お山の王子

次期王です

悪臭と鬱

2019-10-13 09:45:10 | 悪臭

臭いは、カメラに映らないし、電磁波でもなく何かの波でもありません。そんな臭いは、砂粒より小さな粒子です。物質なのです。砂粒より小さな物質である「ほこり」の大きさは、10~20μほどです。花粉も、ホコリと同じような10~100μのサイズです。こういったホコリサイズの場合、空気中に浮遊し続けることもなく、風の影響を考えなければ30分ほどで、重力に負けて地面に落下します。しかし、臭い」の場合 大きさは、~1.0μです。これは、蒸気・ガスなどと同じサイズで、地面に落下することはないようです。「ほこり」よりも小さな「ガス」と同じようなサイズの臭いは、衣類などに附着しやすく洗濯機で洗っても臭いが取れない場合もあります。この厄介なガスサイズ臭いを衣類よりも吸着してくれるような洗剤があれば解決するはずなのですが、今日のところそのような都合のいい洗剤はまだないようです。

 

なぜ悪臭がこんなに不快なのかということについては、 鼻には嗅細胞というものがあり それが鼻の内部に並んでいます。嗅細胞の受容体部分と臭いの分子が結合した場合、電気信号が脳の嗅球へ送信されます。そういった信号は、神経細胞が活動するので多くの酸素を消費します。酸素はヘモグロビン経由で運ばれるるので、血流も上がりストレスとなります。

 

悪臭を放つ人は、自分の臭いで麻痺しているかもしれません。自分の臭いは、鏡で見てもカメラで撮ってもわかりません。その悪臭ストレスで鬱などの精神的な病気になる可能性もあります。自分が悪臭を放っていても、他人は「あなた臭いですよ」なんて、言ってくれません。生活習慣も関わってくるので、自宅は常に換気し こまめに掃除・洗濯するようにしましょう。例え外に出ない日であっても必ず1日1回シャワーもしくは入浴することが大事です。「3日に1回しか人に会わないし、人に合う前だけシャワー浴びたら大丈夫」と言う考えは間違えです。臭いは1.0μの大きさなので、部屋に滞留します。清潔にすることが重要なのです。