お金持ちになりたいひとへ

お金持ちになりたい人へ!気が付いたら39歳・・・不景気も乗り越え相変わらず平均所得の○●倍は稼ぐ男の本音のブログです。

プライベートカンパニーとパブリックカンパニー

2006-05-26 07:10:17 | Weblog
当社も設立4年を向かえ、社員の数も増えてきました。昨日現在で60人を越えています。

思い返せば創業当時、右も左もわからない中でたった3人で不安の中で始めた会社がここまで大きくなるとは驚きと喜びの交錯を感じます。

しかしここに来て会社が大きく様変わりしようとしています。これまでは「なんとなく」物事をおこなっていけばよかったのですが、監査法人をいれ、ISOの認証取得と段階を踏んでいく中で、「社員規定」の類を相当数制定しなければならなくなったわけです。

「就業規則」はもちろんのこと「印象管理規定」「車輌管理規定」などさまざまな規定を制定していくということは、自分を含めだんだんと不便になっていくということです。


始めたころは3人。一年目の終わりで8人、二年目がたしか15人くらい・・・・

この辺まではみんなで冗談を言い合い、多少のミスには目をつぶり、社員全員で飲み会・・・なんてこともできたのですが、ここにくるとそういったこともいってはおれず、また個人の事情を勘案してあげることもしにくくなってきます。

なぜならみんなが「公平」と思う思索と態度が求められるからです。そのなかでやはり苦渋の決断もたくさんあるわけで・・・

「経営者なんかやらなきゃよかった」と思うこともしばしばです。しかし「平等」を選択した社会・組織は停滞し堕落します。社会保険庁をはじめとする役所がいいれいです。競争を選択する以上「公平」であることは大前提です。さすがに個人の技量は天からの賜りもの×個人の努力によって導き出されるものなので個人ががんばるしかないのですが、業務の「結果」に対する評価を「公平化」するためにはさまざまな「縛り=規定」が必要というわけです。

人間という生き物が全員「怠けず」同じ方向を向くテンションを維持できる生き物であれば問題ないのですが、残念ながら弱い生き物です。私を含め人間は「何かの勢にしたがる」生き物です。苦しい選択とはあるものです。

プライベートカンパニー(個人企業)であれば皆が笑って働くことも可能かもしれません。しかしパブリックカンパニー(社会企業)を目指す以上、厳しさを増していくことはやむを得ないのかもしれません。しかしまた納得するのに時間がかかりそうです。

達成会

2006-05-25 09:11:03 | Weblog
昨日は会社の達成会でした。達成会とは部門が月間目標を達成したときに行なう飲み会ですが、達成時は全員分を私のポケットマネーで支払うことにしています。

昨日は仕入部門の達成会で、参加人数は5名。場所は当社の子会社のすし屋です。
しかし例のサラリーマン金太郎君を含め若い子たちなので食べるわ飲むわ・・・

昨日の平均年齢が23歳くらいの勢もありますがバケツのように飲み食いします。また飲むお酒も「久保田」だの「森伊蔵」だの高い酒ばかり。一体いくらになるのかなーと思っていると社員割り引きを使っても10万近く!いやーここまで食うと帰って気持ちがいいですな。

まあこれでがんばってくれるなら安いものですが・・・・しかし家の会社も変わっており、金ちゃんは逮捕歴数回、その同僚のK君も逮捕経験あり、と通常では雇わないような連中ですが、私は彼らが大好きです。

屁理屈を言わず、疑問があれば正面から向かってくるし、なにより目標に向かって死に物狂いです。彼らは一廉の男になると信じています。

やっぱり何を言っても日々一生懸命努力して生きていればいいことあるものです。さあ今月も彼らが生成期をあげやすいようにいろいろ思索を考えましょう。それが私の仕事ですから・・・

社会保険庁の納付率の偽装

2006-05-24 22:42:11 | Weblog
またまた出ました。お役人のおかしな考え方。何でこのようなことを犯すのかまったく思考パターンが理解できません。長官も散々攻められていました。

まあ長官ですから攻められてあたりまえですが、なにより役人のぬるま湯体質が起こした事件といえるでしょう。

今回の納付率の偽装についてなぜこんなことをしてしまうのか?解りません。なにしろ納付率を上げるためにさまざまな施策するべきである社会保険庁の職員が「死ぬ気」で働かないばかりか、自分たちの怠慢を隠すために偽装をするなどとは人間としてカスの部類に入ると思うのです。

役人の側からすれば「そんないきなり民間の理論を使われても」と思うかもしれないが、民間はその理論でやってきているわけで「ノルマがきついから偽装をしました。」なんてのは一切いいわけにはならないわけです。

民間でしたらノルマがこなせない人間は即減給、解雇されても文句は言えないはずです。自分たちが何をして給料を国民からもらっているのかよく考えてほしい。

もういい加減役人を正すに全員自衛隊に叩き込むしかないでしょうね。まったく。

やったね金ちゃん!

