goo blog サービス終了のお知らせ 

蟷螂亭日記

「蟷螂の斧」という言葉は、弱き者が抵抗するという意味であるが、たとえ無駄であっも抵抗しなければならないこともあると思う。

再び桜宮高校体罰事件について-橋下大阪市長を支持する

2013年01月19日 13時41分42秒 | 日記
・先日(1月12日)、大阪桜宮高校の体罰事件についてブログで触れた。その際、この事件の本質が個性教育の美名の下にスポーツ有名校としての地位の確保を図ろうとする歪んだ学校経営方針にあり、これに基づいて、およそ教育とはかけ離れたクラブ運営と選手強化策が行われている点であることを指摘した。そして、この歪んだ方針と体制を是認し推し進めてきたのは単に体罰を行った顧問教師のみならず校長をはじめとする当該校の教師全員、父兄、更には教育委員会であることも合わせて指摘したところである。

・その後、この事件の再発防止策として橋下大阪市長は当該校の体育系2科の募集中止や教員全員の異動、顧問教師の総入れ替えなど教育委員会に求めたところである。そして、当の教育委員会が渋っていることが判ると今度は要請に応じなければ当該校の予算執行停止も辞さないとの表明を行っている。

・いかにも橋下さんらしい、いささか手荒なやり口だし、物議を醸し大向こうをうならせようというポピュリズム的振舞いではあるが、やろうとしていることは納得できるものだ。教育委員会-学校-父兄が共謀して築き上げている歪んだ学校体制にメスを入れるには、当面の措置として募集中止や全教員の異動くらいやらねば改善にはつながらないだろう。本来なら、教育委員会委員全員の辞任や教育委員会制度そのものの見直しまでやらねばならないところである。

・ところがどうだろう。橋本市長から募集停止を要請された途端、教育委員会や校長会、父兄から苦情や募集実施要望が巻き起こった。この人たちは自殺の原因を作った人々であるにもかかわらず、それへの真摯な反省もなしに、ことを有耶無耶にしたまま募集を強行しようとしているのである。「入試を希望する生徒がかわいそうだ」などと親切めかした発言をしているが、何の改善策もないまま募集を強行して、再び自殺者を出すこととなったらこの人たちは一体どう責任をとるつもりなのか。

・ここは募集を停止し1年かけて改善策を打ち出すべきであると考えるのが妥当な考えである。父兄も自分の子が入学できればそれでよいとするエゴイズムで物言いすべきではないし、ましてや校長会は何の反省もなしに、また、何の改善策を示さないまま、自分たちの責任を回避するために無責任な発言はすべきではない。そもそも校長会などにこのことに関する発言権などないのだ。ひたすら謹慎蟄居しているべき存在だ。

・それから、こうした問題が起こると何時でもお呼びでない連中が顔を出す。腐れ左翼の連中だ。今回も
御多分に洩れず伊賀興一をはじめとする大阪弁護士会所属の17名の弁護士が早速イチャモンをつけた。また、「発言する保護者ネットワークfrom大阪」と称する市民団体を装った腐れ左翼グループが飽きもせず抗議の声をあげている。いわく「議決を経た予算の執行を自在に停止できる権限は首長になく、違法行為だ」、「学校の主人公は生徒だ。入試をしない決断はあり得ない」、「教員の不祥事で、どうして受験生や在校生が被害に遭わないといけないのか」、「現場の声も聞かず入試を妨害するのは強圧的で問題解決に程遠い」。体罰と自殺への対応策について何の解決策も示さず、ただただ橋下市長の追い落としをはかる政治的意図と世情を混乱させる不純な動機から大騒ぎしているこの馬鹿どもは無視すべきである。

・まー、ケンカ上手な橋下さんのこと、よもやこんな下らぬ連中に負けることはないとは思うが、どうも衆議院選挙前後から神通力もいささか衰えているようだから、敵に塩を送るつもりで応援してみた。

鳩山由紀夫の行動を封じ込めよ!

2013年01月18日 14時34分48秒 | 日記
・鳩山由紀夫という男はどこまで馬鹿なのだろうか。行かずもがなの中国を訪問し、16日に賈全国政治協商会議主席や楊外相らと会談、尖閣諸島が「係争地であると互いに認めることが大事だ」との考えを中国側に伝えたという。また、かって田中角栄と周恩来が国交正常化に当たり尖閣問題を「棚上げ」したことを挙げ、この「認識」に戻ることが必要だという考えを述べ、賈や楊らの同意を得たという。

・日本固有の領土である尖閣諸島を中国の侵略から守るために、「尖閣に領土問題は存在しない」という立場に立って日本国民が心を砕いている最中に、この男はそんな国民の努力を逆撫でするように尖閣を係争地であると認めた上でその帰属を曖昧にする棚上げ論を展開して、中国に迎合しているのである。

・今回の尖閣をめぐる猿芝居は、もちろん中国側の謀略であり、鳩山はそのことを十分に承知しながら主役を演じているのだからその罪はまことに重いのである。北朝鮮ならば国家反逆罪で即死刑であるが、日本の刑法にだって外患誘致罪(及び同未遂罪)がある。外患誘致罪というのは、外国政府に働きかけ武力行使することを勧奨したり、外国政府が日本国に対して武力を行使しようとすることを知って、当該武力行使に有利となる情報を提供する行為をいうのだが、鳩山の行為はそれにも匹敵するような売国行為だということである。そうは言っても、現実にこの刑罰の適用は難しいから、結局のところ、日本国民が声をあげ、この馬鹿男鳩山の言動を封じ込めるしか方法はないと思う。

