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穀菜食堂なばな

オーガニックを日常に
昭和の香り漂う路地の奥、尼崎の和風ヴィーガン食堂。

『REN』~癒しについて考える会~に参加してまいりました。

2016年06月08日 | ┗日記

本日は、芦屋市民会館で毎月開催されている、『REN』~癒しについて考える会~に参加してまいりました。

☆『REN』~癒しについて考える会~とは・・・
毎月1回、平日の午前中に開催されている「内観調和法」のクラスのあと、午後から行われている非営利の勉強会。「癒し」に繋がるもので、紹介したいものや、書籍やDVD、イベント広告などを持ち寄る、貴重な情報交換の場。なばなの店主も、去年10月から参加させて頂いてます^^
また今年の2月には、お味噌仕込みワークショップも開催させていただきました。当日の様子はこちらをご覧ください→

今回のテーマは、「大和文化を考える~日本人の衣食住と心軆文化の本質について~」

大きな災害や事故を目の当たりにすると、日ごろ当たり前に感じていることが、実はとてもありがたく大切なものだと気付かされます。
日々の生活の核になる部分は何か。その答えは、ご先祖さまから伝わる知恵に、連綿と受け継がれているような気がします。

「食べること」のまわりに絞って考えてみます。

食の周りには、五感を刺激するものが溢れています。
新鮮な野菜の色や香り。
包丁を入れたときの手ごたえ、音。
加熱したときの鮮やかな色の変化。そして、美味しそうな香り。

中でも、ご飯とお味噌汁の組み合わせは、日本で生まれ育った人には誰にでも美味しそうに感じられるもの。ですが、このお味噌の香りを腐敗臭と感じる文化の方もいらっしゃるそうです。私たちにとってはとても好ましい香りも、普遍的なものでは無いということですね。

他の文化の人にとってはそうでなくても、私たちにとってはとても大切なもの。
この「自分たちにとってしっくりくる感じ」を日々しっかり感じて周りの人とも共有できたら、日本でお米や大豆を始めとする農産物や、それを培ってきた生活文化を大切にしようという思いにも繋がるのではないでしょうか。そして、このしっくりくる感覚・感性を養うには、操体法や瞑想法を学ぶことが、とても大きな助けになると感じられるのです。

日々の生活の中で感性を磨くことは、自分にとって望ましいものを選んだり危機を回避する判断力を養うことにも繋がります。
特に情報化の進んだ現代では、自分の内からの判断を放棄して外からの情報に頼りがちですが、本当に信頼すべきは自分の五感を頼みにした判断力です。そう考えると、日常のささいに見える営みを、しっかりと見つめ感じる感性を養うことがとても大切に思えるのです。

また食事時は、自分の成り立ちを自覚するチャンスとも言えます。
ご先祖様から伝わる食の営み、米や大豆を育て、味噌や醤油、漬物等の発酵食品を発達させてきた、日本の気候風土にあらためて気づき、日本人であることを意識する時間は日常の中にあるのですね。

「できるだけ、自分の手で作る」
梅干や自家製味噌を仕込み、ほんの少しの土にも小さな野菜を植え、急な事態に備えて保存食を常備しておく。
遠く遡るまでもなく、現在の70代の人の中にも多く残るこの感覚を、当たり前の事として、今の時代に生きる私たちにしっくりくる形で繋いでいきたいと思うのです。

なばなでも、お味噌やぬか床、梅干を仕込むワークショップなど随時開催していますが、7月にはRENでも「ぬか床仕込みワークショップ」を予定しています。ぜひ、たくさんの皆さまにご参加いただけますように。

詳細は、後日こちらのブログでもご案内します。
また、主催の日龍寺のホームページも、あわせてご覧下さい。
http://www.nichiryuji.org/


 


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