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’90s EUROBEATと恋と旅の独り言・・・

懐かしの90年代のEUROBEATを中心に恋や旅の話を気軽に楽しく語れるブログを目指しています!ヨロシクです♪

90年代±αのお奨めEUROBEAT その69

2005-10-18 23:43:03 | EUROBEAT

【DREAM GIRL(夢見る少女じゃいられない) / QUEEN REGINA】
1996 AVEX D.D., INC.
【CAN'T STAY A DREAMY GIRL(夢見る少女じゃいられない) / NIKITA JR】
1996 AVEX D.D., INC.


 さて、今回は一気に2曲の同時紹介です。なぜ2曲同時かというと、J-EUROつながりというわけではないのですが、いずれも相川七瀬のデビュー曲の【夢見る少女じゃいられない】をEUROBEATカバーした作品のため、企画の面白さと完成度から一気に紹介しました。
 QUEEN REGINAの方はA.FERRARISとA.GORDONによって、NIKITA JRの方はNICK "TURBO" FESTARIとACCATINOとRIMONTIによってアレンジと英訳をつけられているため、曲調や歌詞も異なり同じ曲でも魅せ方がいろいろあって楽しめます。ただし、QUEEN REGINAの方はT.Y.M-P.8MIXというREMIX版が作られ、パラパラもついてパラ速にも収録されている事から、メジャーかもしれませんね。指先と手の動きをキレよく踊るとカッコよく見えます。

 いずれもEBFの10TH ANNIVERSARY NON-STOP MEGA MIXのDISC2に収録されていますので、ぜひとも聴き比べして下さい♪

   
 主な収録先:EBF 10TH ANNIVERSARY NON-STOP MEGA MIX ほか?


90年代±αのお奨めEUROBEAT その68

2005-10-17 23:58:39 | EUROBEAT

【TRY ME / LOLITA】 1993 RODGERS & CONTINI RECORDS


 いきなりですが、問題です!【TRY ME / LOLITA】【LIKE A VIRGIN / VIRGINELLE】【MYSTERY IN LOVE / VIRGINELLE】【KISS ME BABE / VIRGINELLE】【HOT LOVE & EMOTION / VIRGINELLE】【SEASON / VERONICA SALES】【MONEY MONEY MONEY / ROXANNE】【BORN TO BE WILD / EDO】【BURNING LOVE / D-ESSEX】の共通点は何でしょうか?答えは製作陣に「HINOKY TEAM」が参加していることです。1993年から1995年にかけて突如出現したHINOKY TEAMですが、本当に謎のチームでした。いろいろ探りをいれましたがavexが版権を持っているところまでは分かったのですが、メンバーなどは不明でした。ただ、その他の曲も含めてほとんどの曲が安室奈美恵や荻野目洋子やMAXらがカバーしていますね。まぁ~その謎な部分がEUROBEATらしくていいんですけどね、というO型な意見です(笑)

 さて、もう説明が必要ないくらいの超大ヒット曲ですが、初めてSEBに収録されたのはSEB Vol.50でした。当時、SEB Vol.50のCMで使われた曲でしたが15秒のCMでは納まりきらない程のインパクトを与えました。さらにSEB Vol.50の一曲目を飾り、さらに大きなインパクトを与えましたね。特にサビの高音で透明感があるボイスはCMが終わった後も耳の中でエコーしましたね。そして、いつものように腰から痺れまくりました、今風に表現すると「キター」ってところでしょうか(笑)

 LOLITAというとそれまではポップ&キュートな路線でヒットを出していましたが、アグレッシブなメロディーでいかにもパラパラ向けといった感じに仕上がっています。そのためディスコだけには留まらず、学生パーティーとかでもよくかかっていました。他は見よう見まねでもこの曲だけはバッチリ踊れたという感じの人も多く見られました。おかげでカラオケでパラパラを練習している人も多くいたそうです。個人的にはゲーセンのパラパラパラダイスで踊ってたりもしていました…
 改めてフリを見直しましたが、イントロの細かい動き、Bメロの右手のキレのある動き、サビの力強さとリズム感とインパクトのあるフリでした。ただ、当時は気がつくはずもなかったのですが、Aメロの動きは猫ひろしの「ポーツマス ポーツマス」に似ていて、夜中なのにブログを書きながら一人笑いをしてしまいました(苦笑)