・普段、私たちは鳩山由紀夫のことをアホやルーピーなどと笑い飛ばしているだけだが、もうそんなことで収まりがつく事態ではなくなっている。中国は彼の「元首相」という肩書を利用して尖閣が係争地であることを公然たる事実であるかのごとく国際的にアピールしているのだから冗談口ではすまされない。確かに鳩山は愚かだが、中国が日本の中国支援組織(私はこれを腐れ左翼組織と呼んでいる。)に働きかけ、その売国組織の指示の下で鳩山は公然かつ継続的に日本の国益を害する行為を続けている事実を見逃す訳にはいかない。

・日本国民は2009年の衆議院選挙でインチキ政党である民主党を大勝させ、歴史上最も恥ずべき鳩山政権を誕生させてしまったことを真摯に反省し、その責任において、彼のこれまでの行動を徹底的に断罪するとともに今後の行動を封じ込め、無力化するために最大限の努力をすべきである。

・私は、以上の考え方に基づき、いくつかの指摘をしておきたい。ひとつは、国民一人ひとりが鳩山由紀夫の売国行為に対する徹底した批判を展開することだ。インターネット上でもよい、投書でもよい、日常の雑談の中でもよい、あらゆる手段を使って意思表示をしてもらいたい。今回の鳩山の行動をごくごく小さくしか報道せず、これをスルーすることによって国民の批判を躱そうとしている売国的マスメディアへの批判であってもよい。鳩山由紀夫の行動を封じ込めるためには今のところ国民の批判を高めることだけが有効な手段である。

・次に鳩山家の皆様、御親戚の皆様に申し上げる。鳩山一郎、威一郎と政界における名門の家系というならば、腐れ左翼に踊らされて売国行為を行う恥知らずなバカ息子をなんとかしてもらいたい。本来なら座敷牢にでも入れて閉じ込めておくのが良いのだろうが、そうもいかないだろうから、今後一切社会的な活動を行わないようきっちりと監視してもらいたい。それに金の使い方も解らぬバカ息子に高額の小遣いを与えるのは厳に慎んでもらいたい。金持ちの道楽息子を放置していれば、いつか世間の批判は保護者へと向かうことを承知してもらいたい。

・更に言う。日本国政府は今回の鳩山由紀夫の売国行為とそれを画策した中国政府を公式に批判して国際的に日本政府の立場を明らかにしてもらいたい。そして国を売るような行為や他国に国家機密を漏えいするスパイ行為を厳格に処罰する法整備を是非進めてもらいたい。小野寺防衛相が鳩山由紀夫を国賊と批判したというが、そんな甘いことでは駄目だ。事の重大さをしっかり受け止め適切に対処してもらいたい。

・歴史というものは皮肉なものである。愚かな男の一言が戦争を巻き起こすことだってあるし、国中が大混乱に陥ることがあるのだ。現にこの鳩山由紀夫という男は、トラストミーなどと言って日米の信頼関係をぶち壊し、最低でも県外と言って沖縄県民の拭いきれない不信感を招きよせた馬鹿男である。今回の係争地発言を受けて、この男が二度と軽挙妄動せぬよう日本国民が軌を一にして社会的に葬ってしまわねばならない。

TBS「ひるおび」-北朝鮮情報の異常な垂れ流し

2013年01月16日 11時56分44秒 | 日記
・1月15日の「ひるおび(TBS)」を見ていて奇異に感じたことがある。番組は冒頭から前日の大雪のニュースを長々やったあと、消費税の軽減税率について解説めいた話をし、その後に突然というのか唐突にというのか、北朝鮮の祖国解放戦争勝利記念館の再整備の話題に転じた。この番組は「大人の女性たちに贈る大型情報バラエティ」と謳っており、大雪や消費税のニュースについては日常生活とも深く関連しているので番組の趣旨に沿ったものとして素直に受け入れられたが、北朝鮮の、それも祖国解放戦争勝利記念館の再整備というさして重要でもないニュースを突然挿みこんできたのには「えっ、何なのこれ?」という違和感を感ぜざるをえなかった。司会者の恵俊彰は、このことを知ってか知らずか、彼特有の話術でサラリと繋げていたが、さすがにこれには無理があった。

・気付いている人は気付いていると思うが、「ひるおび」での脈絡もない北朝鮮情報の垂れ流しは今回ばかりではない。また、こうした北朝鮮情報の垂れ流しは「ひるおび」だけでなく、「みのもんたの朝ズバッ!」や「報道特集」、「JNNニュース」などなど、TBSの報道関係番組には共通の特徴となっている。簡単に言ってしまえばTBSは他局に比べ異常に多く北朝鮮情報を流しているということだ。国の内外にいくらでも重要なニュースがあるだろうに、北朝鮮情報をことさら優先的に扱うTBSの意図とはいったい何なのだろうか。

