道東を発見する旅 第3の人生

詐欺師の顔、マスク着用のマイナス面、鼻呼吸

詐欺師の顔

もう今や、誰もが知っている小保方さんの事だ。

最初、自分は大発見をしたという記者会見をテレビで見たときに、「何と素晴らしい、これでまたノーベル賞が確実だ」とワクワクした事を思い出す。

その一方、嫁さんは同じ記者会見を見ていて、「何かおかしいね、この人!ちょっと怪しいんじゃないの」と言っていたのを聞いて呆れて悲しい事を言う人だと思ったものだった。

それから時間がたち、割烹着やピンクの壁がやらせだったことや論文のコピペを知って自分は愕然としてしまった。

しかし嫁さんはあっさりと「私の言 った通りだったでしょ、本当に大発見をするような女性は、あんなにきれいにしているわけがないもの」と平然として言っていた。

この話には、さらにおまけがあった。

嫁さんの勤務先でも、おかしいと言ったのは嫁さん一人だったらしいけど、さらに上には上がいるもので、勤務先の上司、すなわち現職の市長が、いわゆる「やめ検」で弁護士なんだけど、同じく記者会見をテレビで見て、即座に「これは詐欺師の顔だ、この人の言う事を信用したらダメだ」と言ったそうだ。

今や、自分も最初から疑っていたかのように「あの人の目つきはおかしい」と言っているが、嫁さんに「全然、そんな事言ってなかったよ」とたしなめられている。

自分も科学者のはしくれなので、よく分かるのだが、そのエリアの専門家なら、この部分は、誰の論文のどの場所だとコピぺしたらすぐ分かるはずである。だから、小保方さんの、これまでの上司がよくチェックしていなかったか、あるいは完全に騙されていたのではないかと思っています。

さて、道を歩いていると桜の花がチラホラと開花しているようです。この時期、花粉症で苦しんでおられる方も多いと思います。ネットで見る花粉情報サイト「はなこさん」では、今年は去年にくらべて飛散量が圧倒的に少ないようです。

今日は、自分もかって苦しんだ花粉症、マスク、鼻呼吸の関係について説明します。

マスク着用のマイナス面

インフルエンザの流行に続いて花粉の飛散時期が続いている。感染防止や花粉吸い込み防止のため、電車の中や病院の中でも、マスクをかけている 人をよく見かける。

マスクをかけるうえで注意しなければならない事は、口呼吸になりやすい点である。

口呼吸が中心で鼻呼吸が出来ない人は、いつも口をポカンと開 けていて、これは生体防御及び免疫機能の面から大いに問題があると思う。

口呼吸の何が問題なのか?

鼻には副鼻腔という巨大な空間が存在し、空気がその空間を通ると、空間に存在する粘膜がフィルターとなり、花粉や異物などを鼻の粘膜で分解し 代謝するのだ。

また鼻粘膜は一酸化窒素を産生しているが、これを肺に取り込むことにより、心臓の冠状動脈を広げると言われている。

だから、鼻呼吸をしないのは、生体機能という面から圧倒的に不利なのである。

マスクは、花粉を吸い込まない、またウイルスや菌を吸い込まないためには目的にかなっているのだが、その反面、生体にとって重要な鼻呼吸が出 来なくなる怖れがあることを知っておいて欲しいと思う。

だから、マスクをはずしているときは、常に鼻呼吸を心がけて欲しい。そうでないと、だんだんと普段の呼吸が口呼吸になってしまう。

なぜなら誰でも、口呼吸をする方が鼻呼吸をするより楽なのだ。よく見かけるのだが暇そうな老人がポカンと口を開けている事が多い。

以前、西野先生(呼吸法の大家)の著書で読んだことがあるのだが、老人ホームに講演に行く機会があったそうで、入所している老人の多くが下手な呼吸をしていたとあきれておられた。

子供の場合、副鼻腔が発達していなかったり、扁桃腺が大きかったりして、口呼吸をしている時期があるが、成人の方は口呼吸をしないよう に気をつけていただきたい。

実は自分も口呼吸だった

偉そうに言っている自分も、実は40歳前後まで、口呼吸をしていて、時々、ポカンと口を開け口で呼吸していたのだ。よく他人から注意されたが全く気にしていなかった。

その前、30才前後のある日、突然目がかゆくなり鼻水がダラダラ流れるようになった。それ以来、ずっと花粉症で春のこの時期はいつも苦しんでいた。

どうすれば花粉症の苦しみから逃れるか、色々 試したのだが、最後の最後に、呼吸法に通うようになり、口呼吸の危険性に気がついてから鼻呼吸に真剣に取り組んだ。現在、花粉症の症状はほとんど 出ておりません。

以上、マスクを着用する際に、口呼吸というマイナス面が存在する事をお知らせしておきます。次回は、以前の記事で説明不足だったと思うのだけど、「うつ状態と感謝する」ことの関係について説明したいと考えています。

それでは、今週も仕事を頑張りましょう。私は、仕事以外に病院の回りの桜並木(実は大阪でも有名な場所です)を楽しむつもりです。

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