そんなばかな

時事ねたニュース報道にそんなばかな

「書斎、椅子 俺もあるぞと ウォシュレット」

2005-10-20 10:40:26 | Weblog
「書斎、椅子 俺もあるぞと ウォシュレット」


近頃では、お父さんの権威も地に落ちたようです。

なかなか秀逸だと思う(僻目か?)が、採用には至らなかった。

短歌や俳句、川柳などは人生の機知や機微に触れ、日本人の
感覚を研ぎ澄ます役割を果たしてきましたが、企業がこのような
プロモーションをしてくれることは、ありがたいことです。

ちょっとしたことですが、文化を守る事業として、これからも是非
続けてほしい。


短歌や俳句、川柳というと、つい日本固有の文化だと思ってしま
いがちですが、

ギリシャでは、昔から31文字の音韻を持つ詩があるようですし
日本語に多大な影響を持っているといわれるタミル語には万葉
集に似た古代の歌がある。(日本語の形成:大野晋著)

話は変わりますが、

大野晋さんは私の読んだ言語学の著作の中でも、最も読みや
すい文章を書かれる方と記憶しています。

言語学者であればこのくらいの文章で書いてほしいし、自分は
言語学者ではないが、是非このくらいに書けるようになりたいも
のだとつくづく感心した。



先日、友人からメールアドレスが変わるとの連絡があり、また
城之崎市が豊岡市に合併吸収(?)される旨、報告があった。

早速

「豊岡や シガなき国と なりにけり」


国(クニ:ク⇒キの先 ⇒ キノサキ:城之崎に)

志賀直哉の名作「城之崎にて」は動物と人とのかかわりを描い
た秀作でしたが、豊岡の名前でもまた名作が誕生するんでしょ
うか、志賀も泣いているのではないか、

役人のやることはいつも荒っぽい、趣旨の返事をしておいた。



各地で行われている自治体合併は、ほとんど補助金や税金な
ど、お金がらみだと聞く、それはそれで経営と考えれば世の習
いかもしれない。

明治維新と共に日本地図の本格整備を行ったときの政府は、
地元民の呼び名を無理やり漢字に置き換えたため、印象や雰
囲気が大きく変わってしまったり、その後地名の漢字読みを変
えて運用されたりと、全くいいところがなかった例も多々あるよ
うです。

この際ですから、明治以前の地名など掘り起こして、再考され
てみてはいかがでしょうか?

古くからある地名が、消えてしまわない工夫も是非考えてほしい。