・もちろん北朝鮮という不穏な国については私も関心を持っているし、その情報を知りたいと思っている。だが、北朝鮮の祖国解放戦争勝利記念館の再整備について金正恩が視察を行ったなどというニュースはほとんど伝える価値もないものである。「ひるおび」におけるこのニュースの取扱いも記念館再整備についてはイントロのように最初に触れただけで、実際の中身は北朝鮮のミサイル発射や核実験実施の予測が中心であった。私には、TBSが何かにこじつけて北朝鮮の情報を頻繁に流し続けようと意図しているとしか考えられない。

・TBSの制作担当は言うかもしれない。北朝鮮の情勢を数多く紹介し、この国の危うさを日本国民に批判的に伝えることで注意を喚起しているのだと。なるほど「ひるおび」の1月15日の放送については表面的にそんな理屈がなりたつかもしれない。だが、TBSの他の番組での放送内容も合わせて考えると、そんなことは詭弁にすぎないことが解る。私が見る限り、TBSの北朝鮮報道は次の特徴を有する。① 北朝鮮のミサイル発射や核実験の映像を繰り返し流すことで国民に北朝鮮の軍事的脅威を印象付けること。② 北朝鮮国民の飢餓状況を流すことで北朝鮮への人道的支援の必要性を強調すること。③ 日本の遺骨収集団に親切な対応を示すなど北朝鮮の誠意を強調するとともに日朝の戦後の賠償問題が未解決である点を強調すること。④ 日本人の拉致問題には極力触れず、触れるにしても圧力ではなく対話路線での解決を強調していること、などである。今回の「ひるおび」の放送は①の一環として行われたものに過ぎない。

・こうして、①から④までのTBSの北朝鮮放送の特徴を見ていくと、これらがすべて北朝鮮の瀬戸際外交の代弁となっていることが解る。北朝鮮は自分たちが紳士的な国であることを日本に知らしめたい訳ではない。自分たちは核とミサイルを持つ危険な国であると同時に、多数の飢餓者を抱え込んだ貧乏国であるから日本に対して何をするか解らない。日本はそのことをしっかり理解し、かつ、第二次大戦で散々迷惑をかけたことを反省して、制裁などは止めて黙って支援しろ、というのが北朝鮮のメッセージである。TBSは、この北朝鮮の主張をほぼ代弁する形で北朝鮮報道を垂れ流している。

・インターネット上でネット右翼と呼ばれる人たちがTBSを売国メディアと非難している。私は極めて常識的な男であるが、この点に関してはネット右翼の人たちの主張を支持する。北朝鮮報道に関してTBSはまるで北朝鮮のプロパガンダ機関のごとく振る舞っている。TBSの北朝鮮報道によく顔を出す毎日新聞の鈴木琢磨や報道特集のキャスターを務める金平茂紀や日下部正樹など、親北朝鮮派とみられる腐れ左翼が目立つが、TBS内部にそうした怪しげな人物が跋扈しており、報道内容を歪めていることは事実である。こんな報道を続けていれば、いつか国民から見放されるに決まっている。TBS内部でもこんな人間ばかりではないだろうから、内部から改革されることを望む。

・ついでながら、「ひるおび」出演の恵俊彰や弁護士の八代英輝については、与えられた内容を淡々とこなしているに過ぎないと思うが、こんな歪んだ内容をいつまでも唯々諾々と流しているならば、いつか国民からの厳しい批判に晒されることになるだろうと言っておく。(さらについでながら、TBSと専属契約している膳場貴子アナウンサーが早くこんな詰まらぬテレビ局と縁を切ってもらうことを望む。)

大阪桜宮高校における体罰と自殺

2013年01月12日 16時02分36秒 | 日記
・今日は、大阪市立桜宮高校のバスケ部所属の生徒が体罰を受けた後に自殺した問題について書いておきたい。テレビや新聞の報道を見聞きしていて、何か真実とは異なる違和感を拭えないからだ。違和感の主たるものは体罰が自殺の原因であると余りに単純化して考えている点だ。まっ、自殺者の遺族のことを考慮すればそう考えざるを得ない点もあると思うが、それでは何時までたっても真実は見えてこない。

・まず考えなくてはならないものは、自殺はどこまでいっても本人の意志した結果であり、その心のうちは容易に判断できるものではなく、他人が安易に一つの原因に帰することは避けねばならないという点である。今回の事件でも、マスメディアを通して聞こえてくるのは、事件の内容を体罰に耐えられずに自殺したものと単純化して割り切り、直接手をくだした顧問教師への責任追及やこれを見過ごした学校の管理責任ばかりを問う声なのだが、そうではないだろう。もちろん、体罰がその要因のひとつであることは確かであるが、それ以外にも、自殺者にとってはこれまで歩んできた己の人生への後悔や迷いもあったろうし、現在取り巻かれている周囲の環境への不適応やストレスもあったろうし、自分の将来に対する不安もあったろうと思うのだ。そんな中で、体罰がキッカケとなって、自らの命を絶つことを決断したのだろうと思う。だから、自殺の原因を考える場合、自殺者の心的状況を過去の経緯や周囲の環境にまで遡って検討し、何故彼が未来を閉ざしてしまったかを探る必要があると思う。

