「いつまでも勝てない国」ということで日本とフランスについて書きましたが、今大会における個人的な期待はずれの国について検証してみました。
セルビア・モンテネグロ
欧州予選では失点1という鉄壁の守りを見せたのですが、本大会でメンバーが少し変わったようで、アルゼンチンでは悪夢の6失点。
アルゼンチン、オランダと比べるとメンバーの経験不足は否めず、さらに2試合で無得点という得点力不足が悪循環を招いたようですね。
モンテネグロが独立すると選手構成がどう変わるのか、今度誰か教えてください。
アメリカ
第1回大会から参加していることはあまり知られていません(と勝手に思っている)。その後第2回、第4回と出場した後、90年の第14回イタリア大会まで出場していません。
2002年大会でメキシコを破ってベスト8に進出したのは記憶に新しいですが、なぜか欧州で開催された大会では、通算0勝7敗、得点4に対して失点20と散々な結果です。
今大会はすでに1敗1分、欧州で初の勝点をイタリアからもぎ取りました。最終戦の結果次第ではトーナメント進出の可能性を残しています。
パラグアイ
いや、そんなに期待していたわけではないのですが、チラベルト、2大会連続でベスト16なんで。
しつこいようですが
フランスファンなので、98年フランス大会でのフランス戦のチラベルトの印象が個人的には強烈に残っています。その後、彼は国の体制だか政権だかに抗議してコパ・アメリカに不参加。「なぜ俺が不参加なのか、その理由をこうやってみんなが聞きにくることでこの国の現状を広く世界に広めたい」といったようなことをNumberだかなんかのインタビューで読んだ覚えがありますが、そんな人です。
最終戦はトリニダードトバゴなのでまだ望みはあります。
イラン
最終予選では日本と張り合うアジアでは強豪のイランも、ワールドカップ本大会ではなかなか勝てませんな。ポルトガルはともかく対メキシコ戦は実はひそかに期待していたのですが。今大会残り1試合ですが、37歳のダエイの得点を見てみたい気も。