入湯日:2013.12.15
○所 在 地 千葉県南房総市高崎584
○電 話 0470-57-2836
○日帰り入浴 10:00-19:00
○入 浴 料 900円
○満 足 度 ★★★★
※H25.12.31で廃業しました。
とある某日、一通り大きな温泉地もなんとなく回ったことだし、地味で小さな鉱泉宿を回りたいなぁと思ったので、袖ケ浦市にあるドイツ村のイルミネーションと兼ねて朝一から房総の鉱泉を巡ってきた。
鉱泉宿は基本的に加熱を要すため、燃料費がかかる関係上入浴料も少し高め。また、事前に連絡などしておかないとこれから沸かしますので…と思わぬ時間を食うことがあるのが、少々痛い。
とはいえ、ここは10時ちょうどに訪問したところ、男女別浴槽のうち男湯のみしか用意されていなかった。
半円形の岩風呂浴槽が一つ。浴槽内より循環湯が投入され、源泉カランも控えめに投入されている。結構熱めに調整されており、寒いこの時期にはよく温まってありがたい。
居合わせた入浴客が先に出たので、独泉。独泉ときたら、源泉カランを全開に捻って源泉を堪能。少々冷たさも感じるものの、この源泉が個性あふれる素晴らしい魅力をダイレクトに主張してくる。
いやはや、こんな温泉不毛地だと思い込んでいた千葉県だが、素晴らしい鉱泉があるものだ。これを機にこの後房総半島にある鉱泉にどんどん興味を持っていったのだった。
浴後女将さんに「いい湯でした~」なんて声をかけると、「ありがとう、入浴客も少なくなって、この年末で廃業することにしたの。昔は湯治に来る人も多かったけど、今ではきれいな銭湯もたくさんあるから、なかなか続けていくのも厳しいのよ。」
いい湯こそどんどんなくなっていくと思うのは私だけではないだろう。もちろん経営的な問題で廃業する宿、また主の高齢化に伴い、後継者がいない場合など色んな理由があるとは思うが、こういった宿がまた一つ消えていくのかと思うと、やっぱり温泉ファンとしては寂しいものだ。
○源泉名 岩婦温泉
○源泉温度 17.9℃
○泉質 「単純硫黄冷鉱泉」
○湧出量 ???
○水素イオン濃度 PH8.0(弱アルカリ性)
○成分総計 522mg/1kg
○温泉利用状況 「加温あり 循環&かけ流し式」
僅かな黄色を帯びた黒湯であり、総硫黄3.8mgの硫黄泉である。源泉カランからは強い硫黄臭にタマゴ味、甘味で弱ツルツルの浴感も匂いも個性あふれる素晴らしい鉱泉である。
敷地内に源泉があり、かつては隣の旅館や近所の家にも配湯しているとのことだった。この湯に今後は入れないのはもったいないなぁとしみじみ…
と思った翌月、再度訪問。まだやってたりしないかな~なんて淡い期待を抱いて訪問したが、明らかに先月とは様子が違う。やっぱり廃業したのか~なんて、前に女将さんに教えてもらった建物の源泉地を確認すると、鉱泉は小川に垂れ流されており、白い湯の花が川に泳いでいた。辺りは相変わらず硫黄の良い香りがする。
本当にこの源泉が使われないのは残念だ…
○所 在 地 千葉県南房総市高崎584
○電 話 0470-57-2836
○日帰り入浴 10:00-19:00
○入 浴 料 900円
○満 足 度 ★★★★
※H25.12.31で廃業しました。
とある某日、一通り大きな温泉地もなんとなく回ったことだし、地味で小さな鉱泉宿を回りたいなぁと思ったので、袖ケ浦市にあるドイツ村のイルミネーションと兼ねて朝一から房総の鉱泉を巡ってきた。
鉱泉宿は基本的に加熱を要すため、燃料費がかかる関係上入浴料も少し高め。また、事前に連絡などしておかないとこれから沸かしますので…と思わぬ時間を食うことがあるのが、少々痛い。
とはいえ、ここは10時ちょうどに訪問したところ、男女別浴槽のうち男湯のみしか用意されていなかった。
半円形の岩風呂浴槽が一つ。浴槽内より循環湯が投入され、源泉カランも控えめに投入されている。結構熱めに調整されており、寒いこの時期にはよく温まってありがたい。
居合わせた入浴客が先に出たので、独泉。独泉ときたら、源泉カランを全開に捻って源泉を堪能。少々冷たさも感じるものの、この源泉が個性あふれる素晴らしい魅力をダイレクトに主張してくる。
いやはや、こんな温泉不毛地だと思い込んでいた千葉県だが、素晴らしい鉱泉があるものだ。これを機にこの後房総半島にある鉱泉にどんどん興味を持っていったのだった。
浴後女将さんに「いい湯でした~」なんて声をかけると、「ありがとう、入浴客も少なくなって、この年末で廃業することにしたの。昔は湯治に来る人も多かったけど、今ではきれいな銭湯もたくさんあるから、なかなか続けていくのも厳しいのよ。」
いい湯こそどんどんなくなっていくと思うのは私だけではないだろう。もちろん経営的な問題で廃業する宿、また主の高齢化に伴い、後継者がいない場合など色んな理由があるとは思うが、こういった宿がまた一つ消えていくのかと思うと、やっぱり温泉ファンとしては寂しいものだ。
○源泉名 岩婦温泉
○源泉温度 17.9℃
○泉質 「単純硫黄冷鉱泉」
○湧出量 ???
○水素イオン濃度 PH8.0(弱アルカリ性)
○成分総計 522mg/1kg
○温泉利用状況 「加温あり 循環&かけ流し式」
僅かな黄色を帯びた黒湯であり、総硫黄3.8mgの硫黄泉である。源泉カランからは強い硫黄臭にタマゴ味、甘味で弱ツルツルの浴感も匂いも個性あふれる素晴らしい鉱泉である。
敷地内に源泉があり、かつては隣の旅館や近所の家にも配湯しているとのことだった。この湯に今後は入れないのはもったいないなぁとしみじみ…
と思った翌月、再度訪問。まだやってたりしないかな~なんて淡い期待を抱いて訪問したが、明らかに先月とは様子が違う。やっぱり廃業したのか~なんて、前に女将さんに教えてもらった建物の源泉地を確認すると、鉱泉は小川に垂れ流されており、白い湯の花が川に泳いでいた。辺りは相変わらず硫黄の良い香りがする。
本当にこの源泉が使われないのは残念だ…
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