日本代表のW杯が終わりました。大健闘を称えつつも、勝ちを逃した悔しさが胸の中で交錯する複雑な心境です。
パラグアイは優勝候補でないとは言え、予選ではブラジルやアルゼンチンと互角以上に戦ってきた強豪。そんな相手と拮抗した試合をできた訳ですから凄い事です。
本田が前線でしっかりとクリアボールに反応し、当たり負けをしない強さを見せました。松井にボールが渡れば、しっかりキープができて一安心。そこに遠藤・長谷部が絡めば、大きな展開が可能となります。4試合目にして、コンビネーションが洗練された感がありました。
だからこそ、惜しい・・・
スペインとどこまでできるかを見てみたかった・・・
これもサッカーの神様が与えてくれた試練なのかもしれません。ドーハの時は喪失感のみでしたが、今回は未来への期待感もありました。
次世代の代表候補には多くのタレントがいます。彼らは欧州でも南米でも名前負けすることはないでしょう。対戦できることで満足するレベルから、完全に脱皮 できたと思います。どんどん海外へ行き、経験を積み、大口を叩く選手が増えて欲しい。
これからの4年を思うと楽しみです。
また、考えようによっては、前回大会のブラジル戦のようにスペインに完膚なきまでやられてしまうより良かったかも。期待感の持てる負け方だったと思います。
でも、PKは辛い。県大会ブロック予選準決勝のPK戦を自分が外したせいで負けた次男は駒野の気持ちを察っしていたかもしれません。そして去年、私お父さんコーチも2回連続でPKを外しています。
でも、駒野が感じているであろう、胸の奥底から込み上げてくる苦々しい後悔の念は、どれほどのものか想像すらできません。
気持ちを強くもって、胸を張って、上を向いて帰国して欲しい。4試合、賞賛に値するプレーをしてきたのだから。