 改めて曲の解説も必要ないくらいと思うのですが…イントロの激しさ、サビの高音、パラパラの綺麗さとキレなどどれをとっても素晴らしいのですが、マニアックな意見としてはそれらに加えて、サビの和音も好きですね。他のEUROBEATではなかなか使われないハーモニーを演出しています。その後もSEBのリクエストカウントダウンがあるたびに登場するほどの常連になっています。それだけ支持層が広いということでしょう。
 今となっては笑える想い出なのですが、高校の時に初めて聴き、友達に「LOLITAのTRY MEはすごくイイよ!」と奨めたところ「エッ?」って顔をされました。その後、説明をして何とか一瞬の誤解を解けました(苦笑)そんなことから?高校の卒業文集にSEBの素晴らしさも書いた型破り?!な人間です…

 安室奈美恵もカバーをしましたが「受話器の向こう あなたの声 胸が痛い…」という出だしです。「受話器の向こう…」という歌詞に時代を感じてしまいますね、今は携帯の時代ですからね~

 これだけ大ヒットを連発したLOLITAですが、どのCDを見てもそのプロフィールは不明でした。彼女のソロアルバムにさえも写真一枚しかのっていません。EUROBEATの世界ではよくあることだからな・・・と諦めていましたが、最近とんでもない?!記事を見つけました。コチラに詳細が載っているのですが、VIRGINELLEとLOLITAは同一人物とのことです。そんな気もしていたのですが、公式プロフィールだから間違いないでしょう。ということは15年以上もEUROBEATを歌い続けているのですね。ということは自分の人生の半分以上はEUROBEATを聴いてるのか~としみじみ実感しました、ハイ。


   
 主な収録先:SEB Vol.50, TRY ME / LOLITA ほか


90年代±αのお奨めEUROBEAT その67

2005-10-16 23:56:17 | EUROBEAT

【WILD REPUTATION / THE BIG BROTHER】 1990 RODGERS & CONTINI RECORDS


 伝説のアーティストのTHE BIG BROTHER(初期はBIG BROTHERということでTHEがついていませんでした)がリリースした第一弾かつRODFERS & CONTINI RECORDSの第三弾の超大ヒット曲です。しかもSEB Vol.9の2曲目に収録されているほど、歴史の長い曲です。
 THE BIG BROTHERはALEPHとしてもで大ヒットをリリースしまくったDAVE RODGERSが中心となってプロデュース&アーティストとして活躍し、この【WILD REPUTATION】や【OH OH GIRLS ARE DANCING】をはじめ【DANCING IN THE FIRE】などカッコよすぎるEUROBEATとROCKを見事に融合させたアグレッシブな曲をリリースしています。その後はアーティストだけに留まらず、プロデューサとしても大活躍しています。THE BIG BROTHERということは兄?と疑問を持ちますが、ALEPHとしてBIG BROTHERというタイトルの曲を出している事から、そこと何かしらの関係があるもかもしれません・・・

 曲もこの当時で、こんなに激しく美しいメロディーを作っていいのか~!とツッコミをいれたくなるくらいの完成度です。全体的にはハードさを押さえつつもきっちりとマニア心のを捕らえる歌い方が印象的で、一度聴くと耳に残る曲です。
 オリジナルはややスローテンポですが、後のSEBのNon-Stop REMIXシリーズではテンポをあげ、また違った魅力を引き出しています。またSEB Vol.91ではJG's REMIXも収録されており、そちらもお奨めです♪
 
 ただ個人的に心残りなのは1991年にTHE BIG BROTHERのアルバムが出たのですが当時は学生でお金がなく、買いそびれてしまいました。いろいろ探しましたが今では廃盤のようです。アルバムについてはコチラを参照して下さいませ。もし、THE BIG BROTHERが好きだ~!という方がいらっしゃいましたらSEB Vol.22では4曲続けて収録されているのでそちらもお奨めです。一部で曲が短すぎる問題もありますけどね…



   
 主な収録先:SEB Vol.9, SEB Presents 70min. 70son. HYPER MEGA MIX ほか


90年代±αのお奨めEUROBEAT その66

2005-10-15 23:49:20 | EUROBEAT

【NO ONE SLEEP IN TOKYO / EDO BOYS】 1998 DELTA S.R.L.


