トス小屋

中にあるもの。外にあること。

遠山由美『月のうさぎ』展

2006-09-27 | 観(美)
先日、携帯メールで「こんな展覧会あるよ」情報があり、作者のことはまったく知らなかったのですが、青山まで出かけてきました。

遠山由美さんは、独自の方法と感性で英文字と日本の文字を融合し構築した『両面文字』を用いて、様々な作品を制作している方です。
http://www.yumi-tohyama.com/

展示されていたのは、『月のうさぎ』という童話を両面文字で描いた今回主題の作品群と、過去の作品数点。
月の表面に書かれた物語はところどころに読み取れる部分もあるとはいえ、文章として読むことはほとんど不可能。読めない文字はくるくるとダンスを踊っているようにも見えます。

Tsuki_no_usagi_2

両面文字そのものは学究的なものなのですが、作品は一文字一文字の線がやわらかく図案的にも斬新できれい。左脳と右脳が同時に(いや交互にか?)刺激される美術だと思いました。

Soup Stock Tokyoの店内装飾や平井堅のCDデザインなども手掛けていて、商業美術の分野でも広く活動されている方のようです。
この展覧会は9月30日まで、青山・GALLERY360°で(日祝休)。
http://www.360.co.jp/index.html


Sunday in the Park

2006-09-15 | 聴(生)
Sunday_in_the_park

9月10日、お茶どころ音楽祭をめぐる旅パート2。
狭山・稲荷山公園で『2006 ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル』。
60年代末から70年代にかけて狭山に住んで音楽活動をしていたミュージシャン達と地元の音楽好きのおじさん達がこの公園のために始めたベネフィット・コンサートです。

米軍基地の跡地の稲荷山公園は、なだらかな起伏の芝生と森の関係がとてもアメリカ的。木々の緑と晴れわたった青空がYancyのアルバム『Songs from sunny sky』のジャケットを思い出させます。
蒸し暑かったけど、のんびり気持ちよく音楽と公園を楽しんできました。

東京ローカル・ホンク。
リハーサルで『京都慕情』歌ってた。
いいな~渚ゆう子。いいな~ベンチャーズ。
ちなみに本番では歌わず。

持って行ったサンドウィッチが旨い。
Hyde_park_music_fes_1

湯川潮音(with 伊賀さん with Baby Bass)。
5月のRock on Rock以来2度目。
先月トップランナーも見たので曲も少し憶えた。
『緑のアーチ』も『ツバメの歌』もいい曲です。

bonobos。
こちらはなんと3度目(遠くで聴いてたRoR含む)。
『Thank you for the music』の手拍子も『Standing there』のサビも好きです。
ボノボスじゃなくてボノボね。

Double Famousは、公園散歩しながら。

狭山バンド。
名うてのおじさん達が『The Weight』や『Heart of Gold』をかっこよく。 洪栄龍のギターに感動。

ブルース・タイム。
木村充輝+有山じゅんじ+近藤房之助。
すっげぇ変で、めちゃめちゃ渋愛らしい人達。
『10$の恋』『嫌んなった』生聞。歓喜。

ジョン・コーワン・バンド
陽気なブルーグラス。
やっと日が暮れてきてみなさん乗ってましたが、私、軽~い熱中症か頭痛でひと休み。

遠藤賢司バンド。
不滅のエンケン、初めて見ました聴きました。
叫ぶ魂です。怪物です。
湯川トーベンのベースと石塚俊明のドラムが素晴らしい。
頭痛いのすっ飛びました。

ポーク・クルセーダース。
フォークル マイナス はしだのりひこ プラス 坂崎幸之助。
このフェスらしく『Judy Blue Eyes』から。まさか『帰って来たヨッパライ』やるとは思わなかった(但しボサノバアレンジ)。『悲しくてやりきれない』もじんときたけど、できれば『青年は荒野をめざす』をやって欲しかった。

