ音楽に
「火の鳥」という素晴らしい作品があります。
魔王に捕らえられた王子様が「火の鳥」の
黄金の羽根で窮地を救われ、めでたく
王女様と結ばれる華麗なバレエ劇です。
マンガ「ジャングル大帝」の連載の終了後、
次の作品は何を描いたら良いをか迷っていた
漫画家の手塚治虫。
この「火の鳥」を観劇して
プリマバレリーナの踊る「火の鳥」の
精の魅力にすっかり酔いしれしまい、
永遠の生命「火の鳥」を通じて
日本の古代→未来→現在へと進む
時間を超えた壮大なテーマで展開する
新たなストーリーでマンガにすることを
思いつきます。
私の大好きな手塚治虫。
彼のライフワーク「火の鳥」は21世紀の
今でも燦然と輝く不朽の名作となりました。