・今回の事例に即してもう少し具体的に物言いしてみよう。まず、自殺者本人の高校入学時の選択の安易さが指摘できるだろう。彼は、いわゆるスポーツ推薦枠を使って入学したのであるが、その時点で、高校3年間はバスケ漬けになり、その指導が厳しいことも知らされていただろうから、本来ならそれを覚悟して入学すべきであった。だが、そんな自覚もないまま、推薦枠を使って安易に入学してしまったために、その厳しさに耐えられなかったという点があると思う。彼がまだ年端もゆかぬ子供ということであるなら、その入学を勧めまたは同意した親や中学の担任だって責任があるだろう。私は死者やその遺族を貶めるつもりはさらさらないが、彼が自らの入学の安易さを悔い、推薦枠というしがらみの中で悩んだことは事実として把握しておかなければならない。

・次に自殺者本人を取り巻いていた高校という環境である。個性豊かな教育、一人一人の才能を伸ばす教育などという美名の下に、ただひたすらにスポーツ有名校を目指し、学校経営の円滑化・安定化を図り、父兄に自己満足を与えようと、虎の穴みたいなスポーツ選手養成施設と化した高校の実態を反省すべきであろう。こんなものは教育でもなんでもない。バスケだけではなく、野球やサッカーやバレーなども、実際にはプロの養成を行う訓練所と化しているのに、それを高校教育の一環としてのクラブ活動であるかのごとき欺瞞をして憚らない学校関係者などの責任は極めて重いのである。この欺瞞に満ちた体制は、単に学校の教師だけで支えられているのではない。学校の父兄もこの体制を承知しながら是認しているのであり、教育委員会も納得尽くでこの嘘寒い体制をある意味積極的に維持拡大してきたのである。そればかりではない。今回の事件で学校を強く非難しているマスメディアそのものが、こうした高校スポーツの醜い実態を覆い隠しながらそれをネタに商売をしているのである。朝日新聞が後援する全国高校野球大会がいい例だろう。甲子園に集まるのは純真な高校生だという幻想を振りまきながらそれを記事(テレビ朝日系列での放映)しながらちゃっかり儲けているが、実際に集まってくるのはプロ予備軍とも言うべき高校教育とは縁のない若者たちである。今回自殺した若者もそんな欺瞞に満ちた体制の中に迷い込んで、思い悩んでいたのも事実であろう。

・三番目の問題は指導者の問題である。スポーツが肉体を使って勝敗を決めるゲームである以上、格闘と同様、その本質には暴力性が含まれている。そして、スポーツで強くなろうと思えば、現状の肉体と精神に負荷をかけてより強靭な精神と身体を獲得する必要がある。そうした意味で、スポーツ指導には傍目からみればいじめやしごきと判断されても仕方がない面があることは事実である。そのことを前提にして、今回の事件を見てみると、顧問は勝負に勝って校名を上げる目的を選手個人の能力を高める目的よりも優先しているように思える。何故なら、顧問は自殺した選手との信頼関係も築けず、選手の忍耐力も適切に評価できない中で、指導とは名ばかりの集団的みせしめ行為として複数回殴ったと判断できるからである。厳しい指導は相手との信頼関係があって始めて有効である。自殺した本人は顧問との信頼関係も築けず、孤立した中で精神的に追い詰められていったことは間違いがない。

・以上長々と自殺の原因について書いてきたが、私の言いたいことは、最初に触れたとおり、マスメディアが報じているように体罰が自殺を招いたのだから顧問や校長、教育委員会が悪いという単純化した議論は間違いであるということだ。もちろん、体罰を行った顧問の教師は厳しく処分されるべきだし、それを見逃していた校長をはじめとする教師たちも処分されるべきである。だが、それ以外の関係者もそれ相応の責任があるのだから猛省してしかるべきだということだ。それでなくては、自殺した者が浮かばれまい。特に高校スポーツ推進におけるダブルスタンダードの改善がなされなければこの種の事件は今後も繰り返されることになると思う。自殺した高校生の冥福を祈るとともに、高校教育の根本的な見直しが図られるよう切に望む。

断罪されるべきマスコミ報道

2013年01月09日 15時28分28秒 | 日記
・民主党は今回の衆議院選挙で国民の審判を受け見事に断罪された。しかし、この選挙を通じて民主党を陰になり日向になって支援してきたマスコミは何の断罪も受けていない。本来、不偏不党であるべき立場にありながら選挙期間中でさえ、反原発や反公共事業、TPPなどをネタに巧みに国民を反自民に誘導したにもかかわらず未だに何の反省もなく、偏向報道を続けている。

・もっとも、マスコミのあれほどの反自民キャンペーンにも拘らず国民を騙すことができずに自民党が大勝したことにショックが隠せないでいること、また、この間ネット上で、その偏向振りを多くの国民から批判を受けたことから、最近では露骨な反自民キャンペーンは鳴りを潜めているようではある。だが、これは単にネコを被っているにすぎない。彼らの本性は腐れ左翼であり、その習性は反自民であるために、決してこの病が治ることはない。

・その良い例が7月に行われる参議院選挙に関する報道である。衆議院選で壊滅的な打撃を受けた民主党を生き残らせるために、民主、維新、みんなによる反自民の野党共闘結成を誘導しようと必死になりはじめるとともに、参議院選挙において自公に過半数を取らせれば公共事業のばらまきを行う古い政治がもどってくるなどという代わり映えのしない幻想を振りまき始めている。今のところは遠まわしに言っているにすぎないが、今後は、声高に喚きだすに決まっている。愚かなマスメディアの大騒ぎに乞うご期待というところだ。

