「おい、九郎。コレ、お前の分な」
「…?何だ?この紙切れは。」
「短冊っつって、何か願い事を書くんだよ。今日は七夕だしな」
「たなばた?これも、この世界の祭事の一つなのか」
「ま、そんなもんだな。この日は一年に一度だけ、織姫と彦星が…
…あー…ま、とにかく短冊に願い事書いて笹竹に吊るすと、願いが叶うって話だ」
「……随分気軽に願いが叶うんだな。龍神もいないというのに」
「いや、本当に叶うかどうかは分かんねぇけど(笑)」
「そうなのか?」
「むしろ願掛けに近いな。そういうのも、たまには悪くないだろ?」
「…まぁ、そうだな。お前はもう書いたのか?」
「あぁ。望美が『1人1枚は必ず書いて!』とかうるせぇし;ほら」
「別に見せろと言った訳じゃないんだが…
『とりあえずまずは卒業』
…願い事なのか?これは。」
「願いっつっても、俺の場合そんな大層なもんねぇし。…それに…」
「それに?」
「俺は、もう…叶ってるようなもんだからな」
「…???」
・・・・・・。
「さて、吊るすか。…お、もう吊るしてる奴らがいるぜ」
「将臣、人の願いを勝手に見るのは無礼だろう」
「固ぇコト言うなって♪どれどれ…
『今年こそ頼久の身長を越える』
『天真が健やかにいられますように』
…何か親子みてぇだな」
「失礼にも程があるぞ;…ん、こっちにも吊られているな…
『神子殿の御息災を此処に願う』
『京職の仕事の増加。打倒花梨。』
………打倒…?この名はどう見ても女人にしか見えないが…;」
「お前だって何だかんだ言って見てんじゃねぇか(笑)」
「たまたま目に入っただけだ!……あ」
「…この字は、望美のか。さすがは言いだしっぺだけあって早いなあいつ…
『敦盛さんと●※%(←塗り潰された跡)もっと仲良くなれますように♪』
『皆が穏やかに暮らせるように』
・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「…あいつ…本音書こうとしたな…」
「書き損じたなら新たに書き直すべきだろう。全く、あいつは変な所で杜撰だな;」
「いやそこなのかよ;……お、誰だ?こんな隅っこに1枚こそっとぶら下げてあんのは」
「余程見られたくないんじゃないのか?見るのはそれで最後にしておけよ」
「分かったって;けど何でこれだけ裏返しになってるんだろうな?…
『 就職できますように 』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「…おい、これ…もしかして血文字じゃ」
「さぁ九郎、とっとと吊るして帰ろうぜ!」
「しかし」
「こういうのは敢えてスルーするのがこの世界のルールなんだよ。いいか?」
「るーる…規則、だったな。……分かった」
・・・・・・。
「よし、これでいいか。帰るぞ、将臣」
「おう、そうするか…そういや九郎、お前結局何書いたんだ?」
「なっ…何だっていいだろう。行くぞ!」
「おいおい、俺だけ見せといてそりゃないだろうが」
「……お前が勝手に見せたんだろうが…;」
「いいだろ、別に減るもんじゃねぇんだし。これか?」
「ば、馬鹿!せめて俺の許可を得てから見ろ!!」
『源氏が未来永劫安泰であれ』
「・・・・・・・・・。」
「…何だ。何か言いたそうだな?」
「いや、お前…本っっっ当、素直な奴だと思ってさ。ははっ」(←悪気ゼロ)
「なっ…将臣、人をからかうな!!!俺はもう帰る!」
「おっと、悪かったって(笑)」
ちなみに裏面↓
『――― 対の絆が潰えぬ事を。』
-----------------------------------------------------------
ツッコミ不可(逃げた!)
定期的にネタ起こさないとただでさえ偽者なのにキャラが変わる…!!!
