忘れな草と蒼い空

好きなものはどんな時でも ただ馬鹿みたいに大事にすること(「すみわたる夜空のような」/銀色夏生)

虹の下へ行けば

2018-07-26 22:37:00 | Toto's LIVE Report
わたしの悲鳴が、
京セラドームに響きわたった
セミファイナルの思い出。


WELCOME TO THE STREET ONE TIMES ONE
2018年7月21日
京セラドーム大阪1日目 セミファイナル


この日が、とてもとても、とっても、
思い出に残るライブになりました。
そのときの気持ちをきちんと書き残しておきたいので、
つらつら書いていきます。



このツアーでいちばん唄ってほしい!
と思っていたのが、
インディーズアルバム「Saturday 8 PM」
に収録されている、『虹の真下』でした。
なかなかライブで出逢えない子で、
このアルバムでしか聴いたことのない歌です。
“思い出”が詰まっているわけではないけど、
でも、だからこそ、
歌詞とメロディーと、
音程があまり上下に動かない黒ちゃんの歌声と、
小渕くんのギターが、
ただただひたすら、「好き」な歌。

今年もお手紙を書くたびに、
「『虹の真下』が聴きたいです!」
「『虹の真下』を唄ってください!」と、
散々書いていました(笑)。ふたりとも。
ただ、この曲を含め、
わたしのリクエスト10曲はなかなか叶わず、
あぁ……と思ってました。
埼玉には参加しないとはじめから決めていたのと、
埼玉・京セラは大勢の人が知っているであろう曲を
唄ってくれるんじゃないかなと思っていたので、
名古屋が最後の砦だと覚悟していました。
……まぁ、声は届かなかったんですけど。

埼玉でも日替わりに入らず、いざ、京セラ。
京セラは、実際に席に着くまでどんな席かわからないので、
チケットを見る限り「前だな」とは思ってました。
……それがほんとに“前”で。
“2列目という名の1列目”だったんです。初めて。
連番させてもらったお友だちとは、
席で合流だったので、先に席に座ったわたしは、
ひとりであわわわわわ…ってなってました(笑)。
席に関しては、どこでもいいと思っているけれど、
実際に1列目になってみると、
手も足も震えるんですね…(笑)。
「やばいです〜どうしよう〜〜(半泣き)」と、
ずっと言ってました。

ライブが始まってみると、
いつもどおりに声を出し、飛び跳ね、楽しかったです。
ところどころ、
「あぁぁ近いようぅぅぅ…」と思う場面はあったけれど、
いちばんは“たのしい”。

そしてやってきた“その日の気分のコーナー”。
9割諦めてはいたけれど、
言えたら言おうと思ってました。
黒ちゃんはいつものように花道をウロウロと。
1曲目『STAY』。
🕶️「1番と2番の間でステイしようかと思った」(笑)。
2曲目『朝顔』。
前唄ったよー!と思ったけど、
ゆずのおふたりが来てたからね、なるほど。
なにより朝顔好きだから、よし。
そうそう、2曲目は小渕くんが決めるって言ってるのに、
わーわーとリクエストを叫ぶお客さん。
わたしも(笑)。
🎸「俺が決めるって言ってるやん!!」

このあと…
黒ちゃんがわたしがいたブロックの反対側の花道で、
「何が聴きたい?」って聞いて回ってたとき、
小渕くんはセンターステージに残ってたんですよね。
水を飲んでたか…ファイルをめくってたか、してました。
それで……ここしかない!!と思って、
😹「虹の真下あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
って、叫んだんです。

そしたら、ステージにいた小渕くんが、
少しこちらを振り向いて、
🎸「『虹の真下』か…」
ってつぶやいたんです。
つぶやいた、というか、声は聴こえなかったので、口がそんなふうに動いたのが見えました。

😹「(届いたぁぁぁぁ!!!!!)」
と、わたしはそれだけで嬉しかった。
この歌が大好きな人がいること、
この歌を聴きたいと思ってる人がいること、
それが伝わっただけでよかった。
正直、黒ちゃんに届いたとしても、
🕶️「それ誰の曲?」
って言われる気はしてたんですよね(笑)。

