今日、ソリッドブルーを企画・販売されているバウハウスの営業Mさんが来店され、新作のソリッドブルーと旧作の人気品番の補充をしました。
数日後には入荷すると思います。
と、いうことで。
本日はそのソリッドブルーに関するお話を。
「日本の眼鏡産地は?」
と問われたら、
余程、眼鏡に疎い方でない限り、
「福井県鯖江市」
と、答えるでしょう。
ですが、デザイナー金子昌嗣氏がプロデュースするソリッドブルーのプラスチックフレーム製作所は九十九里に程近い町、千葉県山武郡松尾町にあります。
《以下、ソリッドブルーのHPから抜粋》
工房内に入ると、ヤスリや小刀などが並ぶ手作り職人ならではの仕事場といった感じです。
分業制主体の日本の眼鏡制作所には珍しく、ここでは全行程を一人で行います。
今回はこの岡村眼鏡製作所の眼鏡作りを紹介します。
まずは切削機にセットする内外径のマスター(原盤)を制作します。
マスター製作後、トレース式の切削機にマスター(原盤)をセットします。
写真奥のトレーサー(金属のピン)でマスター(原盤)をトレースし、写真手前の刃物でシート(生地板)を切削加工します。
セルロイド(ニトロセルロースと樟脳からつくられるプラスチック)生地はカットした後、数ヶ月自然乾燥させます。
それをする事により製品完成後の形状変形が少なくなります。
ブリッジ(中央の山部分)をプレスしてアール(カーブ)を付けた後、切削機にて内径切削加工をします。
その後、外径切削加工をすると、眼鏡の形状となります。
テンプル(つるの部分)もフロント(前枠)同様に、マスター(原盤)トレースにより切削加工します。
ここまでの工程が荒削り切削加工です。
次はヤスリがけや磨き工程です。
プラフレーム作りでの職人技、手削り&手磨き!
荒削りで形になったフロント(前枠)とテンプル(つるの部分)を、ヤスリとキサゲ(小刀)で削りながら形状ラインの調整をしていきます。
フロント(前枠)ヤスリがけ!
フロント(前枠)キサゲがけ!
テンプル(つるの部分)キサゲがけ!
細部もここの工程で調整します。
まさに職人技!
ヤスリとキサゲ(小刀)で形状ラインを整えた後は、荒バフです。
この作業はヤスリやキサゲで削った後の表面の荒れを調整します。
荒バフ後は仕上げバフで表面のつやを出していきます。
この作業により仕上がりの質感が大きく左右します。
この後、組み立て→調子取り(フレーム調整)→完成です。
(今回紹介させて頂いた工程は眼鏡制作工程の一部です)
作業中の岡村氏!
デザイナー金子氏と、現場で何度もセッションを繰り返し、生み出したセルロイドフレーム。
その独特の甲丸感やエッジの利いたノーズパッド、ヨロイのカーブ、そこから段差なく一直線に流れるテンプルなどは、何種類ものヤスリを使った岡村氏の手作業によって生み出されていた。
写真上
SOLID BLUE S-96 24,150yen
店頭在庫カラー:ブラウンササ(写真)、ブラック
写真下
SOLID BLUE S-95 24,150yen
店頭在庫カラー:ブラック(写真)、ビール茶
数日後には入荷すると思います。
と、いうことで。
本日はそのソリッドブルーに関するお話を。
「日本の眼鏡産地は?」
と問われたら、
余程、眼鏡に疎い方でない限り、
「福井県鯖江市」
と、答えるでしょう。
ですが、デザイナー金子昌嗣氏がプロデュースするソリッドブルーのプラスチックフレーム製作所は九十九里に程近い町、千葉県山武郡松尾町にあります。
《以下、ソリッドブルーのHPから抜粋》
工房内に入ると、ヤスリや小刀などが並ぶ手作り職人ならではの仕事場といった感じです。
分業制主体の日本の眼鏡制作所には珍しく、ここでは全行程を一人で行います。
今回はこの岡村眼鏡製作所の眼鏡作りを紹介します。
まずは切削機にセットする内外径のマスター(原盤)を制作します。
マスター製作後、トレース式の切削機にマスター(原盤)をセットします。
写真奥のトレーサー(金属のピン)でマスター(原盤)をトレースし、写真手前の刃物でシート(生地板)を切削加工します。
セルロイド(ニトロセルロースと樟脳からつくられるプラスチック)生地はカットした後、数ヶ月自然乾燥させます。
それをする事により製品完成後の形状変形が少なくなります。
ブリッジ(中央の山部分)をプレスしてアール(カーブ)を付けた後、切削機にて内径切削加工をします。
その後、外径切削加工をすると、眼鏡の形状となります。
テンプル(つるの部分)もフロント(前枠)同様に、マスター(原盤)トレースにより切削加工します。
ここまでの工程が荒削り切削加工です。
次はヤスリがけや磨き工程です。
プラフレーム作りでの職人技、手削り&手磨き!
荒削りで形になったフロント(前枠)とテンプル(つるの部分)を、ヤスリとキサゲ(小刀)で削りながら形状ラインの調整をしていきます。
フロント(前枠)ヤスリがけ!
フロント(前枠)キサゲがけ!
テンプル(つるの部分)キサゲがけ!
細部もここの工程で調整します。
まさに職人技!
ヤスリとキサゲ(小刀)で形状ラインを整えた後は、荒バフです。
この作業はヤスリやキサゲで削った後の表面の荒れを調整します。
荒バフ後は仕上げバフで表面のつやを出していきます。
この作業により仕上がりの質感が大きく左右します。
この後、組み立て→調子取り(フレーム調整)→完成です。
(今回紹介させて頂いた工程は眼鏡制作工程の一部です)
作業中の岡村氏!
デザイナー金子氏と、現場で何度もセッションを繰り返し、生み出したセルロイドフレーム。
その独特の甲丸感やエッジの利いたノーズパッド、ヨロイのカーブ、そこから段差なく一直線に流れるテンプルなどは、何種類ものヤスリを使った岡村氏の手作業によって生み出されていた。
写真上
SOLID BLUE S-96 24,150yen
店頭在庫カラー:ブラウンササ(写真)、ブラック
写真下
SOLID BLUE S-95 24,150yen
店頭在庫カラー:ブラック(写真)、ビール茶