道東を発見する旅 第3の人生

アメリカ人の好きなペン、左利きの人が絶賛、引き書きと押し書き

「ぺんてる・エナージェル」がお気に入り

何年もの間、筆記具に入れこんできた。その理由は、年をとってからノートを記載するときに字がかすれたり引っかかったりするのがどうしても気になってしまうからだ。若い頃は我慢できていた、というよりどうでも良かった。

自分の好きなペンを探し回った結果、ぺんてる・エナージェルがとても気に入っている。

最近、ネットで「アメリカで人気が出た日本製品」という記事を読んだのだが、その中に「パイロットのボールペン」という項目を見つけた。良く読むと、アメリカのアマゾンのペン・コーナーでトップ100に入っているという内容である。

自分の好きなペンはどうなんだろう。早速、調べてみた。

ペンとリフィール部門のトップ100
(http://www.amazon.com/gp/top-rated/office-products/1069820)

1位 Fineliner Porous Point Pen, .3mm, 20/BX, Assorted(スタッドラー 0.3ミリ、20本)
2位 Lamy Safari Fountain Pen - Charcoal - Fine    (ラミー・サファリ万年筆)
3位 Staedtler Triplus Fineliner Pens 10 color Pack, 334SB10(スタッドラー。10本パック)
4位 Lamy Safari Converter Z24              (ラミー・サファリ変換器)

この後、ペンテル・エナージェルが5位から13位まで入っている。3本セットや0.7ミリとか、色んな組み合わせがランクされている。さらに14位から54位までがPilot Vanishing Point Collection Retractable Fountain Pen なのだそうだ。

自分の気に入ったぺんてる・エナージェルはアメリカでも高い評価を受けているようだ。カスタマー・レビューもすごい。

5つ星 65人
4つ星 9人
3つ星 2人
2つ星 2人
1つ星 1人

コメントもGreatとかベストとか賛辞が並んでいる。いくつかのレビューには「盗まれてしまう」とか「社長にとられる」とか色々面白いコメントが並んでいたが、気になった事が1つあった。

左利きの人が絶賛しているのだ。なぜ、左利きの人がこれを選ぶのだろう?検索してみると、その理由はぺんてるのホームページに書いてあった。

海外でヒットしたエナージェル(以下ぺんてるのサイトからhttp://www.pentel.co.jp/pentellibrary/2005_12/index.html)

日本で注目されなかった商品が海外で大ヒットすることも(あります)。その代表的な商品が、ゲルインキボールペン「エナージェル」。

2002年に発売されましたが、日本での反響はいまひとつ……。しかし、海外では予想以上に大ヒット。その理由は、新開発のエナージェルインキの速乾性にあったようです。

日本に比べ欧米人は左利きの人が多く、左から右に文章を書き進める時に左手で文字がこすれ、手も文字もきたなくなってしまうケースが多いのです。また、中東のアラビア文字圏では、文章を右から左に書くため、今度は右利きの人の文字がこすれてしまいます。

そんな欧米や中東のニーズに合ったのが「エナージェル」でした。インクの乾きが早いため、すぐに手でこすっても大丈夫。海外のインク業者も「エナージェルに勝るインクはない!」と、絶賛するほど乾きの早さはトップクラス。

引用終わり

左利きの人とボールペンが何故相性が悪いのだろう。さらに調べると、「引き書き」、と「押し書き」という書き方の問題があるようだ。

左利きとボールペンの相性の悪さ(http://daishi-kitayama.com/archive/2009/06/post-32.html)

そして左利きの人ならわかると思うのですが、左利きとボールペンの相性は最悪なのです。

とにかく掠れる(かすれる)。字が出ない。紙に穴が開く。

日本語で使用される文字は、ひらがなにしろ漢字にしろ、基本的に左から右に、上から下に線を引くように出来ています。実際に書いてみるとわかると思いますが、右利きの場合は、ペンを引っ張りながら書く「引き書き」です。

逆に左利きの場合は、ペンを押しながら書く「押し書き」となります

ボールペンというのは、インクの入ったタンクの先に金属のボールが入っており、タンクとボールの隙間にインクが流れ出て、線が書けるような構造になっています。このとき、「引き書き」の場合は特に問題は起きません。

しかし、「押し書き」の場合、ボールが筆圧によってタンクの方に押し込まれてしまい、インクが流れるはずの隙間が潰れてしまいます。

更にボールがタンクと用紙に挟まれてしまうために回転しづらくなります(ボールがロックされたまま用紙の上を滑ってしまう)。
また、押しながら書く場合は、ボールの転がる向きが、インクの流れ出る向きとは逆回転となるために、非常に掠れやすくなります。

自分の場合も

自分が筆記具に入れ込んだ理由も、どうやら押し書きの癖が時々出ることが、背景にあるようだ。三菱ジェットストリームの場合、おおむね満足していたのだが、たまに字がかすれる事があった。

自分はそれが気に入らなかった。それで0.7から1.0の太字に変えるとうまくいったのだが、太すぎて書いた字が気に入らない。

字がかすれて、あわてて、そのペンで右から左とか上から下に線を引くと、なめらかにインクが出る。何か変なんだけど、どこがおかしいのか分からなかったが、どうやら、自分の場合も、引き書きから押し書きに書き方が変わった途端に、ボールが回転しにくくなっていたのだろうか。

自分が気に入った筆記具で、気に入った理由が、自分の癖を反映していた結果であるなんて、人生は単純のようで奥が深いです。
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