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勉強したいから不登校

2017年12月22日 | 日記



今の時期、平田塾の生徒さんの中には、学校を休んで家で、勉強をしたいという方が多くいらっしゃいます。
中学受験では、難関中学校を受験する場合、小学校を休んで猛勉強し、合格するのが普通になっているようです。

勉強しなくて困っていた生徒さんが、ここまで勉強をするのか!
と驚きの変化です。

しかし、中学校、特に田舎の中学校は、何が何でも学校には登校しなければならない。
学校だけが教育の場であるという、原始人のような考えを持ったままの教師が存在しているようです。

内申書という教師が持っている、唯一の権力誇示・脅迫システムがなくなってしまったこの時期だからこそ、
生徒さんは、正直な態度、つまり、学校に行かない、「不登校」という態度に出ます。

中学受験と高校受験の間にある、学校教師の認識の差は、どこからくるのでしょうか?
どちらも義務教育期間中の、小学生と中学生で立場は同じと考えられます。
それなのに、中学受験では小学校を休むのが普通。高校受験では休むと悪い生徒と言われる。

この点だけでも、少し考えれば、学校側、教師側の都合だけということが言えることがわかります。

中学受験は、地域に差はありますが、クラスの少数が受験をします。
高校受験は、私立専願の生徒さんを除いて、「クラス全員」が受験するということです。

もしも、その全員が学校を休んでしまったら?

教師の指導能力の低さがはくじつのもとにさらされてしまうことになります。
だから、教師は、自分の身を守るために必死に登校させようと、あの手この手を使ってきます。
自分の評価が下がることを恐れて。

さらに、どの生徒さんも、なぜ学校を休みたがるのでしょうか?

さぼって、楽をしたいからでしょうか?

実は、平田塾の生徒さんは、全く逆の発想をしているのです。

無駄な時間を無くし、1日16時間勉強してやろう!

16時間とは、1日24時間から睡眠時間の8時間を引いた時間のことです。
24-8=16
という計算をした、残りの時間である16時間に勉強時間を近づける
という思考です。

怠けるということの対極にあたる、
強烈な学力向上心による「不登校」という選択。


学校の意味の無さを実感しているのだと思います。

もしかすると、学校の教師はそこまで真剣に受験に臨んだ経験が無く、
自分が生徒の立場の時に、
そのような頑張りをした生徒さんの後塵を拝したり、何も考えていなかったために
悔しい思いをしたトラウマをもっているのではないかと疑ってしまいます。

だから、勉強を頑張る生徒が悪いイメージに映るのも仕方ないのかもしれません。

学校の教師こそが生徒さんや保護者の学習意欲のニーズに応えられていないだけで、
受験を目前にした頑張りたい生徒さんの立場を考えれば、「不登校」も当然の選択の中の一つといえます。

先日、新聞に学校には週1日だけ登校することを選択した家族の話が掲載されていました。
「学校 週1日」で検索してみてください。

その中でも、興味深い記述があります。

・年間30日以上学校を休んだ場合、文部科学省の定義では、おおむね「不登校」と判断される。しかし、東京都内に住む会社員の佐別当(さべっとう)隆志さん(40)の娘の絵里ちゃん(6)は、あえて小学校に通うのは週1日とし、それ以外は英語教室に通ったり、母親の指導を受けたりして学ぶ。背景には「画一的な学び」への抵抗感がある。

・今年からは「教育機会確保法」という法律が新たに施行されている。教育機会確保法では「不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにする」ことを基本理念としている。

・今年の3月には文部科学省から自治体などに向け、以下のような通知が出されている。
 「家庭で多くの時間を過ごしている不登校児童生徒についても、社会的自立に向かえるよう、家庭への学習等の支援を行うことや、当該学習等への社会的な理解の促進を図ることは重要である」