・だが、国民は先の衆議院選で示したように、どんなに取り繕おうと民主党もマスメディアもその実体は腐れ左翼であることを知っている。そして腐れ左翼がどんなに正義派ぶった幻想を振りまこうとそれが嘘であることも、更には彼らが現実の政治課題を何一つ解決できない馬鹿どもであることも知っているのである。だから、マスメディアがどんなキャンペーンを張ろうが、民主党の壊滅を止めることはできないのである。

・野党共闘だってそうである。衆議院選挙のとき民主党と一緒になって第三局は烏合の衆だと評していたマスメディアが今になってどの面下げて民主党は維新やみんなと共闘すべきなのど言えるのか。片腹痛いとはこのことだ。まー、事ほど左様に、マスメディアは懲りもせず無責任な偏向報道を繰り返しているのであって、国民は、こうしたマスメディアの偏向報道により厳しい監視の目を注がねばならぬし、それを強く断罪していかねばならない。私も、これからもマスメディアに対して厳しく批判していくが、志を同じくする諸君もどうか厳しい批判を展開してもらいたい。

手抜き除染報道-朝日新聞の報道姿勢

2013年01月09日 01時00分03秒 | 日記
・福島第一原発事故による放射線汚染の除去事業に手抜きがあったとして連日報道を賑わしている。発端は朝日新聞のスクープだそうで、朝日は鬼の首でも取ったように大騒ぎしている。昨夜の報道ステーション(
テレビ朝日)でも古館伊知郎が嬉しそうな顔をして手抜き除染を告発していた。私はこれらの報道を見聞きしながら朝日新聞やテレビ朝日という会社がいかに偏った視点から事件を取扱い、事実をゆがめて報道しているかを改めて知らされてあきれ返ってしまった。

・もちろん私は除染に手抜きがあってよいとは思っていない。もし手抜きがあれば是正されねばならないと思っている。その意味で一般的に言えば手抜き除染の告発は一定の意味があると思っている。だが、今回の朝日の報道は、純粋な意味での告発というよりも、腐りきった左翼思想の一つである反原発を国民に浸透させるためのキャンペーンとして行われたものであり、そのために手抜きの実態をことさら大げさに扱い、安倍新政権への攻撃と国民の不安を煽り立てることを主眼にしたきわめて意図的な報道であったと考えている。

・そもそも今回の除染作業というものは、放射能の100%除去を目指したものではなく、あくまで放射線量の軽減を図るものであり、それも生活地域に限定された場所を対象とするものである。そうした限定的な除染作業にも拘らず朝日の論調は意味のない厳密さや完璧さを要求している。刈り取られた枝葉や除去水の一部が捨てられたり流されたりしたことは悪いことには違いないが、それがさも汚染を拡大させ住民の生命を脅かすがごとき重大さを持つような印象操作を行っている。

・それに、これまでに朝日から流された映像や写真、記事からは、捨てられた枝葉や除去水は、適正に処理された量に比べればごく少量であるとしか認識できない。朝日新聞の記事からは量的な話は一切出てこず、不正を働いたという労働者の発言をとっても袋詰めした残余を捨てたというものしかなく大部分は正当に処理されたと思われる。それを朝日は一部という表現でごまかして、さも大量に不法投棄があったような印象操作を行っているのである。

・更に言えば、この記事が発表されたのがなぜ今の時期なのかということである。聞けば昨年の夏ごろから除染の手抜きについての苦情が環境省の出先機関に寄せられており、朝日とてそのことは重々把握していたはずだ。それを民主党政権下では一言も触れずに自民党政権に変わった途端に正義派ぶって告発するなど、自民党政権へイチャモンをつける意図がミエミエではないか。

・本来マスメディアは不偏不党の立場に立って事実を正確に報道すべきものである。それを朝日のように事実をゆがめて報道して国民を無用の不安と混乱に陥れるとともに、腐れ左翼という偏った立場を隠蔽しながらイチャモンともいえる政権批判を行うことが許されるのだろうか。己の腐りきった思想を報道に名を借りてプロパガンダする朝日新聞やテレビ朝日は報道機関とは言えず腐れ左翼の情宣機関としか言いようはない。国民はこのことをよく知るべきである。そういえば、この朝日新聞は過去に、奄美だったか、サンゴ礁に記者が自らキズをつけて、それを観光客が行ったとして自然環境の破壊について告発したウソ記事を書いた新聞社である。今度の手口だって似たようなものだ。情けないかぎりだ。

・それはともかく、除染は迅速かつ適切に行われなくてはならない。与太話で大騒ぎし除染の足を遅らせてはならず、環境省において作業の監督を徹底するよう措置すべきである。ただそれだけの話である。

去年やり残したこと

2012年12月31日 15時01分15秒 | 日記
・年が明けた。私事を言えば、今年も、余り豊かでない経済状態の下で静かな正月を迎え、弱った体力を騙し騙し坦々とした日々を過ごすのだろうと思う。私生活は、まー、そんなものだろうが、世の中は良くも悪くも大きく変わっていくのだろうと思っている。暮れの衆議院選挙で自民党が大勝し、安倍政権が誕生したことにより、これまでの3年間、腐れに腐れ切った民主党によりもたらされた政治の停滞と危機をどこまで改善できるかが最大の課題になるのだろう。経済再生をはじめ震災復興、安全保障強化、教育再生とやることは山ほどあるが、安部政権がこれらを着実に処理していくことに期待している。

