藤枝マリンダイビング BLOG

ダイビング日記を書き込んでいます。

4月14日の石津浜

2007-04-14 21:12:24 | Weblog
明け方の雨と強風で荒れ模様が心配されましたが、朝方には回復し、西風が強いもののいい天気です。

そして、海のほうはいい潮がさして来たらしく、この時期にしてはすばらしい透視度になりました。
-18mでも水面に太陽が見えます。
ただ、ちょっとうねりが入っており、写真撮影は大変でした。

海中の明るさは、この写真でも一目瞭然。
先週と全く同じ撮影条件ですが、背景が見事に青く抜けています。
このタカクラタツ君、当分ここに居座ってくれそうですね。
今日はなぜだかゴメンナサイの下向きです。


またもやサンゴタツですが、久しぶりのホワイトホース!
少し日に焼けて黄ばんで来た?


深場のガラスハゼも今日は背景が綺麗に撮れました。合計3尾を確認。


最後に、かなりマニアックなところで真っ直ぐな殻が特徴のツノガイです。
殻の長さは焼く4cm
一見生き物には見えないほどですが、ちょっと変わった貝類です。


ここで、Ken's ワンポイント講座。

ツノガイは、巻貝をう~んと引き伸ばした様に見えますが、実は巻貝とはかなり縁が遠いんです。
ちなみにアワビは巻貝をタテにう~んと押しつぶしたもので、れっきとした巻貝の仲間。
また、巻貝の殻が無くなるとアメフラシやウミウシの仲間になります。

貝類を含む軟体動物の分類は以下のとおり。
ツノガイは、分類学上も「巻貝」「二枚貝」のレベルで独立した仲間を形成する位、他の貝類とは縁遠い存在なのです。
日本には約70種類がいるそうです。

軟体動物門
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+-多板網(ヒザラガイの仲間)
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+-二枚貝網(アサリやカキなどの二枚貝)
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+-掘足網(ツノガイの仲間)
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+-腹足網(巻貝の仲間やウミウシ)
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+-頭足網(イカ、タコの仲間)

何とこのツノガイの殻を専門に棲家とする「ツノガイヤドリ」というヤドカリもいるそうで、そのマニアックさは人間以上ですね。

Log data

Entry 10:21
Max. depth -21.1m
Ave. depth -14.9m
Dive time 49min
Water temp. 16℃
Visibility 8m
Wave hight 0.8m