2006-05-23 00:14:47 | Weblog
いぜんのエントリーで書いたリアルサラリーマン金太郎であるわが社のO君。あの後も怠けず弛まず日々がんばっていました。ここのところ少し成績が振るわなかった彼ですが、今月度はついに成果が出ました。当社始まって以来の仕入れに成功し、再び優秀社員賞を獲得したのです。それもダントツで。


彼のがんばりはすばらしい。人の話はまっすぐ聞くしとにかく「~がないからできない」とか「~のせいで」などとはけして言わない男です。

だから必ず結果は出ると思い見守っていましたがやってくれました。私も大変うれしい。これからも彼が伸びてくれることを期待します。


追伸:最近忙しくてあまり更新できませんが忘れたわけではありません。がんばって更新しますので皆さんよろしくお願いします。

大変な時期も2ヶ月

2006-05-17 16:43:33 | Weblog
皆さん今日は。最近更新をサボっていましたが、ここのところ仕入が巧くいっていなく、そちらに注力していたため更新が滞っていました。ここのところというよりは、ゴールデンウィーク前から少し厳しく、かといって仕入をしないと商売は巧くいかないので何とかしなければ・・・と思い全力投球してきました。

そのかいあってか、目標の遅れの取り戻しのみならず、大きく上回って仕入ができそうなのがうれしい限りです。

どんなことでもそうですが、私の経験から言って大変な時期も2ヶ月が大体ピークでそれを過ぎれば好転してくるものです。

好転してくるといっても何もしないで座っていては好転しません。「今自分にできることは何だろう?」と考え、「やるべきなのにやっていないことは何だろう?」と考え、分析し、立案し、実行することが必要です。

このときに大事なのがけして「できない」という考えを持たないことです。この考えを持ってしまうと、できることもできなくなるから不思議です。「やってみる。できると信じる。何がだめなのか?を考える。」というのは物事を成し遂げるときの基本です。

できると信じてできることをすべてやりきる気で2ヶ月間努力し続ければたいがいのことは好転し、100%では無くても成し遂げることはできるのです。

ただし例外もあります。「人の命」に関することはいくら努力してもだめなときがあります。これは人知を超えた神の領域でその人の寿命がどのくらいあるか?なんてことまでかかわりそうな内容ですが、それ以外のこと、つまり人と人との間で起こりうることはすべて何とかなるものなのです。

この世の中は所詮人間が作ったルールの中で、人と人との係わり合いで出来上がっています。その中でいかに「人間力」を強くもてるのか?によって人の人生は大きく動いていくのでしょう。そしてこの「人間力」は自己研鑽によってのみ鍛えられるもので「百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行しかず。」です。いかに考え、動いたか?によって人間力は高められ高められた人間力は世の中で勝敗を決めるのだと思います。

なかには勝敗などない社会を求める人もいるでしょうが、これからは新資本主義の世の中が何年か続くでしょう。その中で社会主義的な考え方を主張していても何も変わりません。いつの時代も時代の変化を捉え速く対応したものが勝ち残るのです。

残念ながら社会主義の時代は終わりました。どなたかがあるページに書き込まれていたことを転載します。読んでみてください。

明日もがんばります!!

蔓延する社会主義者
 
《社会主義のシステムを推進する人なら社会主義者である。》

自分でなんと思っていようと、社会主義システムを推進する立場なら立派な社会主義者である。


《年金や施設介護などは社会主義制度である》

ここにそれが社会主義システムと言っても、ぴんとこないほど社会に溶け込んでいるシステムがある。
年金、老人施設介護、老人医療、生活保護制度など世代間扶養型老後の保障制度である。

この制度は『従来の個人責任に帰する家族保障制度』をみんなや社会の責任に社会化した社会保障制度の一つであり立派な社会主義システムである。
自己責任ではなく社会が責任を持っている社会主義制度だ。
(参照=世代間扶養型の老後の生活保障制度は社会主義制度である。)
これにより、自前の子育てをしないでも、他人が育てた子供が支えてくれる。









Unknown (Unknown) 2006-05-16 13:13:43

《社会主義は崩壊しすっかり忘れ去られた。》

現在、 社会主義は崩壊して久にい。
従って社会主義の時代は終わったと思っている人は多い。
社会主義という言葉自体もすでに人々のあいだから忘れ去られようとしている。
このような状態であるから人々は自分が社会主義者などと思いもしないだろう。