・そんな中で、去年の話題のうち世間が見落としていると思われる二つのことを今日は書いておこうと思う。ひとつは福島第一原発事故の責任問題である。この問題については去年も散々書いてきたが、震災復興や脱原発騒ぎの中でいつのまにか忘れ去られているように思う。東電、政府、国会、民間の事故報告が出ているが、いずれも施設面や体制面での不備についての追及が中心で、事故処理にあたった当事者に対する責任追及が不十分であった。もちろん、その背景には、民主党政権や東電の情報隠蔽があった訳ではあるが、だからといって忘れてよい問題ではない。今年は自民党政権に変わったのだから、改めて原発事故対応における当事者責任の追及を行ってもらいたいと考える。

・裁判では、これまでに菅総理はじめ東電幹部や行政官僚等への業務上過失致死などの告訴・告発がなされており、暮れからは検察当局の事情聴取も始まっているようだが、あくまで外部からの捜査では限界があり、余り成果は期待できないように思う。ここは国会と行政における内部調査をもう一度やり直して責任の所在を明確にすべきである。

・なぜ私がこの問題に拘るのかと言えば、単純な話である。原発事故発生後の対応を誤り被害を拡大させた張本人である菅(元総理)や枝野(元官房長官)、海江田(元経産大臣)、細野(元総理補佐官)などがいまだに責任を逃れ生き延びているからだ。東電の事故対応を遅らせ、注水やベントにおける不適切な指示により水素爆発とメルトダウンを生じさせた責任、更にはスピーディによる被害予測があったにも拘らずそれを福島県民に伝えず無用な被曝をさせてしまった責任など、彼らは重大で深刻な責任を負っているのである。

・私から言わせれば、彼らは世紀の大犯罪者であり、その罪は万死に値すると思うが、彼らは先の衆議院選でも当選を果たし、ぬくぬくと生き延びて無責任に反原発などと嘯いている。選挙に出る彼らも彼らであるがそれを当選させる選挙民も選挙民である。開いた口が塞がらない。彼らについては今年のうちに是非とも政界から葬り去らねばならない。

・二つ目は、そんな犯罪集団である彼らを擁護し、民主党政権の目に余る失政を覆い隠して、日本を混乱に陥れたマスメディアの責任追及についてである。民主党政権の本質が旧社会党や旧民社党の腐れ左翼であるようにマスメディアを支配しているのも同様の腐れ左翼である。彼らが堂々と反自民の主張を展開するならばともかく、ニュース素材の選定から報道内容の伝え方まで、あらゆる情報操作を行い、陰湿で卑怯な方法で国民に歪んだ情報提供を行うことだけは許せない。

・衆議院選挙の際も、彼らはなりふり構わぬ反自民キャンペーンを行ったが、インターネット上でその偏向報道振りを国民から批判されて、あっさりとその馬脚をあらわしてしまった。選挙の結果も「自民大勝、民主壊滅」という結果となり、国民の審判は、民主党とともにマスメディアにおける腐れ左翼を断罪したのである。それにも拘らずマスメディアに巣食う腐れ左翼は何の反省もなしに、安倍政権発足前後から懲りもせず、陰湿で無責任な安部たたきを展開している。彼らの鉄面皮振りを許すことはできない。今年も忘れずにマスメディアの偏向報道を告発・批判していく必要があると思っている。

・以上、年頭に当たって思うことを書いてみた。このブログを訪れる少数の読者に向けての挨拶がわりである。

衆議院選無効裁判

2012年12月29日 12時44分01秒 | 日記
・今回の衆議院選は一票の格差が最大2.43倍であったことから、過去の判例(2009年の衆議院選では2.30倍で違憲状態とされた。)を踏まえ、違憲であり無効であるとして、そのやり直し訴訟が提起された。恒例行事のように、また、バカの一つ覚えのように、意味のない訴訟を繰り返すことが正義と感じている弁護士たちの神経を私は疑う。

・確かに今回の選挙は違憲なのであろう。そして選挙の無効を訴えることは自由であり、ある意味正当であろう。だが、こんな裁判を何度繰り返したら気が済むのか。長年にわたって裁判が繰り返され、そのたびに最高裁が違憲状態ではあるが無効とは言えないという空しい判決を続けていることに彼らは何の矛盾を感じないのだろうか。

・今回の裁判だってそうである。一票の格差において違法状態の下で争われた選挙であっても、それ以外の部分では現行制度に則って適法に行われた選挙であるとともに、何より有権者全員の民意が示されたものであることから、それを簡単に無効と断じることができないのは自明のことである。一部の人々やマスメディアでは今回は無効判決が出るのではないかなどと大騒ぎしているが、地裁レベルでならともかく最高裁でそんな判決が出るはずもないのである。それは、例えば選挙前に成立した「0増5減」の改正により実施された場合の選挙結果とそうでない場合の選挙結果がほとんど変わらないだろうことは容易に想像がつくものであり、その意味で今回の選挙も十分に民意が反映されていると判断されるからだ。

