つかっぴぃの雑記帳

たくさんの楽しみと、さまざまな体験を徒然なるままに。

カセットテープのお片付け

2016年05月07日 | 日記
私くらいの年齢の方なら一番使った記録媒体であろうカセットテープ。実家から掘り出してきました。



この山に埋もれた過去の楽曲データをデジタル化、SDカードに収め、場所を取るテープは処分すると
いう作業に取り掛かることにしました。
先ずはカセットを再生する機器を、オクポチにて購入。



以前からKENWOODのミニコンポを使っており、今回も同社のものを。中古品ですが、再生音質は思った
通り(GOOD)。でもね、順方向の再生が出来ない…ということで、一昨日購入先に返送、ただいま修理中。

このデッキとPCとの媒介役となる機器が、オーディオプロセッサー。



アマゾンにあった中古品。我が家のPCのOSであるWIN7に、完全には対応してませんが、編集作業には
支障ありません。

テープの保存状態ですが、特にみかん箱内においてはそもそもケースに入っていないテープが大多数。
ケースに入っていたものでも、外装の記載が90分、テープそのものは46分などという不一致がざら。
テープの外装が無記載のものも多数あり、アルバムは辛うじてその名前が記載されているものが
多いですが、外装のインデックス欄に曲名が記載されておらず、今となってはどんな曲が入って
いたのかさえ不明なもの数知れず。

という状況ですので、編集云々の前に先ず、外見からは何が入っているのかわからないテープの
中身を紐解くところからスタートです。
購入したデッキで再生しようにも、片側しか再生出来ない上に、確認出来たテープのデータを
取り込む作業が出来ず、確認作業は別の機械でやらないと作業が全く進まない、と気づくのに
それほど時間もかからず。ということで、実家に再生出来る機器がないか、おかんの見舞い
ついでに探すとこんなものが(写真左側)。



カラオケ練習に使っていたものらしい。しかし、中の電池が液漏れっぽくなっている。
電池を入れ替えたもののの、再生速度が全く一定しないし、早送りも巻き戻しも満足に機能せず。
やはり買い足しか…と諦めかけていたところ、別のレコーダーを発見(上の写真右側)。
こちらも10年以上前に購入したものですが、全ての動作ともとりあえず問題なし。これで作業が
はかどりはじめました。

オムニバス形式で録音されたテープには、オムニバスという意味の記載だけが外装にあります。
それを見つけるとイントロクイズよろしく曲頭を聞き、既にCD音源を持っている曲か確認、
ないものだけを拾い出すという作業をテープ単位で行います。
全く同じ曲順で、同じ楽曲が入っているテープが複数あったり、同じ楽曲があちこちのテープに
録音されていたり、しまいには片面に一曲のリピートが延々続くテープまで。
また、全く知らない曲や、明らかに自分の志向の違う曲が続くテープもあります。妹がアレンジ
しただろうというものが大半ですが、誰の趣味でもないだろうという楽曲のオンパレードという
テープも出て来ます(少々気味悪ですが)。

アルバムも調べていくと、複数のテープに同じアルバムを録音しているものがあります。
80年代に一旦録音したものを、その後CDで再録音し、その両方を保管していたようです。



写真は佐野元春の『VISITORS』というアルバムで、手書きのラベルが再録音したもののようです。
音質が多少悪いですが、最初に録音した方が味わいがあるので、そちらを残すことに。結局再録音分は、
テープと時間の無駄。ともあれ、これを整理するだけで10本以上が即処分となります。
アルバムは、とりあえずそのまま再生してデータの取り込みを完了させますが、46分テープであれば、
当然46分近くかかるわけですから、一日フルで取り込むと言っても、物理的限界があります。

オムニバス形式でもアルバム形式でも、取り込み作業が終わったら不要な曲間を切り取り一時保存、
その後、曲名や歌手名のデータを確認して追記し、それをSDカードへ転送してテープ1本の作業が
終わりますが、この作業にもテープ1本当たり20~30分くらいかかってます。

少しでも音質を良くすべく、ビット数を最大値に上げて作業をしているので、シングル1曲で10MB、
アルバム1本で200MBなんでいうデータ量になるものもあります。
志向の変化で、既に聞かなくなった類のテープも出てきてはいますが、何せ絶対量が多く、とり
あえず邦楽・洋楽別々に16GBのカードを用意してはいますが、容量が足りなくなるかも。

これをやっていると時間の経過がいつも以上に早く感じ、あっという間に日が暮れてしまいます。
無職という追加条件はあるものの、時間があってこその作業ですよね。
とりあえず、連休中に100本近いテープの処理が終わりました。デッキが戻ってきたら、また
地道な作業です。