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今日初めて駆除に参加しました。
去年の駆除には間に合わず、この四月からのスタートとなっていました。
今回はキツネの駆除。
映画などの影響で可愛いイメージがあると思いますが、キツネはエキノコックスの媒体者なのである。
エキノコックスとは何ぞや?という方はクリックしてみてください。
全てのキツネが宿しているとは限らないとは思いますが、人が寄生されると厄介なようです。
年間20名ほどが寄生されているようです。
駆除の仕方は詳しくは割愛しますが、簡単に言うと勢子と呼ばれる者と、待ちと呼ばれる者とに分かれて行う巻き狩りというもの。
待ちはキツネが出てくるのは待っていて撃つ。
勢子は大きな声を発しながら、横一列でスピードを合わせながら追っていく。
キツネがいれば追われて待ちの方にやってくるって事ですね。
で、今日は初めてでしたが、勢子をやらせていただきました。
持論ですが、最初に辛い思いをしておけば、後が楽だ。
ということで、藪を漕ぎながら追いたてます。
自分の目の前を横切った時もありましたが、待ちがどこにいるかよく分からず、撃っていいのかどうか悩んだので撃ちませんでした。
悩んだ時は必ず撃たないようにしています。
今日は全体で6頭だそうです。
総勢50名くらいの参加者がいました。
皆さんお年を召していらっしゃいますが元気ですね(笑)
自分はヘロヘロでした(⌒▽⌒)
これを書いていてふと思ったのだけど、きっとかわいそうと思っている人がいるんだろうと。
一応今は、ヒトが食物連鎖の頂点にいるわけで、動植物を獲りすぎて絶滅に追いやったり、動物の頭数の管理もすれば、駆除もする。
それがトップとしてやっていく時代なんだろうなぁと。
人間がトップではなかった時代は、人間を誰かが管理してたんでしょうか?
きっとしてないと思うんですよね。
そこまで他の生物に知能は無かったと思います。
人間が進化して生き残っただけ。
生き残っただけと簡単に言いましたが、簡単な事ではなかったはずです。
もしかしたらマンモスとかにやられていたかもしれない。
そう考えると過去に絶滅していった動植物はしかたのない事なのではないかと思ってしまいます。
保護しようという考えを持っていなかった時代には、何種類もの動植物が絶滅していったんでしょう。
でも今の時代のヒトは、今いる種を残していこう!という考えのもと取り組んでいる。
そもそも人間が弱肉強食の世界から勝ち残ってきた事を考えるならば、生かす事も殺す事も容易いこと。
やる気になれば生きもの全ての命を絶つことだってできるはずです。
人間を止める事が出来るのは人間だけなのでしょうから、反対の意見が有って然るべき。と思います。
でも何をもとにかわいそうだとか、殺すな!だとかを言っているのかを考える必要があるように思います。
自分としては人間がトップである以上、人間を守りたいです。
もっと小さく言えば家族を守りたいです。
ハンターになったのはそういう事も考えていたからだと思います。
自分の家のそばに熊が出てきました。
どうするか?
人を襲うかもしれません。でも襲わないかもしれません。それは事が起きてからしか判断できません。
人間の判断として、何が正しいのか。
自分としては家族を守りたいです。
それでも、そこまで考えてもかわいそうと思うなら、どうしようもないです。もう人間をやめるしかないですよね。
家族を守る事よりも、動植物の方を守りたいっていうなら。。。
対象の動植物になって人間との架け橋をしてくれると助かりますよ。
言葉が通じませんので、そこには重要な役割があると思いますよ。
ただ、ごく一部では悪い人間がいるのも確かです。
絶滅の危機に瀕しているシロサイがいますが、シロサイの角を獲る輩がいます。
これなんかは悪でしかないですよね。
欲しがる人間がいるから獲るんだと思いますので、欲しがる人も悪ですよね。
絶滅に瀕しているかどうかに関わらず、ファッション目的とかの毛皮もそうですよね。
ただ、毛皮を取るために飼育されている動物もいるんでしょうから、言い出したらきりが無いんですが。
こうゆう所に何故そんな事をするのだ、やめろ!
というのは筋が通っていると思います。
寄生虫を持っていて、人間に害を及ぼす危険があるから駆除をする。
人を襲う可能性があるから駆除をする。
畑を荒らすから駆除をする。
全ては人間のため。
食物連鎖の頂点なんだから仕方ないと思います。
人間のトップがいつまで続くのかもわかりませんし、今の人間の時代は何代目かだって話もありますしね(笑)
自分としては出来る限りの最善な行動がとれるように頑張りたいと思います。
という事で独り言でした(笑)
動物たちは、彼らの毎日をただ生きているだけなのですから。『チロヌップのきつね』という絵本で、きつねの親子が人間に殺させるのですが、きつね目線で読むとなんて人間は身勝手なんだと感じます。
駆除だって、力が勝っている人間のただのエゴだと思いますし。元々は動物達が暮らしていた場所。そこを奪ったのは人間。動物に、もし武器を持つ力があれば、人間を駆除するでしょう。人間と同じ、自分の家族を守る為に。
でもそれが出来なく、ただ人間に殺されていく命に「かわいそう」だなんて言葉は言えない。そんな風に思った時点で結局は他人事なんですよね。
人間の〝転ばぬ先の杖″で、何も悪いことをしていない命がどれだけ消えていったことでしょう。
人間が食物連鎖のトップだとしても、同じ命。はたまた命にもレベルがあるのか?
共存の出来ないこの世の中で、私達が出来る事って一体何なのでしょうか。動物にはない考えるという力では結局、人間様有利な世界を作り上げる方法を探ってしまうだろうし、動物たちの居場所を奪っていくことをやめるのも今更無理でしょう。
動物の居場所に足を踏み込んだのは人間。もはや戦争でと同じ状態ですよね。ただ、武器をもっている人間が勝つ。食物連鎖という名前の戦争です。今は家族を守る為だとしても、元々はただの人間のエゴですよね。縦に繋がろうとすれば争いが起こるのは当然です。でも、そういう考えの世の中なんですよね。
被害者はきっと動物も人間もみんなです。
愛のない所に愛は育たない。
いつか違う形で、人間に返ってくるのでしょうか?
自分の考え方を持って行動しているシェフさんはすごいと思います。理想と現実って違うと思いますし、きっと私とシェフさんが見ている世界は、全く違うものだと思います。頭の中で考える事しか出来ない私に比べ、自分の意思を持って行動をしているシェフさんを尊敬します。
色々な人間がいて、いろいろな意見が有る。
そんな状況の中でどこかで折り合いを付けなければ揉め事になる。
揉め事が大きくなれば戦争にだって発展してしまうかもしれない。
そんな風に思います。
難しい問題ですね。