道東を発見する旅 第3の人生

78歳常勤医着任、通勤電車、不良っぽい女子高生

女子高生にストーカー

前回紹介したように、人間は70代の後半にとんでもない事をしでかすらしい。それに関連して2004年だったか、熊本の70代のおじいさんが、女子高生に一目ぼれしてストーカー行為をして逮捕されたという事件を想い出した。一昨日、ネットで知った記事もそれに該当するように思う。

済生会江津病院に78歳医師着任 山陰中央新報9月3日Websiteより引用(http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=534129004)より

医師不足に悩む地域医療に貢献しようと、島根県済生会江津総合病院(江津市江津町)に3日、国内ウイルス学の権威として研究を続けてきた大阪大名誉教授の栗村敬医師(78)が常勤の内科医として着任した。研究者から臨床医への転身。栗村さんは傘寿を前に「医療現場で少しでもお役に立てればうれしい」と話している。

1997年3月に大阪大医学部教授を退官し、同年6月から務めた製薬会社の技術顧問を今年6月に退任し「医師(臨床医)として世の中の役に立ちたい」と再就職を決意した。

医療スタッフ不足から休止していた病棟を4月から再開させ、医師確保を模索していた江津総合病院の堀江裕院長(63)=鳥取大医学部卒=が栗村さんの再就職の意向を知り「ぜひ手伝ってほしい」と採用を決めた。

この日、辞令を受けた栗村さんは「若い人の足を引っぱらないよう、最善を尽くしたい」と決意。 「今でも新しい医療の研究成果など、常に気になって調べている。そういった探求心を持ち続けたい」と話した。

堀江院長は「生涯現役でチャレンジする気持ちは、世の中に元気を与える。職員の励みにもなる」とした。
引用終わり

栗村先生のこと

偉い先生だった。自分とN子さんは、外国から戻ってしばらくの間、Osaka大学のあるウイルス研究をしている研究室に出入りしていた。そこの先輩すじの先生である。自分も飲み会で何度かお話しさせてもらったり大阪府の感染関連の会議でひな壇に隣り合わせで並んで座っていたこともある。

定年退職後に千里中央でお会いした時、N子さんが、こそっと耳打ちして「年の離れた奥さんと小さいお子さんがおられるのよ」と話していた。

臨床の能力

一般的な見方だと、基礎研究者だった医者が80歳近くなって総合病院の臨床医になるのは無謀である。

自分の経験から考えると、この先生の臨床の能力はかなり低いだろう。誰かが止めさせるべきだったと思う。

まさに、これがこれが渡辺淳一氏の言う「狂寿」(77歳の喜寿ではなく)の具体例なのだ。

これからニュースで老人がとんでもない事をしたという事件が起これば、まず年齢を見るようにしてみよう。70代なら仕方がないのかも・・・・

通勤電車で座れますか

話はおおきく変わる。今の病院に勤務し始めたころ、N子さんから「電車は混んでいるの?」と聞かれたことがある。自分は「ほとんど座れるけど、たまに座れなかったりするので、どちらかといえば混んでいるのかなあ」と返事したら、「それは空いているという事よ」と答えが返ってきた。

今週に入り、学生の通学で電車が混むようになった。しかし、それでも自分は90%以上の確率で座ることができる。ただし、先頭車両に乗るという条件つきだが。

一方、帰りの電車に乗ったときは、全く座れない。だが終点に向けて、どんどん人が降りていく。いつも気がついたら、あれ座っていたんだ、というパターンが多い。

疲れ切った女子高生2人連れ

一昨日の夕方もそうだった。いつの間にか席に座っていたし、何となくリラックスしていた。すると2人連れの女子高生が乗ってきて、自分の前に立った。薄化粧して制服のスカートが短い。真面目な女子高生ではない。そして、ものすごく疲れている。

2人は会話をすることもなく、目を閉じてじっと立ったままだ。時々電車が揺れると大きくバランスを崩していた。あまりに悲惨な姿に哀れみを覚えた。

1人分だけ席が空いた

そして、山田まで残り1つ目の駅に着きドアが開いた。すると自分の横に座っていた人が降りていき、席が空いた。その前に立っている女子高生は、空いた席に座ればいいのに、じっとしていて何も動かない。

おかしいな、どうしたのかなあ、一人だけでも座ればいいのにと思ったが、その時、2人連れだから一人だけ座るわけにはいかないのだ、と閃いた(ひらめいた)。

自分も席を立つ

2人分空かないと座れないのか、気の毒なことだと思った。そして、どうせ、あと一駅だから、まあいいか、と思い、自分は席を立ちドアの前へ移動した。

ちょっと間があきガラガラとドアが閉まった。そして、「女子高生は座ったのかな、それとも別の人が横取りしたのだろうか」と思ってチラッと女子高生の方を見た。

どうやら2人連れの1人は、自分の動きを目で追いかけていたようだ。向こうを見た瞬間、自分と視線が合った。すると、ニコッと笑って自分に向かってお辞儀した。そして2人で席に座ったのである。

人は見かけではない

ちょっと不良っぽく薄化粧して制服のスカートを短くしているので、きっと学校でも浮いているのだろうか。その分、感受性が強くて傷つきやすい子供達なのだろう。

疲れているときは、人の優しさが心に染みいるのかもしれない。自分の行動に対する2人の反応がとてもさわやかでいつまでも気分が良かった。

秋が近づいたのか、人生の切なさを感じている

最近、ちょっとした出来事があり、何となく切なくてセンチな気分になった。きっと秋の気配を感じているのだろう。

そんな夜は、Youtubeでジャズピアノを聴くことにしています。ビル・エバンスとかキース・ジャレットなんかはホントに心が安まります。

最後に自分は70代まで、まだまだ時間がある。いくら可愛いからといっても、女子高生を追っかける狂気は全くありませんので安心してください。
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