育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

ドゥアンウージエ(端午節)

2013年06月08日 | その他
旧暦5月5日の端午節には、ちまきを食べて、竜船競漕(ドラゴンレース)を行うなどの習慣があります。



民間では、端午節にちまきをつくる伝統がありますが、もともとこれは竜を祭るためだったようです。多くの地域では、端午節に雨水を集める風習があり、この日降った雨水は天の竜が下界にそそいだ聖水で災いを除き病を治します。ある地方では、昔、端午節の時に、川の中心でとぐろをまいた竜の鏡を鋳造し、雨乞いのまじないとしたそうです。

その後その信仰が薄れ、人々の心が離れかけたため、ちょうど都合がよかった愛国詩人・屈原を記念するため日に置き換えられたといわれています。屈原というのは、(去年の今頃もこのブログでご紹介したことがありますが)、戦国時代の楚の忠臣です。見識が高く物知りで古今の治乱に明るく、内政外交で活躍し一時は楚の国王から厚く信任されましたが、有能をねたむ同僚の陰口でその地位を失い、楚王は屈原を追放してしまいました。

紀元前278年、秦軍は楚の都郢を攻め落としましたが、5月5日この痛ましい知らせを聞いた屈原は石を抱えて川に身を投じました。屈原の遺体が魚に食べられないように、人々が川に粽(ちまき)をまいたことから、この日に粽を食べるようになったそうです。また人々は屈原の遺体を探すために川に船を出したものの遺体は見つからず、屈原の体が川の中で魚の餌になるのはしのびないと考えた人々が船から太鼓を叩くなど大きな音を立てて魚を追い払ったり・・・そのようにして屈原を偲んで川に船を出すという習慣が生まれ、それがドラゴンボートレースとして発展していったとも言われています。



色々な文献を読んでもつじつまが合わないので、中国の伝説なんてそんなものだろうと思うのですが、誰かの都合に合わせて歴史が上手く利用され、言い伝えが形作られ、あいまいな信仰とあいまいな起源の伝統が残っています

そんなこんなでチマキもドラゴンレースも実際はよく分からないのです。いったい現代の中国人が何を信仰してどういう目的で端午の節句を祝うのか?イエスの誕生日でもないクリスマスを祝い続けるキリスト教と似ていると思います。




そもそも端午節の意味は?「端」には「はじめ」という意味があり、「午のはじめ」という意味になり、十二支を各月にあてはめた時「午の月」は5月です。(「五」と「午」の発音が同じ)ということで「端午」は5月の初旬という意味らしい。別になんて意味のない・・・・いつでもよかったんじゃ・・・



「ドラゴンボートレース」、国際大会も開かれているスポーツ競技で、舵取り1名、太鼓手1名と、18~20人の漕手からなる細長いボートで、龍を模した飾りのある船で競われます。
この船は中国語で「龍船」(long2chuan2)と言います。



ちまきは中国語で「粽子」(Zong4zi)ゾンズ。
米を竹などの植物の葉で包み、それをゆでたり蒸したりすることで植物から出る灰汁が防腐剤代わりとなる保存食です。今では民族独特の工夫が凝らされて進化し、各地に「ご当地ちまき」があります。

角粽(角形のちまき)、錐粽(円錐形のちまき)、茭粽(菱形のちまき)、筒粽(筒形のちまき)、秤錘粽(分銅形のちまき)と九子粽(九つのまめちまきを一本の糸でつないだもの)があるそうです

是非お越しの際にはお試しください。


私はというと、、、色々食べてみましたが、やはり「白いご飯の塩おにぎり」がいいです。





まぁ、とにかく弊社、日曜日から水曜日までお休みです。チマキは・・・別にいいや。

ドラゴンレースは一回見にいきたいけど。



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