ホッ・・と一服 (東洋雑談室より)

…なになに? ○○社員の雑談を覗いちゃおー
http://www.toyosogo.co.jp/

なんでもできる

2009-10-26 | ためになる?コーナー
人間ほめられるということは嬉しいもので よくそのことを覚えています。

”なんでもできるんですね ” という お褒めのことばを頂いたことがあります。
自分では 全くそんな気持ちも 能力も有ると思っていませんので 驚きましたが、うれしかったのか 記憶しています。

そこそこ一芸に秀でていても その他のことはさっぱり、というタイプの人が 少なからずいるようです。
「 なんでそれくらいのことが・・・ 」 と思うことは しばしばありますが、このことは やはり経験が少ないということに起因していると思います。

必要に迫られて なんでもやっていると 普通は自然にあれこれと覚えていくものです。 過去に いろいろなことを体験してきていない。 これが第一点の問題。

第2点の問題として それと正反対の傾向が あげられます。
このごろ思うのは ”プロフェッショナル”とか ”熟練工”とでも言いますか その道の 「 名人 」 がだんだんと少なくなってきていることです。 たとえば 飲食店においても 基本中の基本の ”味付け” が いまいち であるとか、 工事人であるのに 私たちでも知っているいる技術すら無い 、とかなど  「 えー!? 」 と驚くような場面に あちこちで出くわします。

この原因は 一つの仕事に我慢して長く携わるという風習が薄れてきている、すぐ仕事に飽きたり ちょっと困難に出会うと 簡単に次々と職業を替えるような世の中になって来ていることにあると思います。

 
この相反する2点の悪いところばかりの状態、つまり何もできない上に 専門知識も無い、人が増えるということは 技術立国としての日本の将来においても 何としても避けなければならない課題です。

≪ 教訓 ≫
困難な試練には 知識と経験の獲得と銘じ 喜んで取り組むべし。
最初の無知は恥ではない、しかし、同じ恥は ニ度かくべからず。
人に聞いたことなど簡単に忘れる、自ら苦労し調べ理解し 体験したことが生涯の価値となる。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。