 【NO ONE SLEEP IN TOKYO 】ですが、当時のEUROBEATとは一線を画した曲調でいかにもDELTAらしいという感じでした。曲のテンポはやや遅めながらも、ジャストフィットするリズム感で踊っていても心地よい曲でした。パラパラも当時の振り付けでよく見られたAメロ=ステップのみ(Come Onの前までは)、Bメロはほとんど波の動きと比較的シンプルなフリですので、パラパラって難しい?と思ってる方にもお奨めです。
 
 【NO ONE SLEEP IN TOKYO】ということは「東京では誰も眠らない」と直訳でき歌詞も、そ~んな感じになっています。個人的には、いろいろあってこの曲が流行っていた頃は神楽坂で夜までというか明け方まで、しばしば徹夜をしていました。そんな時、明け方になると必ずと言っていいほど、この曲が頭のなかでリピートされ思わず体が踊りだしてしまうのでした・・・あの頃は大変でしたが、今となってはいい想い出ですね★
 

   
 主な収録先:SEB Vol.93, SEB presents HYPER STAR ENRGY ほか


90年代±αのお奨めEUROBEAT その65

2005-10-14 23:29:11 | EUROBEAT

【BIGGEST LOVE / KING & QUEEN】 1995 RODGERS & CONTINI RECORDS


 哀愁EUROBEATでBEST5を選べ!と唐突に言われてもこの曲だけは外さないと断言できる超完璧な名曲です…
とさっきも【LOVING HONEY】を紹介しましたが、この曲もBEST5のうちの1曲です。でもKING & QUEENなのに哀愁EUROBEAT~?とか、聴いたことないよ!という声があるはず?!確かにKING & QUEENといえば【PARA PARA】や【DANCING QUEEN】といったイケイケ(死語?)な曲が多いため哀愁EUROBEATのイメージとはかけ離れていると思います。それもそのはず、この曲はKING & QUEENの唯一のアルバム「SEASON」にしか収録されていない隠れた名曲だからです。

 哀愁EUROBEATは曲のイメージやアーティストが好きだ~!という人は自分も含めて多いはずですが、それらに加え【BIGGEST LOVE】の歌詞には(主観がありますけど…)片思いする女性の気持ちが熱く綴られており、そこも惹かれるポイントの1つです。時間を見つけて歌詞をアップします。さらに、パラパラも曲のイメージを壊すことなく、美しいフリがつけられています。個人的にはサビの「You are my BIGGEST LOVE!!」に合わせて胸元で両手を使ってハートを作り(よくアイドルがグラビア撮影でやるポーズともいうかもしれない…)左右に揺らす部分がとてもお気に入りです。哀愁もパラパラも魅せるKING & QUEENの隠れた名曲ですのでお手元にCDをお持ちの人もそうでない人も聴くべしです!
 でも、アルバムのジャケットに描かれた二人は誰?と思うのは自分だけでしょうか?求む同意見という感じですね(笑)
 
 
   
 主な収録先:SEASON / KING & QUEEN


90年代±αのお奨めEUROBEAT その64

2005-10-14 22:49:03 | EUROBEAT

【LOVING HONEY / LINDA ROSS】 1992 TIME S.R.L.


 哀愁EUROBEATでBEST5を選べ!と唐突に言われてもこの曲だけは外さないと断言できる超完璧な名曲です。透明感溢れる女性ボーカル、マイオリーニが得意とするメロディーラインがしっかりとした曲の展開、サビのハーモニー、恋人を想うピュアな女性の想いを綴った歌詞…どれをとっても最高です、最高です、最高です…と何回言っても最高です♪あまりの完成度に聞くたびに腰から痺れまくりますね。
(注 EUROBEATを十数年と聴きまくった結果、極上のEUROBEATを聞くたびに腰から痺れまくる習性が身につきました・・・)
 そんな最高の曲を極上に高めたのがTHE BEST OF NON-STOP SEB 1992のM.S.T. REMIXです、そう先ほども書きましたが天才DJの松本みつぐ様が率いるM.S.T.です。ただでさえ最高の曲を、もうため息しかでないくらいの仕上がりです。LINDA ROSSと言えば【BAD GIRL】や【TOUCH ME】といったハイテンポなノリノリ(死語?)な曲が多かったのですが、そのイメージを凄くイイ意味で覆した哀愁EUROBEATです。聴いたことのある人もそうでない人も聴くべしですね!!Aメロが…とかそういう説明をする必要がないくらい(下手な説明で曲のイメージを壊したくないとも言う)極上の哀愁EUROBEATです★

 
   
 主な収録先:SEB Vol.25, THE BEST OF NON-STOP SEB 1992 ほか


90年代±αのお奨めEUROBEAT その63

2005-10-13 23:26:45 | EUROBEAT

【BOOM BOOM DOLLAR / KING KONG & THE D.JUNGLE GIRLS】 1989 ALA BIANCA Srl.


