高校2年、初めて行ったプロのライブが日比谷の野音で行われた複数バンド出演のコンサート、今で言えばRock Fesだった。
1976年10月16日(土)ROCK-KID HEAVY CONCERT
裸のラリーズ・・外道・・近田春夫やパンタも出てたような・・そしてトリがカルメン・マキ&OZ。
チケットに印刷されたイベントロゴのROCKとKIDの間のハイフンが旅客機。それでロッキード・ヘヴィー・コンサートって読むわけ。そういう事件があった年なんだ。
外道のファンが「ラリーズ帰れ!」を連呼したりして、それぞれのファンの間に認めあう雰囲気なんかほとんどなく、ちっともピースじゃなかった。しかしステージには海外のものまねじゃないオリジナルなロックをやろうという気概が満ちあふれていた。そしてお目当てでもあったOZの演奏とカルメン・マキの歌には完璧圧倒された。レコードでしか聴いた事のなかった『午前1時のスケッチ』や『私は風』のライブは耳をつんざき、身体を震えさせ、日比谷のビル街にこだまし続けた。音がでかいだけじゃなかった。その時その一瞬にはじき出される音と絞り出される声は聴き慣れた曲にまったく違う命を吹き込んでいるように感じた。
その後も、そのカルメン・マキ&OZの野音でのラストライブ(前座はRCサクセション。たしかMCはラビット関根)や、ジャコパスがバリバリ元気だったウェザーリポートのライブなどを日比谷の野音で観た。
野音のライブが大好きだった。
野音とあの時そこにいたミュージシャンのみなさん、素晴らしい音楽の記憶をありがとう!
僕は今も野外でライブを楽しんでます。
相良WIND BLOWまであと4日。