自分より年上の人がたくさん居るフェスだった。



キンブロウ

2006-09-07 | 聴(盤)
Dkimbrough_jr_1

できるだけ最近作り出された音源で、
濃くて苦味の強いブルースが聴きたくなって買った1枚。

すごく気に入ってます。

2曲目『I dreamed Pop gigged with us』。
同じブルースミュージシャンだったという
親父さんに捧げたスローナンバー。
痺れます。

輸入盤10%OFFセールで買ったので、歌詞カードがない。
ちょっと後悔。




WINDBLOW 翌日

2006-09-03 | 
Anaishitouhen

翌朝のリーンも、今年は人数倍増な感じ。朝方まで飲んでて「おいおい顔ぐらい洗って来いよ」的な人も多々見受けられましたが、“悪酔い自慢”しながらちゃんと参加しているところが素敵です。
写真はついでに拾った陶片と、不思議な穴の開いた石。
この穴がどうやって開いたのか。いろんな人がいろんな考察を説いてくれた。『海の水流が集中的に当たり続けた説』や『元はボーリングの玉だった説』など。
何かにしたいのだが何にするかまだ考え中。

しばらく芝生でのんびりして、みんなと「じゃあな」と別れて静岡駅へ。

Cielo_azul1

駅近くのカフェ『シエロ・アスール』で手こねハンバーグセットを食す。これがまた実に旨い。静岡で小腹がすいた際はぜひご賞味あれ。です。

Skeisuke_bijutukan

午後は静岡出身の染色家・芹沢けい介美術館へ行き、開館25周年の記念展「不思議の国・沖縄と芹沢けい介」を見てきました。
紅型(びんがた)という型染めの技術を用いた染色作品を中心にした展覧会。沖縄の風物や人々の暮らしを模様化した美しい作品群。朱、藍、芥子、水色など渋みのあるカラフルさと、洗練されたデザイン性に惹かれました。
美術館自体も木や石を効果的に使った建物で、ゆっくり落ち着いて鑑賞できました。
(こちらの記念展は今日までですが、よりデザイナーとしての芹沢けい介に焦点をあてた「Living with SERIZAWA 芹沢けい介の生活デザイン」展が9/24まで静岡駅前の静岡アートギャラリーで開催されていますhttp://www.art.shizuoka-city.or.jp/)

そしてついでに登呂遺跡。
復元された住居よりも、この絵がなんだか何故だか懐かしかった。

Toro1


WINDBLOW 060826

2006-09-02 | 聴(生)
バタバタしてたらあっという間に1週間経ってしまいました。
さて思い出せるか…

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

静岡からのバスを降りて、相良サンビーチに着いたら海の方からTANDee#の呼ぶ声。4人揃ってだらっといい感じ。「今日もよろしく!」ってね。
今年はゲートまで長い列ができてました。並んでいる時、たくさんの音楽好きの仲間と挨拶&雑談。
タイチくん、taieiくん、どちらもロンドンなものをサンキュー!

Windblow

神奈川・八王子チームのそばにシートを敷かせてもらって落ち着いたのもつかの間、
SE:Blessingが鳴りはじめました。

Caravan。
Folks、Camp、Humming bird、Music save my life、Trippin' life、Free byrd。だったかな。
「今年もウインドブローにやってきた!」って気持ちになって、一気に解放された。

Bonobos。
高い声。浮遊感。爽快。RoRで見逃したので聴けてよかった。

BAGDAD CAFE THE trench town。
音も姿もかっこいいです。ぐるぐる巻きの頭が揺れる。

Keison。
♪真夜中の月明かりを浴びながら
と歌うケイソンと、美しいジョーさんのフラ。最高に素敵。

犬式。
熱い。マラドーナのこと歌ってる曲。また聴きたい。

Spinna B-ill。
去年の『まっすぐに』のアレンジもかっこよかったけど、今年の『ライオンの子』は本当に素晴らしかった。これを聴けたことが今年のウインドブローで一番の音の記憶。

Leyona。
WINDBLOWで『Windblow』の大合唱。
もうちょい、あと30分の時間が欲しかった。
名残惜しかった。

Windblow_yuuhi

ライブ後はお誘いを受けていたナナミさんのお宅でカンパーイ!
地元で採れたシラスや近海もののカツオ。ちらし寿司やお赤飯や黒はんぺんフライなどなど、心尽しのご馳走をいただきました。とっても美味しかった。ありがとうございました。
笑顔が印象的でユーモアと包容力を感じる素敵なご家族。もっとお話したかった。

泊まった宿は、地頭方の『すし源』。
御主人が入院中で大変な時なのに、あたたかく迎えてくれました。風呂上がりにおいしい巨峰をいただいて、おやすみなさい。

27日の記録はあした書こう。