《しかし、社会主義制度はしっかり根を下ろし必要とされている。》

ところが、年金は必要だし老人施設介護、老人医療制度など社会主義制度を必要だと思っている人もまた多いのは事実だ。
老後の生活はのんびりと年金暮らしというライフスタイルは政府も国民皆年金制度を奨励しているし、ほとんどの国民が疑いすら持たずに受け入れている。
病気になれば老人医療がある。
介護はホテルのような介護施設に入所できる。
年金などかけていない人は長期に渡って生活保護が受けられる。

子供も家族も資産さえも要らない。
これさえあればもOKだ。
社会やみんなに支えられて老後を過ごそうというわけである。
そのためには、この政策は当然必要だし大事だと考えている。

マスコミなど連日のように老後安心して暮らせるセーフティネットをしっかりと維持せよと叫んでいる。
このマスコミの悲痛な叫びにもかかわらず、維持する方法はなかなか見つからない。(みんなで支える制度なのに分母の支える人がいなくなると言うのだから誰が考えても維持する方法はないのだ。)


《社会主義は楽で天国です。》

これらの夢の制度は、自分で子育てはせずに誰か他人が育てた子供の払うお金で老後を暮らしたいということであり、親の面倒は自分では看ずに誰かが育てた人に見たもらいたいということである。
『年金暮らし』というのは自分では子育てを回避でき他人の育てた子供が払うお金で老後を生活するということである。
年金生活とはそう言うことだ。

国民皆年金、国民皆保険制度とはとりもなおさず、国民すべてが自分の責任ではなく他人の子供に頼よっていきる社会を奨励する制度ということなのある。

このように、社会主義特有の自分では責任を取らず社会に責任をぬすぐった、とんでもない無責任制度だが、ほとんどの国民がこの制度に全く異議はない、必要だし推進してほしいと考えている。
これによって子だもを育てなくとも路頭に迷うことはなくなった。
本来子育ては何を置いてもやらないと路頭に迷う真剣な仕事なのだ。
親の扶養もそうだ。
このきつい仕事をやらなくて良いのだからもう天国だ。
個人の責任を社会化することで天国になる。

そうです世界の福祉国家では社会主義ユートピアが実現しているのです。


《自分では社会主義と思わずに社会主義を必要とし推進しようという人で溢れている。》

人々はこのみんなが支えてくれる天国で、年金暮らししてのんびりし、老人医療制度やホテルのような老人介護施設で悠々自適だ。
(子供をまともに育てない社会だから維持不可能なことは言うまでもない。少子化だけでなく、家庭崩壊子育て崩壊現象が溢れることになる。)
このような 社会主義システムを必要としそれを利用して老後を生活したいと思い、推進すると言うんだから立派な社会主義者なのである。
頭のてっぺんからつま先まで社会主義に染まった社会主義者だ。

自分は社会主義とは無縁だと思っていても、実際の行動として社会主義システムを推進すれば立派な社会主義者であるというしかない。


《そしてこの無責任主義により国は腐りかけている》

これは何も国民だけではない。
政党などみんなこの主張だ。
TVなど見ていても、今のところどの政党もこの制度を充実推進を主張している。

与野党を問わず社会主義者で占められてることになる。

つまり今なを日本には民生面において崩壊した社会主義者が蔓延していると言うことである。
そしてその自分では責任を取らず社会にもたれかかる無責任制度の社会主義により日本は崩壊しかかって腐り始めているのである。
(参照=老後の生活保証制度が引き起こす社会問題)
現在世界の福祉国家で起きている経済問題社会問題は無理なこの社会主義制度を推進することを根源としている と考えると矛盾なく説明できる。

人々が自分では子育てを責任もってせず、誰かが育てた子供により支えられた『ガラスのような社会主義ユートピア』の崩壊現象として起きているのである。


--
******社会保証から家族保証へ******
良く見てほしい。
経済は資本主義、しかし社会生活面のかんじんな所が社会主義である。
この社会主義の部分の矛盾の影響で日本全体が腐り始めているのである。
ここをキッパリと改革することで社会は健全になる。
そう日は又昇り始める。
詳しくは↓
世界に夜明けを告げる tanimura sakaei ホームペイジ
http://homepage2.nifty.com/tanimurasakaei/




格差の拡大

2006-05-13 00:35:35 | Weblog
モリタクさんのブログに以下のような書き込みをいただきました。

>若手経営者さん、申し訳無いですが書き込みを遠慮して頂けませんか?貴方が来ると必ずブログが荒れ始めます、もし貴方が主導してやっているのなら今直ぐ子供じみた行為は止めて下さい。