・担任や副校長を交えて話し合いが始まった。「娘が行きたいといったら、いつでも戻れるようにしたいので、『学校に籍だけ置かせてほしい。週1日や、行きたい科目だけでもいいなら通わせられる。柔軟な対応をしてほしい』と話をしたら、それは出来ないと言われた。学校としては毎日来るか、来ないかのどちらかじゃないと困りますと」(佐別当さん)話し合いは平行線をたどり、3ヶ月経った。突破口を開いたのは、文部科学省に勤める友人から、学校だけではなく、教育委員会も含めて話すよう勧められたことだった。

・「7月に、教育委員会の方に今話したような説明をしたら、佐別当さんのところは親がさぼっているのではなくて、家庭で教育環境をつくっているので、学校側が毎日来なさいというのではなく、1日でも行けるような環境をつくるなど柔軟に対応したほうがいいという話をしてくれて、それで2学期から体育だけ行かせてもらいますという話になり、受け入れてもらえた」(佐別当さん)

・「時代の流れの中で、いろいろな考え方が出てきている。無理して通うのではなく、今日は休んでもいい、という家庭も増えているので、不登校の出現率が、品川区でも若干上がってきている」と話す。

・学校には行かずに、自宅で学ぶ「ホームスクール」の実践者を支援する、NPO法人「日本ホームスクール支援協会」(東京)の日野公三理事長は、「協会を立ち上げ、20年近く支援をしているが、教育委員会側から『おたくがそそのかすから、学校に来られないことを正当化する親がいる』などと批判を受けたことがあった。ホームスクールは、学校や教育委員会からは前向きな選択としては受け止められていない現状がある。不登校状態でも、学習が進められる点は評価されながらも、積極的にホームスクールと名乗ると批判を受けるという、二重構造になっている」と指摘する。

・「ただ、多様な学びの確保は必要なことだと思っている。これからの時代、自分の頭で考え、未知の課題に取り組める問題解決力の高い人が求められる。学校だけでは多様な学習ニーズを持つ子供たちに対応することは難しい時代になっているのではないか」と話す。協会によると、ホームスクールは米国ではすべての州で法的に認められ、米政府の統計では、全体の2.8%にあたる164万人超(2017年)がホームスクールで学んでいるという。佐別当さんは、今のやり方を貫いて、何を変えたいのか。

・「ホームスクールや、ハイブリッドスクーリングについて、ポジティブな議論がされていないので、学校に合わない人がホームスクールをしていると思われている。教育の選択肢を増やしたいという思いがある。














戦前に、軍国主義が蔓延し、国家が破滅したように、
日本人は全体主義が大好きです。
錦の御旗が自分側にあれば、善悪などの思考を停止し、他人にその価値観を押し付ける。
まさに、よくテレビドラマ(特に朝の連ドラに多い)に出てくる、隣組の怒鳴りこんでくる悪役女性や、
悪者の憲兵隊長役に近い思考が、いまだに幅を利かせているのです。

その軍国主義のような思想が、現在の一部の中学校で、厳然と存在していることは大問題といえるのではないでしょうか?

落ちとしては、
決まって最後に割を食う、責任を取らされるのは、国民なのです。

公立教育では、生徒はほとんど通う学校は選べません。

平田塾の近くの中学では、学校を休むことが、担任に堂々と認めらる一方、
他の中学では、学校を休んだ生徒さんが、大勢の前で怒鳴り散らされ、精神的ショックを与えられ、
それを見た他の生徒さんが、震え上がることにより、見せしめの効果を出している事例まで
報告されています。

まるで戦時中の帝国陸軍における新兵いじめをみているようです。

中3の公民の授業では、憲法に、全ての公務員は国民に対する奉仕者であると、明記されていることを

生徒に教えなければならないはずです。
なぜか、学校の授業では省略されることが多いようですが。

公立中学の教師は間違いなく公務員であり、

その給料は国民の税金で賄われているはずです。

武力という、戦後否定された力を持っていて、戦地で相手が弱い立場にいることをいいことに、やりたい放題やってしまった
太平洋戦争を引き合いに出すまでもなく、そのような組織が悲惨な末路をたどるのは歴史的に明白です。












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