「おじいちゃんに手紙書いてねー」
もう20年以上前になる。
小学生のころ、遠くに住むおじいちゃんに、頻繁に手紙を書いていた。たぶん、中学1年生くらいまでは、ほんと、毎週のように書いていた気がする。
中学生、高校生となるにつれて、時間がとれないことを理由に書かなくなってしまったけど、“書く”ことを習慣にさせてくれたのは、母と祖父だと思う。
仕事柄、お手紙を書くことも、もらうことも、ある。
(担任ではない)6年生に思い入れがありすぎて、
小さいミニカードではあったけど、卒業前に100人以上にお手紙を書いた経験がある。しかも2回。よくやった(笑)。
子どもたちの日記を読むのも好きだから、書かせる。そして返事を書く。1年目、先輩せんせいが、「先生のコメントは子どもが喜ぶツボを上手におさえてるよ!」と言ってくださったことが嬉しくて、
自分の強みにしようと思った。
「誰かへの返事」 という、相手を意識した書き方を褒めてもらえるようになったのは、ドットコムにたくさん行って、たくさんの方とお話をしていたあの頃の財産だと思ってる。
誰かに言葉を“送る”ことも、“もらう”ことも、うれしい。たのしい。ということを知っている。そして、ふたりへ送る言葉は、必ず伝わるということも、知ってる。
そもそもの始まりは、「気づいてほしいなぁ」という不純な動機だった。わたしの気持ち、というか、存在に。
大きなことはしたくなかったから、地味ーにできたらいいな。お手紙。書こうかな。小渕くんと黒ちゃんに。バンドメンバーに。ストリングスに。後ろで支えてくださってる、大好きなみなさんにも。
そんな想いから手紙を書き始めた“奇跡”ツアー。【自分が参加する公演に、お手紙を持っていこう】と決めました。初日の北海道はできなかったけど(笑)、それ以降は、奇跡→TLW→心→OTOと、続けられてます。
もうひとつ。陽だまりツアーから、複数公演参加することが増えました。たくさん行くんだから、思ったこと、感じたことは、伝えたい。そして、ライブでたくさんのものをもらうんだから、返したい。と、思ったから。
あと、アンケートに書ききれなくなってきたことも、かな。
そろそろ本題に入ろう(笑)。
書くことが好き。なのと。
♫「いつか届くと 信じるだけで こんなにも素直に笑えるよ」
と唄ってくれるふたりへ、
「“いつか”じゃない、“今”届いてるよ!」を伝えたい。
だから、手紙を書いてます。
昔からレターセットやシールを集めることが好きです。コブクロファンになってからは、「コブクロっぽい!」ものを集める癖があります(笑)。なので、レターセットは毎回違うものを使うことが多いし、無地の便箋や封筒に自分でデコることもあります。TLWツアーは、行く先々でご当地ハガキを調達して、手紙を書いていたのですが、まーあ長文グセがあるもので、結局便箋と封筒に戻りました(笑)。今年は、『ONE TIMES ONE』のイメージがカラフルだったので、そのイメージのレターセットを使うことが多かったです。
「バンメンとストリングスにも!?」と言われることが、たまにあります。
「コブクロのふたりが好きな人や、大切にしてる人たちは、自分も好きになるタイプのトトさん」なので(重い)、ほんとにバンメンもストリングスも、大好きなのです。その熱が増したのも、センターステージでみなさんの演奏を見ることができたから。この方はこんな音出してるんだ!こんなふうに盛り上げてくださってるんだ!と知れて、距離を近くに感じられるようになったから書き続けています。
内容は、基本的にひとつ前の公演について書いてます。「あの曲のここが好き!」「あの曲の黒ちゃんの唄い方が好き!」「小渕くん、この歌の歌詞、こう思ったよ!」などなど。あとは、ライブに行くまでにあった、自分のこと。嬉しかったこと、しんどかったこと。コブクロのふたりへの想い。ときどき「気持ち悪がられてるよなこれ…」というのもあるけど…(笑)。今年は福岡のフリーライブのお礼も書いたなぁ。
バンメンやストリングスには、「この曲のこの部分が好きでした!」が多いかな。ストリングスはファッションチェックもしたりしてます(笑)。
できるだけ各会場のライブに持っていきたいので、「ライブが○日だから、この日までに仕事終わらせて、じゃあこの日に手紙書けるかな…」みたいな、スケジュール調整もやってます(笑)。新幹線の中やホテルでお手紙を書くこともしょっちゅうです。
たくさん伝え続けてきたら、「これ、もしかして…」と思う場面にたくさん出逢いました。インタビューで、ライブMCで、新曲で。「わたしの言葉が届いてる!」と実感する瞬間。その瞬間がたまらなく嬉しくて、それに対する「ありがとうぅぅ!!」を伝えたくて、またお手紙を書いてしまうんです(笑)。
#コブクロハガキ部 という部活が昨年発足して、基本的には個人戦なんだけど、それでも“みんなで”やってる感があって、とても楽しいです。少し前にTwitterにもかいたけど、ラジオリクエストをがんばってたときを思い出します。部長とも話したけど、今年はプレゼントボックスの中が、昨年より増えたなぁって感じました。うれしかったなぁ。
手紙って、「自分と相手」っていう1対1で想いを伝えられる、とっても素敵なツールだと思うんです。手書きというのも、こだわりたくて。
昨年の愛媛公演後に、わたしこんなことを書いてました。
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「伝えたい」「届けたい」という、この熱量は、たぷん以前ドットコムへ書いてたパワーなんだろうなと思う。
最近なかなか、書けない。ではなく、書かない。そんなことが続いて、書きたいんだけど、そのパワーがドットコムに向かなかった。だけど、やっぱり伝えたい。届けたい。ふたりが「いつか届くと 信じるだけで こんなにも素直に笑えるよ」と唄ってくれるから。いつか、じゃない。今。こんなにも届いてるよ!って、伝えたくて。
根っこはおんなじなんだろな。曲への想いも、“あの頃”への憧れも、ライブの感想も、ランキング報告も。「大好き!」を届けたい気持ちと、「届いてるよ!」を届けたい気持ち。
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あの頃は、“みんなと共有したい”という気持ちが大きかったなぁと思うんです。今、それがないわけではないんだけど、小渕くんと黒ちゃんに伝えてしまったら、満足してしまってる部分はあるんですよね。
今年のツアーでいうと、セミファイナルの話はドットコムに書きに行きたい。虹の真下の話を聴いてほしいんです(笑)。もう少しして、書きにいけたらなぁと思ってます。
今年は時間があるので、ライブ以外でもお手紙を書いていきたいなぁと思ってるとろです。ちなみにKBCさんには「ドォーモでの取材、ありがとうございました!」のお手紙は書きました。またご縁を繋いでくださると嬉しいな。あとを控えているのは、高野苺先生。馬場さん。夏休みに書こうと思ってます。
ハガキ部の顧問を任されてますが、そんな大層なことはしてないし、できません(笑)。ただ、「初めてお手紙書きました!」っていう言葉を見ると、わたしがもらうわけではないのにうれしい。「小渕くんも黒ちゃんも、絶対よろこんでくれるよ!」と、スタッフ寄りの気持ちになります(笑)。
いつもいつも、たくさんのものをくれるふたりだから、わたしたちの“言葉”で、ほんの少しでもいいから、お返しができるといいね、って思います。
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