それに対し以下のように返答しました。

申し訳ありませんが、書き込みを辞めるつもりはありません。

私ははじめからひとつのHNでURLも記入して書き込んでいます。そして売られない限り喧嘩を売ったこともありません。

たしかに私の意見は厳しいし、与党よりの意見であることは認識していますが、だからといってここに書き込んではいけない、ということはないでしょう。

ここの掲示板の住民は自分に反対の意見はすべてセームセコウだの工作員だのといっておいて、自分たちが批判されると書き込みを禁止しろ。といっています。

それを読んでおかしいと思う人がたくさんいるだけだと思うのです。たしかにひどい書き込みをしているひともいます。しかしそれはお互い様でしょう?

厳しい世の中ですし、もはや総中流社会に戻ることはありません。それを認めて生きていくのがこれからのスタンダードです。

格差がついて厳しい生活がしたくなければ努力をする。これ当たり前です。

まずは耳障りの悪い意見を封殺しないことが一番大事ではないですか?封殺するということは共謀罪とまったく同じ精神で書き込みを規制することになるのです。だからモリタクサンは禁止しないのではないでしょうか?

失礼。



さて気になる記事がありました。

『厚生労働省が毎年作成する「労働経済の分析」(労働経済白書)の平成十八年版骨子
で「二十代の所得格差が拡大し、固定化が懸念される」と指摘していることが十三日、
分かった。三十-四十代の正社員でも、成果主義賃金の導入で格差が広がっていると
した。また正社員ではない非正規労働者で配偶者のいる割合が低く、少子化が進む要因
になっていると分析している。
「格差社会」が国会で論点となっており、小泉純一郎首相は「先進国と比べて日本では
(格差は)決して広がっていない」などと答弁したが、白書は正社員かどうかの雇用形態
や年代によって賃金格差が拡大していることを示した。(産経新聞4月13日)」


解りきっていることですが格差が出るのは努力の差です。先日のコメントに会ったような人たちは格差の渦に巻き込まれていくだけでしょうね。お気の毒です。

皆さんは格差の下のほうに入らないように努力しましょう。

塩川さんの記事に思うこと・・

2006-05-12 12:18:12 | Weblog
たまたま塩川さんの記事が目に留まりました。
なるほど、と納得させられる記事でしたので転載します。


千葉補選に思うこと
掲載日:2006年5月11日 テーマ:政界
 四月二十三日、千葉県で衆議院議員の補欠選挙が行われた。
 千葉県第七選挙区は、松戸市の一部と流山市及び野田市の千葉県最北端で埼玉県と隣接する細長い区域である。キッコーマン醤油の本拠地であるが、地区全体は旧来からの農村の雰囲気を充分に残した庶民的住居地で、有権者およそ三十九万人と聞いているがいわゆる千葉都民である。
 自民党の前代議士の選挙専従職員が、前回の選挙で選挙協力者に報酬を支払った手続きに違法性ありとして有罪判決をうけたので、連帯責任をとって代議士自身が議員を辞職せざるを得ないことになった。その補欠選挙が今回の選挙戦であるが、これが、これまでの補欠選挙とは違って、今後の政局を予見する選挙、政権交代を占うとマスコミが喧騒したので補欠選挙としては異常な雰囲気となった。


 国政の選挙であるため各候補者は政治や経済の課題、又は地域の発展の構想など政治家の本領をアピールするべきであるのにその様な真摯な運動はなされておらず、何れも漠然としたムードで訴える「目立ちたがり屋」の選挙であった。
 自民党はこの補選の候補者を一般国民からの公募という手続きで公認をしたので、地元の党組織は他人事のようだった。街宣車で改革改革など叫び相変わらずの中央直結の誘導選挙をしていた。
 一方、民主党はタイミング良く小沢代表が誕生したことを唯一の武器にして、続発していた汚れたイメージを忘れたかのように「変った、変った。真の改革は政権交代だ」を一枚看板にスピーカーで嬌声をあげて駆け廻った。この二、三年、民主党で発生した代議士の辞任や不祥事件については他人事のようでその反省と説明が全く聞こえず党代表の交替ですべて禊(みそぎ)が終わったかのような無責任さが溢れていた。



