東葛総合法律事務所友の会

千葉県松戸市で"法律"をキーワードに集う市民の会

「自分はもうどうにもならなくなって『やりました』と言ってしまいました」足利事件に学ぶ

2011-01-11 18:30:18 | 日記


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
東葛総合法律事務所友の会は、1月27日(木)午後7時から、
布川事件の学習会を東葛総合法律事務所にて開催します。
「ショージとタカオ」の桜井昌司さんと杉山卓男さんが参加します。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


日弁連=日本弁護士連合会のwebサイトに、

日弁連が取り組む重要課題
取調べの可視化(取調べの全過程の録画)実現


という特集がありました。
短いものなのでご一読をお奨めします。

さて、「ショージとタカオ」のお二人、桜井昌司さんと杉山卓男さんが「えん罪仲間」と呼んでいる、えん罪事件で無罪を勝ち取ったり、無実を訴えている人たちの中に、足利事件の菅家利和さんがいます。

足利事件では、自白の任意性という問題点よりも、当初のDNA鑑定の誤りという事実が決め手となって菅家利和さんは無罪となったと思われますが、なぜやってもないことを自白してしまったのか、という点について記者会見の様子を見ると、雰囲気が伝わってきます。

ビデオニュース・ドットコム より

8分強のビデオですが、重要なのは冒頭の1~2分、菅家利和さんの肉声です。

http://www.youtube.com/watch?v=eDsA2CwOPD0&feature=related

「自分はもうどうにもならなくなって『やりました』と言ってしまいました」

やってもいないことを(しかも殺人事件ですから、最悪極刑=死刑まで言われかねない人に)「やった」と言わせる警察官の「捜査技術」はたいしたものです。

全面可視化が実現すれば、この「技術」が使えなくなり、検挙率が低下し、治安が乱れる、という警察庁の言い分のどこに道理があるのでしょうか。

次回は、ネット上に散見される、可視化反対論者の言い分を整理して検証します。


==================
2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
==================


東葛総合法律事務所友の会






最新の画像もっと見る

コメントを投稿