・政治家たちがぐずぐずして一票の格差をいつまでも是正できないのに国民は腹を立てているが、それにも増して、意味のない無効裁判を繰り返して提起し自己満足している法律家たちにも国民は飽き飽きしているのだ。結局はイタチゴッコを繰り返し堂々巡りしていつまでも改善されることはない。

・今回無効裁判を提起した弁護士たちに言っておきたい。彼らが法律のプロであるならば、空しい裁判をダラダラと続ける前に、一票の格差の是正が政治家たちの恣意によってサボタージュされないよう、自動的に一票の格差が是正されるような法制度を提案したらどうか。例えば、毎年度選挙区ごとの有権者数を把握し、その格差が2倍以上になった場合は国会(衆議院)で6か月以内に格差是正することを義務付け、それがなされない場合は第三者委員会における裁定に基づいて強制的に是正するような法整備ができるのだと思う。私は法律に詳しくはないので素人論議しかできぬが、法律のプロならばもっと良い案ができるのだろうから、どうか建設的な提案をしてもらいたいものだ。

・最後に付け加えておく。今回選挙無効の提訴を行った弁護士たちは、正義派ぶってはいるが本気で選挙制度を良くしていこうなどという気持ちは寸毫もない人たちである。ただただ物議を醸し社会に混乱をもたらすことを意図して行動する悪しきパフォーマーに過ぎない。また、これを誇大に取り扱うマスメディアも同様である。日本は何時になったらまともになるのだろうか。

第二次安倍内閣発足

2012年12月27日 12時54分14秒 | 日記
・12月26日に第2次安倍内閣が発足し、自民党は3年ぶりに政権を取り戻した。発表された内閣人事をみると、民主党政権とは違い、やはり政治のプロが集まっているなという感想を持つ。また、今回の安倍政権は日本が目指すべき方向性というものをメッセージとして明確に出しつつも運営に当たってはあくまで慎重に進める態度を示していて好感が持てる。私としては、安倍政権がくだらぬポピュリズムに陥ることなく誠実で堅実な政権運営を行い、国民に安心と元気をもたらしてくれることを願ってやまない。そして来夏の参議院選挙にも勝利して長期安定政権が樹立されることを心から望んでいる。

・参考までに閣僚名簿を下記に掲げるが、顔ぶれを見ていて気になる点だけコメントしておく。まずトップである安倍さんと副総理の麻生さんである。両者とも総理大臣経験者であり、過去の苦い経験もあり、政治家としての成熟度を増しているが、やはり二世政治家としてのお坊ちゃん性というか、ある種の軽さが払拭しきれていない。私の杞憂かもしれぬが、どうか、政権運営に当たっては熟慮を重ねるよう、また、発言も慎重に行ってもらうようお願いしたい。後、気になる点は石原伸晃と山本一太、それから女性閣僚の森雅子と稲田朋美である。この四者は他の閣僚に比べ明らかに勉強不足であり、閣僚として今からでもしっかりと勉強してもらいたい。特に石原伸晃については、己の能力不足に無自覚である点で大いに問題があり、できれば閣僚からは外してもらいたかった。他の閣僚は概ね平均点以上だと思う。

<第二次安倍内閣閣僚名簿>
▼総理 安倍晋三▼副総理・財務・金融 麻生太郎▼総務 新藤義孝▼法務 谷垣禎一▼外務 岸田文雄▼文部科学 下村博文▼厚生労働 田村憲久▼農林水産 林芳正(参)▼経済産業 茂木敏充▼国土交通 太田昭宏(公明党)▼環境・原子力防災 石原伸晃▼防衛 小野寺五典▼官房 菅義偉▼復興 根本匠▼国家公安・拉致問題・国土強靱化・防災 古屋圭司▼沖縄・北方 山本一太(参)▼消費者・少子化 森雅子(参)▼経済再生・一体改革・経済財政 甘利明▼行政改革・公務員改革 稲田朋美

・ついでといってはなんだが、安倍政権発足に絡んで余談めいた話もしておこう。まず、世間の反響である。27日(午前)の外国為替相場は1ドル=85円台後半まで円安が進んであり、これに伴って株式市場も日経平均株価が1万295円と今年の最高値を更新している。経済界からは概ね安倍政権の経済・金融対策が好感をもって受け入れられているということだろう。経団連もこれまでの批判的な態度を一変させ全面支持に回った。(米倉会長の蝙蝠的態度は許しがたいが…)一般国民の間にも、そこはかとした期待感みたいなものが漂っているように思う。

・そんな世間の流れに無理やり掉さしているのが似非左翼が巣食うマスメディアの報道である。自分たちが支援してきた民主党がボロ負けして危機感を募らせているのかもしれぬが、従来以上に陰湿な安倍たたきや反自民キャンペーンを展開している。まっとうな左翼ならば堂々と安倍批判と自民党批判を展開すればよいのに、批判しうる理論も思想もない無能力者の集まりであり、ただただ斜に構えて世間に混乱を与えることに喜びを感じる病的な変質者である彼らにはそんな芸当もできず、腐敗した脳内から生み出された被害妄想を振りまき、人々の希望や勇気を貶めることに病的な快感を感じているだけだ。今回民主党が国民から厳しい審判が下されたように彼らにも国民からの厳しい批判がなされることを期待したい。民主党以上に国民を裏切り続けてきたのは一部マスメディアであるのだから。