結局リクエスト3曲目は『未来』。

このあとはゆずのおふたりの登場で、
『いつか』が聴けたことと、
北川さんには振り回される黒ちゃんが可愛かったのと、
岩沢さんとギターを弾く小渕くんがたのしそうなのと、
とにっかく、楽しかった。

疲れきって迎えたアンコール。
😽「今日はなんやろな……」
と、ぼんやりしてました。
🎸「懐かしい曲を…」
😹「!?!?(え!?もしかして!?
いやいや、小渕くんの懐かしいはいつまでかわからん…
そして京セラで虹の真下がくるわけない…(ごめんなさい))」
と、一瞬の間に頭を駆け巡りました(笑)。

🎸「小さい頃に…」
😹「ひぃっっっ!!!!!」
「子どもの頃に聞いた、
『虹の真下に行けば願い事が叶う』
という言い伝えをもとに作った」
というのを知っていたので、この時点でピーンッときてしまって(笑)。
😹「(え!?まさか!?ほんとに!?え!?)」
動揺して、このあとの曲説を全く聞けていません…。

頭が真っ白なまま、
🎸「聴いてください。『虹の真下』」
😹「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
と、思いっきり叫んでしまいました。。
ほんと、聞き苦しい声を聞かせてしまって申し訳ない…。
各方面から
「トトさんの叫び声(悲鳴)が聞こえた」
と言われました…。
あぁぁぁ……。
だってびっっっくりしたんだもん…。

このとき、
わたしは頭を抱えて顔を覆ってしまってたので、
ステージの様子を知らないんだけど、
友だちの情報だと、
🎸(どっちから聞こえた?みたいな感じで)左右指をさしていた
🎸とても嬉しそうな顔をしていた
らしいです。
うれしいのはわたしの方だよ。。
どこまで幸せにしてくれるの…。

ととととにかく、ステージを見なければ、
ふたりの歌を聴かなくちゃ、
と思って、顔を上げました。

黒ちゃんの唄い方も、
小渕くんのギターも、
考えてたより全然、違った。
ずーーーっとCDで聴いてきた『虹の真下』が、
今のコブクロの声で塗り替えられた。
この歌が持つ、新しい色を見せてもらった。
音程があまり上下しない、この頃特有のメロディー。
Bメロの小渕くんの下ハモ。
なにより、大好きな、
♫「恋に破れても 心破れても
崩れそうなときも 雨のあとは虹がかかるのさ」
の黒ちゃんが、ほんっっっとに、よくて。
当たり前だけど、CDの何っ倍もよかった。

アンコールの曲って、
たぶん、練習してた、と思うんですよね。
でも、セミファイナルの『虹の真下』は、
変な意味ではなく、
「練習してないんじゃないかな?」って、
正直思ったんですよ。
ほんとに、“この日決めた歌”なんじゃないかなって。
黒ちゃんの唄い方が探り探りな気がしてました。
いや、どこまで自惚れてんの!勘違いだよ!
って話なんだけどね。

セミファイナルで、
あんなにたくさんの人の前で唄ってくれたこと、
1番前で聴けたこと、
わたしがいいように捉えてる部分もきっとあるだろうけど、
その事実がほんとにほんとに、うれしかった。

初日から、ネタバレアカの方でずーーーっと
「虹の真下が聴きたい…」「どこかで唄って……!」
と、言ってたので、
同じ公演に参加されれた方たちに
「よかったねー!!!!!」
と言っていただけて、うれしかったです。
それと、あの場面で叫んでしまい、
ほんっと迷惑でしかなかったと思うのに、
周りの方たちがやさしく「ふふふっ」と笑ってくれ、
終演後にも「よかったですね!」と声をかけてくださったこともうれしかったです。
(Twitterの)感想の中にも「聴けてうれしかった!」
というのをいくつも見かけたから、よかったなぁ。

「虹の下に行けば願いが叶うんだよ」
ただただ「大好きな歌」だった『虹の真下』に、
色がつき、思い出が増え、思い入れが深くなりました。
小渕くん、黒ちゃん、願いを叶えてくれてありがとう。

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