風の吹くまま気の向くままに

気紛れに綴られる言の葉達。
だらだら日常・突発心情・ゲーム(主に乙女系)の話題多し。
※時折女性向発言するんで注意!

唐突にイチルキ夢。

2011-11-04 23:20:43 | 夢ネタ
処は尸魂界―――

死神代行・黒崎一護とその相棒である死神・朽木ルキアは
今まさにこの世界で起こった異変を突きとめるべく、その中心部へ向かっている最中であった。
何が起こったのか、詳細はまだ誰にも知られていない。
ただ分かるのは、少なくともこの世界における中心人物の幾人かに
異常な事態が起こっているという事・・・それだけだ。
この先に戦いが待っているだろう事は二人とも予感していた。
それが、おそらくかなり過酷な戦いになるであろう事も。

中心部にかかる桟橋を前にして、ふと一護は立ち止まった。
不審に思ったルキアもそれに続くように足を止める。

「どうしたのだ、一護。何か感じたのか?」
「いや…行く前にちょっと、な」

こんな時に何だけど、と前置きしてから
一護は死霸装の懐をごそごそと漁り始める。
そして取り出したそれを、ルキアの前に差し出した。

「…やるよ、コレ。」
「……これは…、花、か…?」
「本当はここへ来る前に渡すつもりだったんだけどな。
 タイミング逃しちまって、結局渡せなかったっつーか…あーもう、いいからさっさと受け取れよ!」

言われたルキアがおずおずと受け取ったのは
オレンジ色の鮮やかな、一輪の花であった。
ぽかんとそれを見つめるルキアとは対照に
渡した一護の方は落ち着かない様子で、しきりに辺りを見渡しながら言葉を継ぐ。

「や、別に今じゃなくてもとか思ったんだけどな?
 これから多分こんなコトしてる場合じゃなくなるだろうし、無事にあっちに戻れる保証もねーし」
「一護…」
「…けど、逆に今しかねぇな・とも思ったんだ。
 こっちの世界が…お前の世界が大変な事になってる、今だからこそ」


――― 『希望』という言葉を携えたこの花を、お前に。


「花も花言葉も受け売りで悪ぃけどな、はは」
「…一護……ありがとう」
「そ、そんな神妙な顔で礼なんか言うなよ!気持ち悪いだろ!!」
「なっ!人が折角素直に気持ちを表現しているというのに気持ち悪いとは何だ!」
「あぁもーとにかくそれより先を急ぐぜ!話は後だ後!」
「全く、自分で呼び止めておいて勝手な奴だな…;」

再び走り出した一護の後を追いながら
ルキアは嘆息しつつも、その花を胸にしっかりと抱く。
『希望』と、共に手渡された『想い』を離さないように。

「(ありがとう…一護)」

この戦いが終わったら、自分も何か花を贈ろう。
例えば・・・そう、『信頼』が込められた花など良いかもしれない。
口には出さず、心に決めて。



向かう先には、霧が立ち込めていたけれど。
その先を照らすかの如く、二人は渦中へと飛び込んでいった――――










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という夢を見ました(夢オチかー!)
間違えないでねーこんな話公式にもどこにもないからねーw
戦闘中にいきなり花を贈るとか謎すぎる(´∀`;

しっかし久しぶりに二次元夢を見たと思ったら
まさかのイチルキで思わず寝起きから滾ったぜ<何
これは書かないと!って事で起きた瞬間から覚えてるように頑張った(笑)
受け売りしたのはまた別の次元の人間(多分遙か辺り)だと思われるけどな…流石夢!
お返しはクロッカスとかかな?←花言葉『信頼』