・それからもうひとつ。日本未来の党が分裂騒ぎを起こしている。もともと小沢さんが衆院選での隠れ蓑として組織されたこの党は選挙に大敗し存在意義を失ったため、小沢グループとしては党代表である嘉田を見限ったということだろう。そして小沢さんとしては己の目論見が外れたことから今度は同じく選挙でボロ負けした民主党の乗っ取りに方針転換したということであると思う。民主党の新代表に海江田が、幹事長に細野が選ばれたことも、小沢グループとの合体を示唆しているように思う。民主党も小沢さんも、いつまでもどこまでも腐った精神から脱することはできないのだろう。まー勝手に自滅の道を歩めばよいだろう。

民主党代表選挙

2012年12月25日 10時29分51秒 | 日記
・衆議院選挙後の民主党は見るも無残な状況である。野田代表が辞任の意思表明をし、次の代表を選ぶ段になっても、しばらくは誰も手を挙げる者がなかった。両院議員総会でも茫然自失した情けない顔の議員ばかりであった。世の中には、そんな民主党に同情や憐みを寄せる者がいるかもしれないが、私はちっともそんな風には思わない。壊滅されるべき民主党がたとえ少数になったとはいえ生き残っている以上、このインチキ政党が解党されるまで批判を続ける必要があるのだ。この一部マスメディアと結託して国民を欺き続けている政党の命脈を最後まで断たねばならない。勢力が弱まったとはいえ衆議院57名、参議院88名、合計145名の議員が残存していることを忘れてはならない。

・さて、今日話題にするのは、その民主党の代表選挙についてである。午後にも行われるとのことだが、その代表候補者に名乗りをあげたのは、似非左翼である旧社会党・旧民社党系の議員が推す海江田万里と野田グループなどいわゆる主流派が推す馬淵澄夫である。一時蓮舫が出るなどと騒がれたが、結局は馬淵に一本化されたようである。

・相も変わらず民主党には人材などと呼べる人物がいないなーというのが最初の印象である。テレビ出身の単なるバカである海江田がいつまで政治家気取りをするつもりなのだろうか。菅内閣のときも出来もしない経産大臣などやって菅に裏切られ国会で涙ぐんで失笑を買ったくせに、懲りもせず今回も似非左翼に踊らされて代表選挙に立つなどほんとに救いがたいバカとしか言いようもない。

馬淵だってそうだ。政界のゴリラ男だかターミネーターだか知らないけれど、八ッ場ダム問題では優柔不断な態度をとり続け意志薄弱者であることを世間に証明した、体力ばかりの脳タリンなのだから、奈良の山奥に帰って雄叫びでもあげているのが似合っているのであって、今さら国会で雄叫びをあげたところで空しく響くばかりだ。

・世評では海江田有利ということであるが、どちらが選ばれても民主党解体の流れを変えることはできないから、代表が誰になろうとどうでもよいことである。今回の民主党代表戦で注目すべきはそんなところではない。現在の民主党が相変わらず烏合の衆ということだ。二名の候補者はそれを如実に示している。海江田は菅や輿石などの似非左翼が背後についており、馬淵の後ろには野田などのいわゆるリベラル保守とでも言うべき議員がついている。両者は政治思想としても政策方針としても相容れない訳で、本来なら一緒にいること自体がおかしいのである。それが個々の民主党議員の未熟さゆえ理解できないのであり、権力への執着から未練がましく党内に留まっているにすぎないのである。そこに理念や思想のかけらもない。

・そんな自己矛盾にも気付かず、ひたすら党内融和を唱えて代表選挙を実施することの愚かさを知るべきだし、野田グループなどさっさと民主党を出て新党でも立ち上げるべきだろう。岡田や前原、細野は連合という支持母体を失うことを恐れて海江田側につくようだが、日和見主義もいいところだ。こんな矛盾だらけの代表選挙をして表面だけは取り繕ったところで誰が民主党の再生などを信じるだろうか。国民はもとより民主党議員そのものが信じてはいないだろう。私としても一日も早い壊滅を望むばかりだ。

・そんな私が余分なことだとは思うが少し言わしてもらうならば、民主党が本当にリベラル保守として再生しようと思うなら似非左翼とははっきりと手を切り、一度解体したうえで再出発を図るべきであろう。(リベラル保守という立場が果たして存在意義を持つのか私にはわからぬが、少なくともアメリカ民主党のような存在可能性はあるのだと思う。)

・それらかもうひとつ。民主党が再生しようと思うなら、党内から似非左翼を追い出すとともに、その似非左翼の愚かなイデオロギーを垂れ流している一部のマスメディアとも縁を切ることだ。具体的に言えば、朝日新聞や毎日新聞、テレビ朝日やTBSと縁を切ることだ。これらメディアは、これまで一貫して民主党を陰に日向に支援してきたが、それはリベラル保守としての民主党を応援してきたのではなく、似非左翼としての民主党を応援してきたのだ。今回の衆議院選挙でも偏向マスメディアは民主党支援に回ったが、国民はこれら似非左翼メディアの無責任で下劣なやり口に愛想をつかすとともに、こうした不快な思いを民主党にも重ね合わせて評価して、民主党にNOを表明したのである。

・民主党の壊滅を願う私が民主党の再生について語ることはないのだが、どちらにしても民主党は一度解体させなければ日本のためにはならないということだけは明確である。