 【BOOM BOOM DOLLAR】といえばEUROBEATファンに限らずともゲーセンのダンス系ゲームでも収録されていることから、認知度は高いのではないでしょうか?巻き舌を聞かせた独特の男性のボーカルとEUROBEATで必ず大ヒットするキーワードの一つであるBOOM BOOMが何度も何度も繰り返されるため、一度聞くと耳に残るはずです。また80年代のDISCO特集をすると必ずといっていいほど、収録されている代表曲であります。

 TEBの情報によると1988年にデビューした、KING KONGことアンドレアとJUNGLE GIRLSことアレッサンドとロベルタの3人のユニットです。なぜかKING KONGの被り物をしているのですが、ユニット名を意識してのことでしょうか?ジャケットの写真を見るとますます謎が生じます・・・
 この【BOOM BOOM DOLLAR】の他に【WALKIE TALKIE】などのヒット曲を引っさげて89年のBOOM BOOMツアーに参加したそうです。先にも紹介しましたがF.C.F.やCOO COOとともに全国ツアーをしたということですね。

 でもこの曲を大ヒットさせたのは彼らのパフォーマンスはもちろんですが、REMIXの完成度の高さも挙げられます。そう、天才DJの松本みつぐ様率いるM.S.T.によるRED MONSTER REMIXです。今となってはTEB Vol.14かSEB Vol.91のBOUNS版をはじめ収録されているCDがほとんどないのですが、もの凄くカッコよく仕上がっています。ちなみに90年代±αのお奨めEUROBEAT その52でも紹介しました【SOFT TIME / SOPHIE】でもRED MONSTER REMIXが収録されています。ゲーセンで踊るのもいいのですが、ぜひともRED MONSTER REMIXを聞くべしです!!
 
   
 主な収録先:TEB Vol.14, MAHARAJA NIGHT Vol.FINAL ほか


90年代±αのお奨めEUROBEAT その62

2005-10-13 00:22:34 | EUROBEAT

【HERO OF DESIRE / CHESTER】 1997 TIME S.R.L.


 CHESTERと言えばアグレッシブなボーカルを持つ男性アーティストですが、彼の魅力をより引き出す曲がこの【HERO OF DESIRE】です。イントロからガンガン(死語?)飛ばしまくり、キレとタメが絶妙にきいた曲です。その他にも【BANG BANG FOR YOUR LOVE】や【GORKY PARK】などもリリースしていますが、【HERO OF DESIRE】が一番好きですし、お奨めですね♪
 
 そして何よりもイイのがパラパラです。イントロの激しさに負けないくらいの激しい激しい手の動きに始まり、Aメロの力強さ、Bメロのキレとどれをとっても素晴らしいフリによって高まっていきます。そしてサビの部分で曲の盛り上がりに比例してパラパラも最高潮に盛り上がります。普通は勢いに合わせてキレのある動きが求められるのですが、この曲ではそれに加え、絶妙な間合いというかタメもあるとよりカッコよく踊れます、と書くと相変わらず表現力が欠乏していることが明らかになるので、ぜひともビデオでチェックして下さい!頭のメモリーに間違いがなければパラ速のVol.10前後に収録されているはずです。そこで3人の女性がお手本として踊られているのですが、3人とも凄くキレのある動きで思わず唸っちゃいます!また、ダンスフロアで円陣組んで踊りたいものですね♪