最初3青龍と望美&敦盛の願いだけ公開するつもりが
うっかり梓ちゃんとの電話で天頼熱が再発し
1も書くなら2も書いちまえ!という訳でこんなんなった(^^;
しっかしこれ九将っていうよりか将九な気がする…別にどっちでもいいけどさ。3は(笑)
「…?何だ?この紙切れは。」
「短冊っつって、何か願い事を書くんだよ。今日は七夕だしな」
「たなばた?これも、この世界の祭事の一つなのか」
「ま、そんなもんだな。この日は一年に一度だけ、織姫と彦星が…
…あー…ま、とにかく短冊に願い事書いて笹竹に吊るすと、願いが叶うって話だ」
「……随分気軽に願いが叶うんだな。龍神もいないというのに」
「いや、本当に叶うかどうかは分かんねぇけど(笑)」
「そうなのか?」
「むしろ願掛けに近いな。そういうのも、たまには悪くないだろ?」
「…まぁ、そうだな。お前はもう書いたのか?」
「あぁ。望美が『1人1枚は必ず書いて!』とかうるせぇし;ほら」
「別に見せろと言った訳じゃないんだが…
『とりあえずまずは卒業』
…願い事なのか?これは。」
「願いっつっても、俺の場合そんな大層なもんねぇし。…それに…」
「それに?」
「俺は、もう…叶ってるようなもんだからな」
「…???」
・・・・・・。
「さて、吊るすか。…お、もう吊るしてる奴らがいるぜ」
「将臣、人の願いを勝手に見るのは無礼だろう」
「固ぇコト言うなって♪どれどれ…
『今年こそ頼久の身長を越える』
『天真が健やかにいられますように』
…何か親子みてぇだな」
「失礼にも程があるぞ;…ん、こっちにも吊られているな…
『神子殿の御息災を此処に願う』
『京職の仕事の増加。打倒花梨。』
………打倒…?この名はどう見ても女人にしか見えないが…;」
「お前だって何だかんだ言って見てんじゃねぇか(笑)」
「たまたま目に入っただけだ!……あ」
「…この字は、望美のか。さすがは言いだしっぺだけあって早いなあいつ…
『敦盛さんと
『皆が穏やかに暮らせるように』
・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「…あいつ…本音書こうとしたな…」
「書き損じたなら新たに書き直すべきだろう。全く、あいつは変な所で杜撰だな;」
「いやそこなのかよ;……お、誰だ?こんな隅っこに1枚こそっとぶら下げてあんのは」
「余程見られたくないんじゃないのか?見るのはそれで最後にしておけよ」
「分かったって;けど何でこれだけ裏返しになってるんだろうな?…
『 就職できますように 』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「…おい、これ…もしかして血文字じゃ」
「さぁ九郎、とっとと吊るして帰ろうぜ!」
「しかし」
「こういうのは敢えてスルーするのがこの世界のルールなんだよ。いいか?」
「るーる…規則、だったな。……分かった」
・・・・・・。
「よし、これでいいか。帰るぞ、将臣」
「おう、そうするか…そういや九郎、お前結局何書いたんだ?」
「なっ…何だっていいだろう。行くぞ!」
「おいおい、俺だけ見せといてそりゃないだろうが」
「……お前が勝手に見せたんだろうが…;」
「いいだろ、別に減るもんじゃねぇんだし。これか?」
「ば、馬鹿!せめて俺の許可を得てから見ろ!!」
『源氏が未来永劫安泰であれ』
「・・・・・・・・・。」
「…何だ。何か言いたそうだな?」
「いや、お前…本っっっ当、素直な奴だと思ってさ。ははっ」(←悪気ゼロ)
「なっ…将臣、人をからかうな!!!俺はもう帰る!」
「おっと、悪かったって(笑)」
ちなみに裏面↓
『――― 対の絆が潰えぬ事を。』
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ツッコミ不可(逃げた!)
定期的にネタ起こさないと
最初3青龍と望美&敦盛の願いだけ公開するつもりが
うっかり梓ちゃんとの電話で天頼熱が再発し
1も書くなら2も書いちまえ!という訳でこんなんなった(^^;
しっかしこれ九将っていうよりか将九な気がする…別にどっちでもいいけどさ。3は(笑)