 投票結果は一〇〇〇票足らずの僅差で民主党が勝利した。当選した候補者に祝詞を申すのは礼儀であるが、反面、私は今後われわれが選挙を通じて政治家を選択するのに何を基準にして判断するべきか一抹の不安を感ずる。最近の各種選挙は政策の論争が不明確で更に人格、識見、情熱など候補者の属性を承知出来る情報が事前に告知されていないので、投票意識が出てこない。従って特に各政党、特に政権に関係する大政党はもっと投票動機を昂揚するための努力をすべきである。そのためには党の所属各種議員が自前の後援会組織を閉鎖的に温存を図るだけでなく、いつでも党の候補者支援に開放し、積極的に支援してほしい。
 今回の千葉県第七区の補欠選挙は各政党が政治を潤す選挙ではなく、吉本興業的売り込み騒音に終わったことが残念でならない


結局のところ、民主党も自民党も同じだな。と考えさせられる記事でした。しかしこれは国民にも原因があり、小泉さんにせよ、小沢さんにせよ、自分が「テキトー」にやっていれば「フツー」に生きられる社会を望んでいるから「劇場型」選挙になってしまうのではないか?と思うのです。

他の先進主要国との最大の原因は「自助努力」でしょう。今までが中国人をしても「社会主義」と言わしめる程の平等社会であったことが原因のひとつでしょうが、あまりにも「甘い」人間が多い気がする。「一生懸命」やらなかったツケは自分に帰ってくる。あたりまえなんですがね。

フランスでの会話

2006-05-08 16:19:04 | Weblog
皆さんお久しぶりです。ヨーロッパより先日かえって来ました。イタリア→フランス→ギリシャと参加国をめぐる駆け足の工程でしたが大変勉強になる旅でした。気分も夏気分なのでページも作り変えてみました。

さまざまな旅行記の顛末もありますが、少し興味のある出来事がありましたのでご報告いたします。フランスでサンジェリゼ通りのカフェで食事をしているときの子とです。若いカップルが隣に座りました。英語は多少使えますので旅の恥は掻き捨てと思い彼らに話しかけてみました。というのもフランスの方に英語で話しかけるのは失礼かと思いましたが、ここのところ話題になっている若者の抗議行動に大変興味があったからです。

彼らと雑談の後、モリタクさんのブログでも話題になっていた雇用調整について話を切り出してみた。すると驚くべき答えが返ってきた。「今回のCPEを含む「機会均等法」」自体にはけして反対ではないとの答えだったのだ。

ではなぜ抗議行動を起こしたのかと問うてみると「機会均等法が施工されるとまじめにはたらかない一部の怠け者のせいでかたぱっしから首を切られる可能性があるからだ。」と述べていました。つまり若者を雇用調整に使うに当たって、フランスでも「悪平等」が残っている中での「機会均等法」の施工は正当な評価の行なわれない可能性をはらんでいるからだ。とのことであった。

日本では「いくら努力しても、まともな仕事にありつけない彼らの不満が暴動を引き起こしたのだ。」という考え方があるが?とといたところ、「とんでもない。皆が同じように生活をするという旧社会主義的な考え方はもはやフランスでも主流ではないし、グローバル化自体を否定するわけでもない。しかし問題なのは成果の評価が正当かどうか?であって加えて努力しない人を救済する基準が問題だ。貴族主義によって誰かれ救済する時代は終わった。しかし社会の底辺の人間はこれを機会に自分たちの状況を改善するように要求することもあるね。」とのことでした。

また日本には最近「格差」が問題化しているが・・・との質問については、「われわれの認識では日本はフランスよりもはるかに社会主義的な国家であるが?フランスやEU諸国の潜在的格差・歴史的格差に比べればはるかに平等社会である認識ですよ。ですから格差の固定化など心配する段階ではないのではないのですか?」とのことでした。

最後に日本の若者は国家に声を上げないという点と、ニート・フリーターについても聞いてみました。「国家の政策に声を上げないのは政治参加の意思の問題で、今回の暴動のようなことが起きることが正しいかと考えれば日本の若者のほうがはるかに正しいのではないか?なぜデモを起こし騒ぎ立てることを正しいと思うのか?」という答えでした。ニート・フリーターについては「そんな人間がいること自体不思議である。何のために生まれてきたのか解らないでしょう?日本の社会は豊であると聞いていますが、そこまで豊であるとは驚きです。働かないことを選択するのは個人の自由ですが、それが社会の負担になるようであれば批判されるべきだし、社会や政府がそのような若者を救済しようとする時点で驚きである。フランスでも自己の責任で働かないことを選択する若者がいますが、すべては自分の責任で生活をします。」とのことでした。

物事の一面を歪曲化している日本人が多い中、実際のフランス人に話が聞け他のは勉強になりました。まさに「百聞は一見にしかず。」です。今の日本の流れは世界標準であると実感しました。

ギリシャでも面白い話がありますが、それはまた次の機会に・・・