   
 主な収録先:SEB Vol.77, THE BEST OF SEB 1997 ほか


90年代±αのお奨めEUROBEAT その61

2005-10-12 23:35:01 | EUROBEAT

【SUPER SEX SYMBOL / ROXANNE】 1994 RODGERS & CONTINI RECORDS


 EUROBEATの特徴と言えば、リズムやビートの早さが上げられますが、どこまでも早くできるかといえばもちろんNOです!それは曲のイメージやボーカルが高音になりすぎるなどの問題が生じるからです。硬い紹介で始まりましたが、テンポをあげても質が落ちないというか、むしろその良さが高まる曲の一つがこの【SUPER SEX SYMBOL / ROXANNE】です。
 ROXANNEのデビュー曲としてSEB Vol.48に収録されていますが、その後SEBのVol.50, 60, 70にも収録された、90年代のヒット曲です。Vol.48からだんだんとテンポがあがりVol.70にいたっては体感速度で約130%アップです(笑)でも不思議な事にこのテンポでも違和感がないのは曲の特質からでしょうか?ROXANNE特有のポップ&キュートなボーカルがさらに魅せていますね。その後も【LOVE LOVE FIRE】や【MONEY MONEY MONEY】など同じようなイメージの曲をリリースしました。

 それにしても過激なタイトルですが、歌詞はタイトルほど過激ではなく「女性の憧れとなっている男性スター」について書いてあります、少なくとも一番は…
 ちなみにパラパラですが、イントロは腕の動きを中心としたキレのあるフリで、Aメロは【NIGHT OF FIRE / NIKO】とほぼ同じです。Bメロもよくある動きでまとめられています。しかし!サビが・・・サビがです。自主規制で動きを書くのは控えておきますが、初めて踊る人は結構恥ずかしいかもしれませんね。自分は何回か踊って慣れましたけどね(苦笑)やはり曲のタイトルのインパクトが強すぎたということでしょうか?まぁ~この辺の遊びもパラパラの面白さなのでしょう、ハイ。


   
 主な収録先:SEB Vol.48, SEB Vol.50 ほか


90年代±αのお奨めEUROBEAT その60

2005-10-12 01:06:05 | EUROBEAT

【BIG MATCH / F.C.F.】 1991 F.C.F. RECORDS


 90年代前半を代表するアーティストである、F.C.F.の中でも特にお奨めの作品です。何で【BIG MATCH】なのか?というと、それは一番長いMIXであるEXTEND MIXの名前が「The Tyson Remix」と名づけられていること、歌詞も戦いに臨む心境を書いていること、シングルCDの裏面にボクシングのイラストが書かれていることから、あのマイク・タイソンを意識して作られた曲と断定できます。
 1991年の曲であることから、1990年2月に東京ドームで行われた世界ヘビー級タイトルマッチの「マイク・タイソンvsジェームス・ダグラス戦」も少なからず影響したと思われます。余談ですが、この試合は約51000人もの観客が集まり、日本で一番観客動員数が多かった世界戦として記録に残っています。
 
 「The Tyson Remix」が最も好きですが、いきなり低音のビートが響き渡り、いかにも大舞台を前に緊張感を高めるボクサーの心理状況を描き出しています。全体で7分少々の曲なのにイントロだけで1分40秒近くもかかっているのですが、飽きるどころか、これから始まる曲の期待感を大いに高めています。
 曲も全体にわたり、F.C.F.特有の素晴らしいハーモニーと展開の速さが曲の魅力をさらに引き出しています。また、低音のビートと、流れるようなメロディーや2番が終わったあとの間奏も凄くイイですね♪そして何よりもイイのは曲の最後にサビをアカペラで歌うのですが、F.C.F.のハーモニーが響きわたり、その素晴らしさに痺れまくりです!今から15年近くも前の曲ですが、ここまで完成度の高いEUROBEATをリリースしたF.C.F.の虜であります。

 個人的にもこの曲のイメージをうまく引き出して、高校生の時は部活の試合や試験の直前にこの曲をウォークマンから聞くことで集中力をより高めていました。おかげさまで好結果を連発できましたね☆

 さて、初めの方でシングルCDが…という話を書きましたが、当時はTEBの中でも8cmシングルCDがリリースされていました。もちろん大ヒットアーティストのF.C.F.もリリースしております。その特徴としてEXTEND REMIXの他に短くしたRADIO REMIXやサビだけのものなど様々なREMIXが5曲ほど収録されています。でも最大の特徴にして最大の謎は「ユーロビート四字熟語シリーズ」というのがつけられています。ちなみにこの【BIG MATCH】は「無常迅速」ということで「世の移り変りがとても速い様子」という意味です。他のシングルCDについては別の曲にて紹介します。
 なぜ「ユーロビート四字熟語シリーズ」があったのか・・・今となってはまさにミステリーです。

   
 主な収録先:TEB Vol.28, BIG MATCH / F.C.F. ほか